至福の瞬間。

酒と肴の旨い日々。

ココ・ファーム vol.1 。

2007年10月10日 | ワイン。
10月6日は、日本酒造りの美醸会で稲刈りが行われました(参加した皆さん、お疲れさまでした)。

そんな中、私は仕事で残念ながら参加できず…。
無念。

てなわけで、悔しかったので明けた日曜日に稲刈りの代わりに以前から行ってみたかった栃木は足利市にあるワイナリー、ココ・ファームに行ってきました。

詳しくはココのサイトを見て欲しいんですが、もともとはハンディキャップのある方々のための施設、こころみ学園が母体です。

そこの方々が畑を開きブドウの苗を植え、多くの努力をなしながら樹を育て収穫を行い選果し、醸造を経てワインが作られます。

一文でずらっと書いてしまいましたが、コレは本当に大変なことです。
こころみ学園の皆様を始め、このワイナリーに携わるすべての方々に頭が下がる思いです。


ワイナリーに着いてまずは、あらかじめ予約しておいたランチをいただきました。

ココ・ファームが誇る数々のワインとそれに合わせた料理をいただく、何とも幸せなコースです。

テラス席からは急斜面に開かれたブドウ畑が上まで一望できます。
写真はその写真です。
ちなみにワインも料理も撮り忘れました。がっつき過ぎ・・・。

いただいたワインは以下のとおり。
1.NOVO1995
2.農民ブラン
3.甲州FOS
4.秋のロゼ
5.赤ワイン(カベルネ、メルロ、タナ、ノートンのセパージュだったんですが名前を忘れてしまいました・・・不覚)
6.タナ・ノートン
7.ロバの足音

スパークリングのNOVOはシャルドネ、リースリング、ピノを110ヵ月(!!)熟成させた後、シャンパーニュと同じく瓶内二次発酵させたワイン。
色がとても濃く泡立ちもきめ細かく、香りも複雑で旨味を湛えたドライな飲み口。
間違いなくココ・ファームを代表するキュベだと思う。
グラスで出していいのかな、これ…。

甲州は白ブドウを赤ワインのように長期間、スキンコンタクトをしたとかで、ロゼみたいな色合い。
色合いのとおり白ワインなのに少しタニックでおもしろい!

赤は両方ともタナ入り。
南仏マディランで育つタナ種が、足利でも真っ黒な個性を発揮しているのがなんだか不思議な気分。
でも甘やかなタンニンはとてもなめらかでおいしい。

お料理はワインに合わせて
アミューズ
野菜のスープ
フロマージュ盛り合わせ
大根とからすみ(ボッタルガ)のサラダ
那須豚の西京焼きと焼きしいたけ
栃木和牛のステーキ

どれもおいしいんだけど、一番印象に残ったのは豚のガルニチュールで出された椎茸。
オリーブオイルと柚子胡椒で味付けされているものの、噛むごとに口に広がる香りと滋味深い味わいはホントに驚き!
きけば、こころみ学園の方々が、山中で原木栽培されているとのこと。
あまりにおいしかったので、お土産(自宅用のね)に買ってしまいました。


あまりにこのランチを満喫しすぎて、そのあとに予定していたワイナリー見学ツアーの回をずらしていただきました。

ちなみにこのカフェ、美醸会でムチャクチャお世話になっているひっひーさんの妹さん(しかもひっひーさんに激似!)がいらして、
食べるのに夢中でまわりが見えてない私たちをとてもあたたかくフォローくださいました。
混み合っていて忙しい中、本当にありがとうございました。

大満足のランチでした。


さて、次はいよいよワイナリー見学の話をアップしまする。

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