至福の瞬間。

酒と肴の旨い日々。

ブロシェット。

2009年02月16日 | 未整理。
その日は奇しくもバレンタインデーでした。

重要な買い物を済ませて、かねてからいくことになっていた赤坂の串焼きワインバー(?)ブロシェットへ。

まずはシャンパンで乾杯。

ジャック・ド・フランス
Jacques de France

アミューズはマリナード。
色鮮やかで酸味のあるアミューズで食欲増進。

オードヴル・ヴァリエは以下の通り。
かぼちゃのテリーヌ
根菜のピクルス
ブランダード

こちらも色合い、味わい、歯ざわりがまちまちで、これからのお料理への期待が高まります。

白ワインは大岡さんのヴィオニエ。
Le Canon Viognier

相変わらずのドにごりで相変わらずの果実味。
香りも味もふくらみがあって本当に美味しい。

でお料理は、最初っからブーダン・ノワール。
ローブリューに比べて中身がやわらかいし香辛料もきいてるんだけど、これもこれで旨い。
聞けばコーンスターチのような固める材料を控えてるんだそう。
今度は赤を飲みながらたべたいな。

続いては生ハム。
北海道産という生ハムは、半冷凍の状態でテーブルへ。
これが絶品...。
半冷凍が口の中で溶けると同時に、ハム自体も溶けていく感覚。
脂はしつこくないのに旨味はキッチリ伝わってくる逸品。

続いて本題の串。
ホタテは、肝と貝柱の二本立て。
炭火でじっくりと焼き上げたホタテは、ジューシーで甘い。
肝も臭みのかけらもなくてミルキーな旨味が口中に広がる。
特別に用意してもらった貝のヒモの串も心地よい歯ごたえと磯の風味であっという間におなかの中へ。

第一のお野菜の串はトマト。
赤と黄色のトマトは酸味と甘みのバランスがよくて、備長炭の遠赤外線効果で中までアツいのも気にせず食べてしまう。

この辺でワインも白から赤へ。

赤はお気遣いいただいて用意されたワイン。
スーテロンヌ エルヴェ・スオー
La Souteronne
その昔、私がお店で働いていたときに大好きだったワイン。
ガメイ100%なんだけど、ローヌとは思えないくらいやさしくてやわらかくて、難しい話なんてどうでもよくなるふにゃふにゃワイン。

そして串もお肉へと推移。

砂肝のコンフィは砂肝が苦手な人でも食べられるとのことですが、砂肝が大好きな私たちにとってももちろん幸せの一串。
プリッとした歯ざわりの砂肝からジュワっとあふれる旨味肉汁。
鼻息あらく平らげました。

パールオニオンとベーコン串を挟んで霧島豚。
ソムリエールの方が最近中央葡萄酒で剪定に参加されたそうで、その戦利品のぶどうの枝も使って焼き上げてもらいました。

木の枝の焼ける香ばしい薫りに包まれたやわらかい霧島豚は、ホントに豚っておいしいよなぁ、と改めて感じさせてくれるとともに、仕上げの幸せをもたらしてくれました。

ここらでスーテロンヌをお店の人と分かち合って、シェフが寝かせておいた2008ヌーヴォーも抜栓。
そのあとシェリーと、中央葡萄酒のベリーAジュースまでご馳走になっちゃって、もうふらふらで家路につきました。

お昼の買い物も夜のご馳走も本当に楽しかった。

幸せな、そして大切な一日でした。

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