俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句0105・色01・久保より江・2012-11-28
○「ねこの眼に海の色ある小春かな」(久保より江01)
季語(小春・冬)
今回の色彩は具体的な色名ではなく、なんらかの物の色です。この句では「海の色」。猫の瞳のなかに海の色を見つけました。ぽかぽかとした小春の陽だまりの中です。
○久保より江(くぼよりえ)(1884~1941)
代表句「花の窓冷えびえとある腕かな」02
季語(花・春)
愛媛県松山市出身。→夏目漱石と→正岡子規が一時一緒に住んだ松山「愚陀仏庵」の家主の孫娘。少女時代までその家で過ごした。大阪府立第三高女卒。九州大学医学部教授の久保猪之助と結婚し福岡に移住。虚子門に入って「ホトトギス」同人。