俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●特集俳句0141・天体(月)10・田村木国・2013-09-27(金)
○「狩くらは大月夜なり寝るとせん」(田村木国01)
季語(月夜・秋)
「天体俳句」のラストはやはり秋の月。「狩くら」は「狩場」のこと。狩りの野宿なのでしょうか。煌煌と秋の月が出ています。明朝の狩りに備えて寝ることにしましょう。
○田村木国(たむらもっこく)(1889~1964)
代表句「月光に一枚白き芭蕉かな」02
季語(芭蕉・秋)
和歌山県生まれ。記者生活40年。→河東碧梧桐に従って新傾向に傾き、その後一時俳句活動を休止。相島虚吼の影響もあり俳句に復活。→高浜虚子の指導を受けホトトギス同人となる。→野村泊月、→皆吉爽雨らと「山茶花」創刊、同人。戦後「山茶花」復刊主宰。