俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

●五体俳句0118・身体07・佐野まもる・2013-02-26

2013-02-26 00:00:05 | 五体俳句

●五体俳句0118・身体07・佐野まもる・2013-02-26


○「熟睡中より倒るる遍路杖」(佐野まもる01)

季語(遍路・春)

これは夢なのでしょうか、現実なのでしょうか。遍路の疲れで、深い眠りに落ちているなかで、杖が身体から離れて倒れました。まだ遍路は続きます。その杖は離してはいきません。

 

佐野まもる(さのまもる)(1901~1984)

代表句「蟹がすぐ運ぶ遍路のこぼれ飯」02

季語(遍路・春)

徳島市出身。徳島中学卒。官吏生活に入り日本専売公社高知支局長を勤めた。1931年、「馬酔木」独立とともに→水原秋櫻子に従い第1期同人となる。1956年「海郷」を主宰。遍路の句を多く作った。花鳥諷詠を否定し、俳句は現代詩だと主観を重視した。


コメント    この記事についてブログを書く
« ●五感俳句0118・冷感010・榎... | トップ | ●色彩俳句0118・黒010・林田... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

五体俳句」カテゴリの最新記事