(仮)日本共産党 松戸市議会議員 うつの史行のブログ

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保育所での積算放射線量

2011-11-16 21:39:58 | 議員活動
「松戸の未来を取り戻す会」(通称:MMT)のブログはこちらです。
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松戸市の放射線レベルのライブ配信はこちらです。

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測定結果地図へのリンクを変更しました。こちらをご覧下さい。
これはgooglemapに各自治体が公表した測定値をプロットしたもののようです。(私が作成したものではありません)

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保育所に掲示されていました・・・見逃してました。



12日間で24μSvということで、年間0.73mSvになるとのことです。
年間目標値:1.64mSvと比較して「およそ45%」という結果です。
ただ閉所時間帯は室内での測定とのことですから、木造住宅に住んでいる場合などはもう少し高くなると思われます。
こうして積算数値になって公表されると分かりやすくていいですね。

・・・ただし、これは突っ込みどころが2点あります。

(1)まず、年間目標値:1.64mSvが「誤り」であるという問題です。
これは私が9月議会で少し指摘をしていますが、いまだにこの数値が目標になっているのはヒドイ話です。
松戸市の積算方法できちんと計算した場合、「正しい年間目標値」は約1.384mSvになります。(汚染分1mSv+自然放射線量0.384mSv)
すると、年間0.73mSvという数値は「1.64mSvのおよそ45%」ではなく「1.384mSvのおよそ53%」が正解です。

(2)もう一つ、国が示した年間1mSvとなる時間あたり線量は0.23μSv/hですが、そのうち自然放射線量が0.04μSv/hとなっているという問題です。
松戸市は年間の自然放射線量を大地0.34mSv、宇宙0.3mSvの合計0.64mSv(640μSv)ととして計算しています。
ところが、国が測定器として使用しているNaIシンチレーターは宇宙からの放射線量はほとんど感知しません。そのため宇宙放射線は自然放射線から除いて計算し、それが0.04μSv/hという数値です。宇宙放射線を感知しないのは松戸市の測定器も同じようですので、松戸市の基準値も宇宙放射線を除いて計算すべきです。
国の0.04μSv/hを、松戸市も採用している屋外8時間、屋内16時間(低減係数0.4)の365日分を計算すると、年間の自然放射線量は約210μSvになります。
それに汚染分1mSvを加えると「1.210mSv」となり、これが「国の基準を考慮した、正しい年間目標値」となります。
すると、年間0.73mSvという数値は「1.64mSvのおよそ45%」ではなく「1.210mSvのおよそ60%」が正解です。

・・・いずれにせよ年間目標値を超えることはないのですが、松戸市の「年間目標値1.64mSv」は一刻も早く正式に見直すべきです、計算誤りによるおかしな基準値が出回りすぎです。

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19日、東京大学で「放射能の農畜水産物等への影響についての研究報告会」がおこなわれるようです。
松戸市では「事業仕分け第2弾」もおこなわれる日で、どちらに参加したものか悩んでいます。

皆さんもぜひどうぞ。

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市内在住の方で「ご自宅」を測定希望の方がおられましたら、出張測定に伺います。ご希望の日時(複数候補)とご連絡先(住所・TEL)を明記してメールをお送り下さい。(なお地域によっては、その地域担当の日本共産党市議が一緒に伺う場合がございます、ご了承下さい)

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