まったりチェロ日記

主にチェロの備忘録です

アマチュアの限界

2014-01-18 10:54:49 | レッスン
先週(だったかな)友人の師匠の師匠が開催しているチェロ勉強会(発表会ではなくて勉強会と位置付けている)を
聴きにいった。毎年この時期に開催していて、3年ほど続けて聴かせてもらっている。

プログラムはコンチェルトとバッハの無伴奏が多かった。
前半は大人のアマチュア。後半はたぶん音高生か音大生か受験生。

みなボウイングがきれいだ。社会人の方も左手がよく動く。
自分がよく指摘されるシンクロの問題(速くなると左と右が合わなくなってしまうのだ)
もなく、演奏される。うまいなあ。

と感心している間に後半の学生が弾きだした。

明らかに前半の方の演奏と鳴りが違う。
前半の方と曲が同じだったので、よけい比較できたのだと思う。

学生の部一人目と二人目は弓の種類が違うようで、一人目の方の弓は
かなり発音がよい。音の立ち上がりがクリアだ。

二人目の方の弓は私のとタイプが似ているように感じた。音が飛ぶまで若干
時間がかかる。

全く違うタイプの弓でバッハを聴いたのは面白かった。
発音がいいほうが弾きやすそうだった。

ところで、アマチュアとの音の違いを聴いて
腕の重さに原因があると思ったが、先生によるとやはりそうで、
大人の場合は左は練習次第でどうにかなるが、学生とくらべると右を習得するのは難しいとのことだった。

レイトスターターのアマチュアの限界を感じた。

大人の場合、聴かせられるレベルで弾けるようになる曲を選んだほうが費用対効果はよいのだろうが、
アルペジオーネを教えてほしいのも事実。

ただ先生の方針は一つ目。「どうして、みんな難しいのやりたがるのかなあ~」って、
アマチュアの気持ちがわかってない。
アルペジオーネやドボコンにあこがれて始めるんだから。

最新の画像もっと見る