1961年の2月1日といえば、「風流夢譚」事件のあった日で、今年で55年になるんですが、どこかで語られたりするんでしょうか?作家深沢七郎の小説が皇室を侮辱しているとして、出版社社長の家に右翼少年が押し入り、家政婦を殺害した事件。タレントの不倫問題(?)よりよっぽど語られるべきだと思うんですが・・・。問題の小説「風流夢譚」も電子書籍化されましたしね。
犯人だった当時の少年はその後消息不明なんだそうですが、生きていたら、今の右傾化社会をどう思ったんだろうと思います。
というのも、わたしが関心を持つのは、昭和34年の皇太子ご成婚を受けてか、昭和35~36年にかけて、深沢七郎のこの小説、三島由紀夫の「憂国」、大江健三郎の「セブンティーン」なんかが発表されたという時代の空気と、この事件をきっかけに急速に萎縮に向かった言論界の方ですけどね。
で、結局話題が何であれ、簡単に委縮するとか、なかったことのようになってしまうとかが一番まずいんじゃないでしょうか。だって、皇室みたいなデリケートな話題じゃなくても、誰も発言しないとかって現象が普通にこのひと月の間起きてしまうって、ビックリですからね~。
ということで、興味のある方は読んでみたらいかがでしょう。よいと思うか思わないかは自由。でも、書いて発表する自由くらいはあると思いますよ。
・『風流夢譚』 深沢七郎 著(わたしが昔書いた感想)
犯人だった当時の少年はその後消息不明なんだそうですが、生きていたら、今の右傾化社会をどう思ったんだろうと思います。
というのも、わたしが関心を持つのは、昭和34年の皇太子ご成婚を受けてか、昭和35~36年にかけて、深沢七郎のこの小説、三島由紀夫の「憂国」、大江健三郎の「セブンティーン」なんかが発表されたという時代の空気と、この事件をきっかけに急速に萎縮に向かった言論界の方ですけどね。
で、結局話題が何であれ、簡単に委縮するとか、なかったことのようになってしまうとかが一番まずいんじゃないでしょうか。だって、皇室みたいなデリケートな話題じゃなくても、誰も発言しないとかって現象が普通にこのひと月の間起きてしまうって、ビックリですからね~。
ということで、興味のある方は読んでみたらいかがでしょう。よいと思うか思わないかは自由。でも、書いて発表する自由くらいはあると思いますよ。
・『風流夢譚』 深沢七郎 著(わたしが昔書いた感想)
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『風流夢譚』事件以後 編集者の自分史 | |
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一九六一年冬「風流夢譚」事件 (平凡社ライブラリー (158)) | |
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