八島ビジターセンター

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こどもたち

2012年07月09日 | Weblog

フキバッタの仲間のこども

先日の記事でタヌキの親子をご紹介しました。子タヌキはころころしていてかわいいですね^^。
いま、八島湿原には「こども」がたくさんいます。子タヌキにはなかなか会えませんが、ちょっと視点を変えると「こども」たちに出会えます。木道わきの草むらをのぞくと・・・フキバッタの仲間のこどもがいました!アザミの蕾にしがみついています。成虫よりも頭でっかちでコンパクトな体つきです。じっとして動きません。なにか一生懸命考えているように見えます。雨に濡れたアザミでのひとコマでした。



かわいい(?)こどもならまだいます。お次はドクガの仲間(おそらく)クリーム色の毛に全身を覆われていますが、それだけではありません。角のように見える長い毛を持っています。まるで触覚!落ち着かない様子で葉っぱの上をもそもそ動いていました。



ドクガの仲間には前に書いたように角のような毛を持つものがいます。よく木道などで出会うのが写真のドクガの仲間。マメドクガでしょうか。私の気配を感じてか、うつむいて動かなくなってしまいました。


哺乳類のこどもは親に守ってもらうことができますが、虫のこどもの多くは孵化したあと親に守ってもらうことはありません(子守をする虫もいますが)。虫のこどもたちは生まれたばかりにもかかわらず、自分の身を自分で守りながら生きていかなければいけません。今回ご紹介したこどもたちは八島湿原に住むこどもたちのほんの一部です。この何倍、何百倍、何千倍かもしれませんが―のこどもたちが木道から見える範囲の草原なんかで懸命に生きているのです。





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