俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句0290・再発見010・吉田汀史01・2016-08-04(木)
○「ただ一度蟬の通りし蟬の穴」(『一切』)(吉田汀史01)
○季語(蟬・夏) 「ただいちどせみのとおりしせみのあな」【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:蟬の穴は何度も蟬が通り抜けることはなく、たった一度だけ使用されたもの。この発見は新しい発見ではなく「再発見」といえましょう。
●吉田汀史(よしだていし)
○好きな一句「猿の手の秋風つかむ峠かな」(『浄瑠璃』1988)02
○季語(秋風) 「さるのてのあきかぜつかむとおげかな」
【Profile】:1931年、徳島県徳島市出身。1948年、→今枝蝶人門に入る。1971年、→能村登四郎主宰「→沖」入会、同人。1982年、蝶人の俳誌「航標」を継承主宰。