切られお富!

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愛があったNHKのGW清志郎特集

2015-05-10 23:59:59 | カメレオンのための音楽
プレミアムドラマ「トランジスタラジオ」はハズしていたけど、再放送の「ラストデイズ」と「ゴッホを見に行く」「ぼくはロックで大人になった」はいうに及ばず、「SONGS」、「名盤ドキュメント『シングルマン』」と、NHKには清志郎に愛のあるプロデューサーでもいるんじゃないですか。よい番組でした。毎年GWの年中行事にしてほしいですね。

じつをいうと、「シングルマン」はあんまり好きじゃなかったんです、暗いから。でも、最近は初期の三枚、特に一枚目と「シングルマン」をよく聞くようになりました。晩年の清志郎のソロと通じるシニカルさと複雑さがあるんで。あと、ベースが良い!しかし、元メンバーが全然でない「名盤ドキュメント」っていうのがRCらしいですね~。

「ラストデイズ」は勝新の回もよかったけど、太田光に尽きるんじゃないですか。ブロックヘッズのメンバーに向かって「あなたたちは悪影響だった」ってなかなか言えないでしょ。本になるというし、清志郎を語る上で外せない番組、一冊になるんじゃないでしょうか。

ところで、清志郎というと、わたしの中では外せない一冊、というか個人的に座右の一冊といえる本があって、『ロックで独立する方法』という本です。


「自分の両腕だけで食べていこうって人が、そう簡単に反省しちゃいけない」って、名言でしょ。


あと『GATTA』という聞き書きインタビューも面白くて、矢沢永吉の前座でRCが出演した際、「矢沢B吉で~す。永ちゃんは今クソしてま~す」と言って矢沢ファンから大ブーイングを受けた話なんか最高です。

ファッション的にカタチだけロック風な連中は増えたけど、アティチュードがロックな人って、いまやかえって減ったんじゃないですか?だから、毎年GWの各種追悼イベントって、何かを目覚めさせるという意味では重要な感じがしますよ。

ということで、今日もRCの「言論の自由」を聞こう!大音量で、ヘッドフォンだけど(笑)

ラストデイズ 忌野清志郎 太田光と巡るCOVERSの日々
クリエーター情報なし
パルコ


ロックで独立する方法
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太田出版


GOTTA(ガッタ)!忌野清志郎 (角川文庫)
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角川書店


シングル・マン+4
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ユニバーサル ミュージック


初期のRCサクセション
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EMIミュージック・ジャパン
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