●五感俳句414・暖感5・村上沙央1・2019-01-16(水)
○「暖房や生徒の眠り浅からず」(村上沙央1)
○季語(暖房・三冬)(「今はじめる人のための俳句歳時記新版(角川学芸出版)」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:居眠りなどという生易しい眠り方ではない。机に顔を深くうずめて熟睡している。それは時折音を立てるスチーム暖房の暖かさのせいだけではないだろう。
●村上沙央(むらかみさおう)
○好きな一句「土間といふゆかしき土へ独楽放つ」(『鳴輪』2005)2
○季語(独楽・新年)(→「ふらんす堂」より引用)
【Profile】:1936年岩手県盛岡市出身。1977年職場句会で句作開始。1981年「狩」入会。1988年第10回狩座賞(新人賞)受賞。狩同人、俳人協会会員。岩手県芸術選奨受賞。2001年第22回巻狩賞(同人賞)受賞。狩白羽同人。NHK学園講師。
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