切られお富!

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<訃報> マックス・ローチ (ジャズ・ドラマー)

2007-08-19 22:25:06 | カメレオンのための音楽
ジャズ・ドラマーのマックス・ローチが亡くなったそうだ。個人的には、アート・ブレイキーよりローチ派(?)だったわたしとしては、何だか感慨深いんだけど、生年を知って驚いた。1924年生まれ!バド・パウエルと同い年だったんだ~。それじゃあ、大往生かな~。ご冥福をお祈りします。

米ジャズドラマー、マックス・ローチが死去(ロイター) - goo ニュース

今でこそ「クラシック聴いてます」なんて顔をしているわたしだけど、二十歳ぐらいのときはひたすらJAZZに明け暮れていた!

というのも、バイト先で知り合ったひとがJAZZとSF小説に詳しくて、いろいろ教えてもらったのがきっかけ。(師匠、ブログ読んでくれてますか?)

JAZZではセロニアス・モンクにすぐはまり、SFの方ではJG・バラードやスタニスワフ・レムの本を紹介してもらったけ。(因みに、わたしはお返しに、マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルやアル・グリーンのCDを貸してあげたんじゃないかな。まあ、当時はこういう趣味だったんです!)

話をマックス・ローチに戻すと、別にアート・ブレイキーが嫌いなわけではなくて(「モーニン」口ずさめるし~。)、何だかんだで、サザンソウルよりノーザンソウルの好きなわたしにとっては、マックス・ローチのドラムの音の方が、とてもしっくりきたというだけのこと。

代表的なアルバムということで言うと、普通はクリフォード・ブラウンとのものを取り上げるのだろうけど、極々個人的な趣味でいうなら、やっぱりセロニアス・モンクの『ブリリアント・コーナーズ』に止めをさす。あと、ソニー・ロリンズの『ワーク・タイム』というのも、有名な「サキコロ」こと『サキソフォン・コロッサス』より好きでしたね。

もちろん、チャーリー・パーカーとのアルバムだってあるけど、今のわたしにはちょっと聴く体力はないかな~。

冒頭で早世したバド・パウエルのことを書いたけど、そもそもチャーリー・パーカーやクリフォード・ブラウン、バドの弟リッチー・パウエルなど有能な共演者たちが早死にしていくなか、ローチってあくまで正気だったというのか、どっしりとしたドラムに市民活動家としての活動など、花火のような天才ジャズミューシャンとは違った足跡を残した人として記憶されるんじゃないでしょうか。

だから、やっぱり大往生ということでいいんじゃないかな?

クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ+2
ブラウン=ローチ・クインテット
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ブリリアント・コーナーズ
セロニアス・モンク,アーニー・ヘンリー,クラーク・テリー,ソニー・ロリンズ,オスカー・ペティフォード,ポール・チェンバース,マックス・ローチ
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ワークタイム
ソニー・ロリンズ,レイ・ブライアント,ジョージ・モロウ,マックス・ローチ
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(参考)
Moanin'
Art Blakey & The Jazz Messengers
Blue Note

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