八島ビジターセンター

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開花情報 初夏

2007年07月19日 | Weblog
梅雨の空は相変わらずぐずぐずしておりますが、湿原周辺には夏のお花が日に日に増えてきています。八島ヶ池周辺で目だってみられる花の開花情報をお伝えします。

今、見ごろの花は、ニッコウキスゲ、ノハナショウブ、ハナチダケサシ、ウツボグサ、ハクサンフウロ、オオカサモチ、トキソウ、キリガミネアキノキリンソウ、イブキトラノオ、カラマツソウ、などなど

現在つぼみが目立ち、今後増えてくる花は、ヤナギラン、クガイソウ、ノアザミ、ヨツバヒヨドリ、ノリウツギなどがあげられます。

写真はヨツバヒヨドリ。
その昔、枯れた花や草を火種として「火を取った」ことから「ヒヨドリ」という名がつきました。よく似た語源を持つ植物に秋に咲く「ボクチ」の仲間があります。「ボクチ」は「火口」と書き、やはり草を火打石から火を移し取る道具として利用したそうです。この仲間で霧ケ峰には「ハバヤマボクチ」というのがあります。「ハバヤマ」とは葉っぱの場所の山と書き、草刈場のことを意味します。

僕はこれらの由来や感じがとても好きです。火を取ってヒヨドリ。火の口でボクチ。ついでに草刈場に生えるのでハバヤマボクチ。昔の人々の生活を感じることの出来る風情ある名前たちです。

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