俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句0141・憑依02・湯浅桃邑・2013-09-26(木)
○「月光が憑きて流れてゆきしもの」(湯浅桃邑01)
季語(月光・秋)
前回の「憑依」は→「まくなぎとなりて山河を浮上せる」(斎藤玄)で、作者は「まくなぎ(小虫の群れ)」に憑依しました。今回は月光が物に憑依しています。しかし、その物が何であるかは明示していません。そこにこの句の含みがあります。
○湯浅桃邑(ゆあさとうゆう)(1919~1981)
代表句「つばくらめ空にぶつかりはねかへり」02
季語(つばくらめ・春)
東京品川生まれ。→高浜虚子に師事。「ホトトギス」に拠る。