森の案内人？

八島湿原から流れ出る水は観音沢となって森の中を流れていきます。
穏やかな青空のもと、その観音沢へ向かう道でアカハラに出会いました。

アカハラは散策路を歩きながら虫を探して食べています。私が近づくと早足で前に進み、一定の距離を保ったまま、道に忠実に前へ前へ…。なんだか私を先導してくれいているようです。ササやススキの生い茂る草原よりも地面が露出する散策路の方が獲物を探しやすいのでしょう。


観音沢へ向かうルートには人の気配がなく、ヒガラのツピチーツピチーという美しい声を聞きながらアカハラ案内人の後を追っていると、私も大きな自然の輪の一員になれたような・・、あるいは動植物が主役の神話的な世界に入り込んだような気持ちになりました・・。


沢沿いの苔むした岩の上には、小さなヒメイチゲやコキンバイが春を告げています。


昨年のミズナラの枯れ葉の間から・・・。
　　　　　　　　　　小さくとも、生きる姿は力強いですね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　み


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