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お気入俳人の俳句鑑賞します。
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●技法俳句050・字余り01・津田清子

2011-07-22 01:12:46 | 特集俳句

●技法俳句050・字余り01・津田清子

 

○「紫陽花剪るなほ美しきものあらば剪る」(津田清子01)

季語(紫陽花・夏)

【鑑賞】:この句は紫陽花を剪る、という情念が575の枠内に収まりきれず、字余りの句となってしまいました。「字余り」も俳句技法の一つであるといえます。「剪る」のリフレインも情念の昂まりを助長しています。

 

津田清子(つだきよこ)(1920~2015)

代表句「千里飛び来て白鳥の争へる」02

季語(白鳥・冬)

【Profile】:奈良県生駒郡富雄村生まれ。奈良育英高女を経て、奈良県女子師範二部卒。小学校教員として勤務。戦後、前川佐美雄に短歌を習う。1948年、→堀内薫に伴われ→橋本多佳子の門をたたき「七曜」入会。1949年から→山口誓子にも師事し「天狼」にも投句。1951年「天狼」賞受賞。1955年「天狼」同人。1971年「沙羅」創刊主宰。経て「圭」代表。2000年、 「無方」により第34回蛇笏賞受賞。

津田清子掲載句

03春昼のポスト神父の手紙呑む(春昼・春)〈特集・郵便俳句〉2017/3/31



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