●方法俳句438・オノマトペ60・岡田耿陽1・2019-07-04(木)
○「ぺたぺたと地を打つ鱝の尾鰭かな」(岡田耿陽1)
○季語(鱝・三夏)(「俳句の虫・魚介・動物(創元社)」より引用)※「鱝(えい)」は「赤エイ(三夏)」と判断。【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:海中のゆったりとしたエイの尾鰭の動きとはうらはらに、地上のエイの尾鰭はぺたぺたとせわしなく地を打ちます。
●岡田耿陽(おかだこうよう)(1897~1985)
○好きな一句「漂へるもののかたちや夜光虫」(『汐木』1939)2
○季語(夜光虫・三夏)(→「増殖する俳句歳時記」より引用)
【Profile】:愛知県三谷町(蒲郡市)出身。1926年、→高浜虚子に師事。1932年「ホトドギス」同人。 「ホトトギス」課題句選者。「東海朝日俳壇」及び「朝日俳壇」選者。1942年「竹島」創刊主宰。→正岡子規を中心とする明治俳句資料の収集に努める。
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