至福の瞬間。

酒と肴の旨い日々。

アンリ・ミラン。

2010年01月25日 | 未整理。
年明けにめでたげな報告がありました。

群馬に住む私の友達が、彼女と同棲を始めたとのこと。

以前、うちの妻も含めて4人でワインを飲みに行ったことがあるので、お祝いにワインを贈ることにしました。

以前から気になっていたワインを買ったのですが、飲んだことないワインをプレゼントするのも無責任な話なので、飲んでみることにしました。

・・・。
平べったく言えば、プレゼント用に買ったワインを飲んでみたくなっちゃってあけちゃったわけです。

アンリ・ミラン
レ・ボー・ド・プロヴァンス 2004

南仏プロヴァンスでもマイナーなアペラシオンで自然な造りを貫く生産者です。

たしか、一時プロヴァンスに住んでた新井順子さんが見つけて日本に輸入しはじめたハズ。

ちなみに現在のインポーターはディオニーです。

色合いは濃ゆいです。
まぁ濃いブドウのオンパレードだし。

で、がっつりしたタンニンを予想して飲むと、肩透かしを喰います。

かなり甘味が強いです。
タンニンのこなれた甘さにつるんとした飲み口。

酸味はあんまりないですね。全体的にゆるい癒し系ワイン。

なんだかんだで嫌いじゃないです。

というか、結構万人受けするんじゃないだろか。

そんなわけで、このワインをプレゼントすることにしました。

もちろんもう一度買い直しますよ。

スグレモノのロブレモノ。

2010年01月14日 | ワイン。
2009年末に忙しかった自分へのご褒美(自分には甘い私)と
2009年に映画100スクリーンをみごと達成した
我が家のシネマフリークの偉業を称えてあけました。

ロブレ・モノ
ヴォルネイ サントノ 2002

ロブレ・モノはなんだか地味な作り手。
インポーターもよく知らないところだし。
店頭でもあまり見かけません。
アペラシオンもヴォルネイばかり。

でも以前飲んだタイユピエがおいしかったのでサントノも飲んでみたかったんです。
ヴォルネイはなんだかんだ言って好きなんです、私。

私の中でサントノといえば、コント・ラフォンのサントノミリュー1998。
鈍器で頭を殴られたような旨さでした。
新宿の房'sであけて、赤ワインが苦手だった友人をピノの虜にしたワインです。

で。

このロブレモノのサントノも旨かったです。
華やかさはあまりないですが、しみじみとした旨さがにじみ出てきます。
タイユピエの方が感動の振れ幅は大きかった気もしますが
それでもさすがの一本です。

実直な作り手の真心こもった一本。

セシル・トランブレイと離婚したロブレモノですが
そのおいしさにブレはありませんでした。
ってよく考えたら2002年は結婚前じゃねーか。

これからも応援してますよ。

30歳とシャソルネイ。

2010年01月04日 | ワイン。
なんだか30歳になってしまいました。

めでたいんだかめでたくないんだか。

でも振り返れば楽しい20代でした。
いろんな人と出会えたし。
いろんなお酒も飲んだし。
いろんなことを体験して。
かけがえのない10年間です。

そんな20代に別れを告げて30代に入る。
そんなときに何を飲もうかと思ったわけですよ。

シャソルネイにしました。

ニュイサンジョルジュ クロ デ ザルジリエール 2004

シャソルネイのフラッグシップです。

で。

かなり期待してたんですが、あけたのがちょっと早かったのかな。
ちょっと硬いというか、開ききらなかった感じがします。
旨いんですけどね。もう一声欲しかったのは事実。

翌日、デキャンタの底に残ってたわずかなワインの香りを取ったら
無茶苦茶花開いてました。
やっぱりちょっと早かったんだな。

何事も焦るな、という30代に向けての教訓とします。