うんこのけむり

要点だけ言います。ただ、テストには出ません。

俺には『行列に並ぶ奴』には決して見えないものが『湯気の向こう』に見えている。

2009-06-03 | Weblog
こんばんは。

『アメリカ人だとしたら名前はなんか『ボブ』って感じだよね!」と通算206回言われた事のある木村です。

早くも3日目です。こうも『うんこ』ばかりしてたんじゃ体が持たないってのが本当のところと言いたいところですがこの『期間限定』っっちゅう響きによいよ漫画喫茶にまで出動する始末。

まあ要するに結局『自分が望むうんこ』が出来るなら『便器』なんか関係ないってことでしょうな・・・。。。


さて折り返しの3日目に書きたいのは。



・・・・・の前に。これは別にむかつくとかその人の価値観とか趣味を否定するものではなく。あくまで俺個人の価値観として書いておこうと思ったわけ。

まあ『自己中』でも再三言ってきたことだけどね。


俺はどう考えても


『行列の出来るラーメン屋に並んでまで食うやつの気がわからない』のです。

うん。

まあね。『じゃあ。なんでお前はパチンコしよるん?』って言われてるのと一緒ですから。返す言葉もなくなりますけど。

ほら。よく言うでしょ?

売れなかった芸人さんがひとつの『サクセスの証』として『どんな店に行っても価格を気にせず注文できるようになった』ってやつ。


ああいうのはまだわかるんですよ。


一人前ウン万円もするようなコース料理をなんの躊躇もなく食えるようになるっていう『感覚』。それはわかる。

だけど言っちゃ~なんだけど『たかがラーメン』ですからね。俺から言わせりゃ。


昔。横浜の『ラーメン博物館』なるものに行かされましてね。今でも覚えてますよ。かなり腹が減ってる中。1時間近く待った気がする。俺は何回も外に出ようとしたんだけどね。

ツレがど~してもっちゅうから待ったんだけどね。

別に対して美味くは感じなかったし。そら腹減っていたからぺろりと食ったけど。


正直俺の食った後の満足感はそこらへんの定食屋で腹いあっぱい食った後となんら変わりはなかったし。


これをそのラーメン屋がたいしたことないからとか。俺の味覚がおかしいからって言うのはホント筋違いでね。

あんなもんは要は『趣味』なんですよ。『趣味』。『行列してまでラーメン食う』っていう『趣味』ね。

だから俺はそれを『悪趣味』と言ってるのではなく。

パチンコしない人がパチンコする人を『あんなもんくだらない』って言うのとなんら変わらなくてね。


俺は一人暮らしが若い頃から長かったせいかとにかく『人が自分のために飯を作ってくれる』っていうその『感覚』がたまらなく嬉しくてね。

そんなもんなんだって『美味く』感じますよ。

だって『ご飯が食べられる』んだからね。そこですよ。俺あたりの『基準』なんてね。


だからね。俺ほんっと思うんですよ。

あの~テレビでもなんでもいるでしょう?まあ身近なとこにでもいますよ。タツヒロもそうなのかな~?わかんね~けど。


な~んかこう『批評』みたいな事する奴いるでしょう?


『あそこのスープは鶏がらがど~で~』だの。


『俺は味噌味なら○○でしか食わないね!』とか。


そういうこという奴に限ってね。大概『こちは客なんだぞ!!』っていう姿勢の奴。多いんですよ。

店員とかにやたら威張っちゃう奴とかね。『俺ちょっとわかってるよ』的な空気出しちゃう奴とかね。もちろん全部じゃないけどさ。

も~あんなん最低でしょう?

ラーメンの味わかってても『人として』な~んもわかってないみたいなね。

『同じ金払うなら美味いもん食いたい』とかね。わからなくもない。わからなくもないんですよ。だけどね。なんか違うんですよ。俺から言わせりゃね。



俺の後輩のマサキはよく俺を都内の有名店に連れて行ってくれるんだけどね。あいつは俺の性格わかってるから。

行くときは必ず高速だし。あまり混まない深夜に行くし。(だから太るんだけど・・・。)

俺にとって『ラーメンを待ってまで食う』なんて行為は『ロスタイム』以外の何者でもないからね。

俺のそういうトコわかってくれてる上で誘ってくれるマサキには『大変よく出来ました』のハンコをあげたいよね。


あれってなんなんだろうね?

