(仮)日本共産党 松戸市議会議員 うつの史行のブログ

日本共産党松戸市議団 電話:047-366-7403 メール:utuno@wine.plala.or.jp

5月31日の市内放射線量の公表

2011-05-31 20:29:22 | お知らせ
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松戸市の放射線レベルのライブ配信はこちらです。

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松戸市が公表した放射線量測定結果MAPはこちらです。(更新)

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今日は、15カ所の測定がおこなわれました。測定結果MAPも更新しました。

北松戸保育所
5cm 0.220μSv/h 50cm 0.212μSv/h 100cm 0.213μSv/h

新松戸北保育所
5cm 0.319μSv/h 50cm 0.290μSv/h 100cm 0.276μSv/h

新松戸中央保育所
5cm 0.185μSv/h 50cm 0.196μSv/h 100cm 0.228μSv/h

新松戸南部保育所
5cm 0.293μSv/h 50cm 0.271μSv/h 100cm 0.261μSv/h

古ヶ崎第二保育所
5cm 0.255μSv/h 50cm 0.242μSv/h 100cm 0.227μSv/h

コアラ保育所
5cm 0.190μSv/h 50cm 0.176μSv/h 100cm 0.175μSv/h

馬橋西保育所
5cm 0.311μSv/h 50cm 0.264μSv/h 100cm 0.265μSv/h

松飛台保育所
5cm 0.165μSv/h 50cm 0.161μSv/h 100cm 0.162μSv/h

松ヶ丘保育所
5cm 0.304μSv/h 50cm 0.232μSv/h 100cm 0.208μSv/h

二十世紀ケ丘保育所
5cm 0.412μSv/h 50cm 0.275μSv/h 100cm 0.245μSv/h

梨香台保育所
5cm 0.185μSv/h 50cm 0.199μSv/h 100cm 0.198μSv/h

城町公園
5cm 0.525μSv/h 100cm 0.432μSv/h

咲美台公園
5cm 0.298μSv/h 100cm 0.271μSv/h

こぶし公園
5cm 0.536μSv/h 100cm 0.523μSv/h

北丘第2公園
5cm 0.317μSv/h 100cm 0.269μSv/h

以上です。

ウチの息子の保育所が測定され、数値が出ました。残念なことですが、やはり国際基準1mSvの倍以上の汚染です。
「除染」します、絶対に。
その為には、どうしても市の許可(黙認でもいい)が必要ですが、それが延びれば延びるほど、子どもは命を削られるのです。必ず許可をもらいたいと思います。そして、それが全市民的な「除染活動」につながることを信じています。

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今日、このブログにいただいたコメントでは、ある学校で「学校教育活動における放射性物質対策について」というお知らせが出されたそうです。
具体的な内容は不明ですが、先日の「臨時校長会」を受けて、一部の学校では放射能問題への保護者への注意喚起を始めたのでしょうか。

これにより、少なくない子どもたちが「情報不足による被曝」と「自衛措置の萎縮による被曝」から救われるとしたなら、学校現場における大きな一歩だと思います。

松戸PTA問題研究会の例会

2011-05-30 21:51:19 | 議員活動
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今日は、松戸PTA問題研究会(松P研)の例会に参加しました。

松P研は、松戸市内で学校の保護者の方々を中心に教育問題、学校現場の課題などについて話し合いをし、具体的な活動や教育委員会への働きかけなどをおこなう市民の会です。
最近では、学校のエアコン設置の要望や、小学校の5年間英語の問題、教材購入の保護者負担の軽減などに精力的に取り組み、原則として月1度の「例会」を開き、活動報告も発行しています。

今日のテーマはずばり「放射能汚染問題」でした。
昨日、オープニングスタッフの方々と第1回目の会合をおこないましたが、まったく同じような思いを持つ方々が集まり、この問題への学校への働きかけ、学校側の反応、他の保護者の様子・・・などなど、この問題についての活発な意見交換、懇談がおこなわれました。(松P研の参加は初めて、という方も何人もおられました・・・この問題への関心の高さが伺えます)

