俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五感俳句0290・質感=重016・稲富義明01・2016-08-01(月)

2016-08-01 04:56:00 | 五感俳句

●五感俳句0290・質感=重016・稲富義明01・2016-08-01(月)
○「蛇遣ひ蛇の重さの箱下ろす」(第28回角川俳句賞受賞作品「かささぎ」50句中の1句)(稲富義明01)
季語(蛇・夏) 「へびつかひへびのおもさのはこおろす」(「俳句201411」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3 →俳人一覧(うえおかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:箱の中に入っている蛇は見えません。しかし蛇そのものを見せず「箱の重さ」だけを示すことにより、蛇のとぐろを巻いた様子が想起されます。

 

稲富義明(いなとみよしあき)(1932~1998)
○好きな一句「ダムの水重たくえごの花匂ふ」(同上)02
季語(えごの花・夏) 「だむのみずおもたくえごのはなにほふ」(引用同上)

【Profile】:佐賀県出身。「かささぎ」50句により第28回(1982年)角川俳句賞受賞。受賞時は「→」所属。

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