俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句0294・亀裂(空間)01・西岡正保01・2016-08-28(日)
○「実石榴にダリの亀裂の走りけり」(『季題別獺祭俳句選集』1998)(西岡正保01)
○季語(実石榴・秋) 「みざくろにだりのきれつのはしりけり」(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:この句から想定されるサルバドール・ダリの作品は「→メイ・ウェストの唇ソファ」(1937)。このソファの唇の亀裂は実柘榴の亀裂ではないか。
●西岡正保(にしおかせいほ)(1918~2011)
○好きな一句「鯉幟一気に空のものとなる」02
○季語(鯉幟・夏) 「こいのぼりいっきにそらのものとなる」(引用同上)
【Profile】:神奈川県出身。→吉田冬葉に師事。「獺祭」主宰。名誉主宰。俳人協会評議員。