●方法俳句050・断定02・右城暮石
○「青梅の地を真つ直ぐに打ちし音」(右城暮石01)
季語(青梅・夏)
青梅が落ちる音が聞こえました。作者はそれを見たわけではありません。音だけを聞いたのです。しかし、その潔い響きから地に真っ直ぐに落ちたと断定したのです。
○右城暮石(うしろぼせき)(1899~1995)
代表句「金堂の壇にて馬鈴薯を頒つ」02
季語(馬鈴薯・秋)
高知県長岡郡本山町生まれ。関西電力会社勤務。奈良市の山中に住む。俳句は1921年、→松瀬青々の『倦鳥』より出発、戦前『青垣』、戦後『風』同人を経て→山口誓子の『天狼』同人。1956年『運河』を主宰。1971年、『上下』で第5回蛇笏賞。
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右城暮石掲載句
2014/05/23 03滝壷の水柔かく流れ出づ(滝壺・夏)〈特集・言葉(水)〉
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