俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句0292・骨09・福島せいぎ01・2016-08-16(火)
○「かなかなや身寄り無き骨抱き帰る」(『遊戯(ゆげ)』2013)(福島せいぎ01)
○季語(かなかな・秋) 「かなかなやみよりなきほねだきかえる」(「俳句界201309」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:なかなか経験できる情景ではありませんが、作者が寺の住職だと知れば頷けます。生者が死者にできることの一つが供養なのでしょう。
●福島せいぎ(ふくしませいぎ)
○好きな一句「手焙りの灰美しき山の寺」02
○季語(手焙り・冬) 「てあぶりのはいうつくしきやまのてら」(「俳句界201303別冊「平成名句大鑑」」より引用)
【Profile】:1938年、徳島県徳島市出身。1963年「→風」入会、→沢木欣一に師事。1975年「なると」創刊に同人参加。1989年「なると」主宰。真言宗万福寺住職。「万象」(→大坪景章主宰)同人会長。俳人協会会員、国際俳句交流協会会員。