俺が思うにある種『ステータス』っちゅうか。『ブランド』っちゅうかね。そんな風にも映りますよね。

『美味いラーメン屋を知ってる』っていうブランド。


なんか『そういうノリの子』ならそれで口説けちゃうような空気ありません?ね~か?(笑)


ブランド物のバッグを持つ事にある種のステータスを持つような。そんな感覚なんじゃね~のかな?



俺は思うんだよな・・・。。


そんなんじゃね~と思うんだ。本当に『美味いもの』って。スープの何がどうとか。麺がどうとかじゃなくてさ。


俺高校の時に行ったラーメン屋があってね。初めて行ったんだけど。


そこで俺は『ラーメンの大盛』と『チャーハン』食ったんだけど。そしたらカウンターの隣でおっさんが一杯1200円するラーメン注文して。すっげ~デラックスで。

しかもそのおっさんそのラーメン残して帰ってね。

何だろう?俺そん時絶対叶えたい目標があって。なんかしんないけどあの『おっさんが残したラーメン』見ながら思ったんだよな。

『目標を達成したらあのラーメンを食いに来よう』って。


それから1年半経って。俺目標達成して。2000円入った財布持ってそのラーメン屋行って。1200円のラーメンとチャーハン食ったんだよね。

もう味なんか何味かもわからないよ。涙が止まらないの。嬉しくて。

ほんっと美味かった。味がわからないのに美味かった。


そういうもんだと思うんだ。俺は。

たまたま俺のその出来事がラーメンだったから。


なんだろう?ああいう行列とか見ちゃうと嫌悪を抱くのかもしれないけどね。


もっとこう『好きなものが食える喜び』っていうのかな?そういうのわかってる?って聞きたくなっちゃう時があるのは事実だよな。


まあホント『人様の趣味』だから。なんも言えないからこそ『人の便器』で話してるんだけど(笑)


まあ自他共に認める『ラーメン好き』のタツヒロだけど。あいつに一回『美味い店がある』って連れて行ってもらった店があって。

古びた店内に小汚いテーブルが並ぶ店だった。


時間も半端で客は俺ら以外誰もいなかった。


食ったらホントに美味くて。なんだかすげ~食ったな~って気持ちになったの覚えてる。たしか平日の昼間だったよ。


なんでそんなに美味かったかは今でもよく覚えている。


あの頃。俺は仕事がまったくうまくいってなくて。毎日毎日嫌な事ばかりで。だけど俺こんなんだから誰にもそんなこと言わなかったし。

だからその日仕事サボってたまたま休みだったタツヒロに会いにいったんだよ。


そんな時にタツヒロと食ったラーメンだったからだと今でも思ってる。


ど~した?とかなにやってんだ?とか。一切なし。くだらない話してラーメンすすったのは覚えてる。


そう。だからあのラーメンは。


美味かったんだ。


俺はそんな『俺にとって何よりも美味いラーメン』を知ってるから。有名だか汁だか麺だかが美味いんだか知らないけど。

『行列のできるラーメン屋』とか胡散臭く感じるんだよね。


もしあの時。タツヒロと一緒に食ったラーメンが『カップヌードル』だったとしてもきっと。今でもその『カップヌードル』を日本一美味いラーメンだったと言うだろうね。


その丼から沸き立つ『湯気』の向こうに『何』を見る?


ただそこに『自分にしかわからないもの』とか『生涯の友』とか。『愛した女』とか。



そういった物を『見れる』なら。


きっと俺が作った『サッポロ一番』でも。


今度守谷に出来るとかタツヒロが言ってた『ジロー』(?)とかいうラーメン屋より美味いと思うよ。


っつうか早く『美味い』と思えるようになれよ。っていう話だよね。



っちゅうわけで。



また明日!