八島ビジターセンター

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動くイブキトラノオ(虫の話です)

2010年08月09日 | Weblog
           
もう時期は過ぎてしまいましたが、霧ヶ峰にはイブキトラノオという植物が生えます。上はその花の写真。小さい花がいくつもあつまっています。



実は昨日、そのイブキトラノオが地面を這っているのを見てしまいました・・・。
下の画像がその様子です。

(見たい方は下の画像をクリックしてください。人によっては刺激の強い写真かもしれません。虫の写真です



はい、毛虫に白いものがいっぱいついています。
なんだろうと思ってくわしい人に聞きました。

コレ、コマユバチというハチの繭なのだそうです。コマユバチが毛虫に卵を産みつけ、毛虫の体内からコマユバチの幼虫が脱出して繭をつくったところだそう。
私が見たところ、繭はほとんどが空。もうハチが羽化したあとだったのです。
びっくりするのは、まだ毛虫が生きていたということ。体内からコマユバチの幼虫が毛虫の皮をやぶって出てきてるはずなのに、毛虫生きてる!動いてる!


非常にショッキングな光景で直視し辛い状況だったのは確かですが、恐怖心よりも好奇心が勝ったので写真と動画を撮りつづけました。
いくら「うわっ気持ち悪っ!」って思っても、この方法をとっていままで生きてきた種がいるということが、なにより面白くて興味深かったのです。

面白い。ちょっとびっくりしましたが、発見したときに奇声は発しませんでした。

お盆の帰省ラッシュの時期に寄生バチの話ですみません。自主規制・・・・・・・・。
(一部ネタをお借りしました)



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