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クルシャの天地

クルシャ君、歯茎から血を出す




猫時計のしっぽを狙うクルシャ君でしたが、構わずに放って
おいたところ、やがてイタズラしなくなりました。






イタズラに対する対処の方法はいくつかあるようですが、飼主はいくつかの
方法を使い分けるなどという難しいことはできませんので、
ただひとつ、やってはいけないことだけしっかると守ることにしています。









それは、イタズラしたときに決して騒がない事。


猫がイタズラする動機の大半は、構って欲しい振り向いて欲しいできれば
高い声でも上げて見詰めてくれて手を伸ばして、追いかけたりもして欲しい
といったことであります。

きゃーやめてやめてだめでしょ、とか、おいこらやめんか、と声でも掛けて
立ち上がりでもしようものなら、イタズラ猫の願いが叶った事になるのです。


そうか、とイタズラ猫は思います。同じ事をすればまた自分に振り向いてくれる構ってくれる
追い掛けてくれたり、おもちゃで気をそらそうとしてくれる。そしてまた同じイタズラをする
のです。イタズラすれば、願いが叶う。そういう経験を繰り返して学習させてはいけません。

味噌汁ひっくり返したりしても、淡々と処理をし、イタズラ猫に構ってはいけません。
叱ることがご褒美になる場合があるからです。


構う時は穏やかにしていて、帰宅時に玄関に迎えに来てくれたり、呼んだら飛んできたり
してきた場合でしょうか。

大事な書類の上を濡れた足で猫が歩いていても、平然としましょう。
また同じ事をやられない為にです。
イタズラ猫はヒトの様子の細かい変化までじっと観察して、自分がナニをすればヒトがドウ
動くかを常に見ています。







でも、こういう場合どうしましょう。

クルシャ君が引き出しの縁を噛み込んでいます。かなりしっかり噛んでます。









なぜ噛むのか、噛みやすいから噛んでいるだけなのか。

クルシャ君が去った後に、彼が噛み込んでいた箇所を見ると、血が。
血が着いています。











そういえば、クルシャ君の乳歯が生え変わる時期です。

まだ子猫なのです。

幼い時にそろった乳歯を獅子頭(ししがしら)みたいに見せながら、
飼主の腕をがっちり噛んでくれたことが忘れられません。










歯茎から血を出している。
ということは、ある日掃除していてクルシャ君の小さな乳歯が落ちているのを発見
する日も近い、ということです。











乳歯が生え変わる時に、なんだかむずがゆくなるので、あたりを噛みちらすことがある
などと子猫の育児書に書いてあります。








クルシャ君なりに、乳歯を外そうとでもしているのでしょうか。








飼主はとりあえず、歯の妖精でも呼び出して、よろしく伝えるべきでしょうか。

糸で乳歯を巻いて、一、二の三で引っぱるからね、と我慢させておいて最初の一で
強烈に引き抜いてやるべきでしょうか。

抜いた歯をどこかの屋根に投げる、とか。










きっと自然に抜け落ちるのでしょう。
それにしても、クルシャ君のことだから、抜け落ちた乳歯を転がして遊び回り
そうです。あるいは呑み込んでしまうかもしれません。











そうすると、飼主はクルシャ君の乳歯を記念に保管しておくことができなくなります。









まあ、クルシャ君の乳歯なんてあったところで、どうせ引っ張り出して眺めたりも
しないのでしょうけどね。








それは、本物がいつも目の前にいるから。
とれた乳歯よりも、きゃふきゃふのクルシャ君を見詰めて過ごします。










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