変わり者

こんにちは。

八島湿原は、多くの植物が葉や種を落として秋らしい風景になってきました。
ススキの穂が太陽に照らされて、キラキラと輝いています。

今朝、静かな湿原を歩いていると、ミズナラの太い枝になにやら茶色いものがくっついているのを見つけました。



近づいてみると丸っこいものがちょこんと乗っています。
最初は動物の糞なのかなと思いましたが、実はこれ「ホコリタケ」というキノコの仲間です。

キノコというと、シイタケとかマツタケ、ブナシメジ・・・、の様な形をイメージするかと思いますが、それらとは全く違う姿をしています。
私も初めて見たときはキノコとは信じられませんでした。
それでも、れっきとしたキノコなのです。

ホコリタケの側面をよく見てみると、小さな穴が開いています。この穴から胞子を飛ばすのだそうです。

飛ばし方も変わっていて、雨粒を利用して胞子を飛ばします。
指で軽く押してみると、勢いよく胞子が噴き出します。雨粒が落ちた衝撃で飛ばしているんだそうです。
キノコの世界は奥が深いですね。調べてみると、面白いことばかりです！

秋は紅葉やススキも綺麗ですが、秋といえばキノコです！
そんな、奥が深いキノコにも目を向けてみてはいかがでしょうか。

（西）


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