やはり口々に語られたのは、学校の放射線量測定、除染、そして給食食材への心配でした。そして学校側の最近の特徴として、市の公式測定・公表以前と比較して、働きかけに対する学校側の対応がよくなってきたような・・・という感想も出されました。
今後、松P研として、教育委員会に申し入れをおこなうこと、各学校への働きかけを継続することなどが話し合われたようです。(市役所で議案説明の予定があり、中座させていただきました)

市民レベルでは実にいろいろな場所で、いろいろな保護者が、いろいろな思いで個別に動かれているようです。それをうまく大きな流れとして収束できれば、さらに運動を前進させることができると思います。
オープニングスタッフを中心とした「会」が発足しますが、そこが中心となるのか、さらに別の集まりができるのか分かりませんが、そうした動きを作り上げるサポートをしていきたいと思っています。

また、いくつか「考え」もありますので、また少し動いてみたいと思います。

「議会・行政レベルの論戦」と「市民レベルの実践」という2本立てでこの問題の解決にあたりたいと思います。

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今日も、松戸市は測定を実施したようです。明日の公表予定とのこと・・・うちの子の保育所を測定したかも知れません。
また、先日の教育委員会への申し入れの直後におこなわれた「臨時校長会」について、担当課に聴き取りをおこないました。

毎日めまぐるしいですが、今週中に一つの具体的な動きを作ってみたいと思っています。

オープニングスタッフの第1回目会合

2011-05-29 21:03:57 | 議員活動
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オープニングスタッフの第1回目会合を開きました。
台風というあいにくの天気でしたが、全体の約7割の方が参加、欠席の方も全員がその旨を事前にご連絡いただくことができました。

週明け早々にも、私のブログや活動とは独立した正式な「会」として名称も含めてご紹介できると思います。
また今後もお手伝いいただけるスタッフの募集(オープニングスタッフの追加募集のようなイメージ)もしていくことになりますので、ぜひ多くの皆さんのご参加をお願いします。
いよいよ取り組み開始です。

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昨日、農林水産省から「土壌中のセシウム137について、野菜への吸収目安の係数」が発表されました。
土壌1kgあたりに10000ベクレルの汚染がある場合の野菜の吸収率、とのことです。(あくまで参考値)

品目      平均値 / 最大値

ホウレンソウ
0.00054/---
キャベツ
0.00092/0.076
ハクサイ
0.0027/0.0074
レタス
0.0067/0.021
キュウリ
0.0068/---
トマト
0.0007/0.0017
イチゴ
0.0015/0.0034
ネギ
0.0023/0.0031
ダイコン
---/0.0011
ジャガイモ
0.011/0.13
サツマイモ
0.033/0.36
リンゴ
0.001/0.003
ブドウ
0.00079/---

 (農水省発表、---は非公表)

野菜によって全然違いますね。例えば、ホウレンソウは土壌が1kgあたり10000ベクレルの濃度で汚染されていたとしても、ホウレンソウ1kgあたりのセシウム吸収量は5.4ベクレルということになります。これは食品衛生法の暫定基準値(1kgあたり500ベクレル)の約1/100だそうです。
・・・松戸の土壌が何ベクレルなのか知りたいですね。
よく、ひまわりや菜の花が土壌の放射性物質を吸収してくれる、といわれていますが、どのくらいの吸収率なのでしょうか。


いろいろな自治体に広がっています

2011-05-28 20:30:00 | お知らせ
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松戸市が先鞭をつけた、市内の放射線量測定が、県内の各市へ広がりを見せています。

市川市
市内3カ所について24日に測定、27日公表。

我孫子市
25日にプールでのモニタリングを実施。

船橋市
6月2日より、市内11カ所で測定を開始。
「やご獲り」は中止、「初回のプール清掃は教職員がおこなう」よう、各学校に通知。

【柏市】
数校で測定を近く実施する予定。(毎日新聞5月26日付)
「やご獲り」は中止を決定。

葛飾区
準備が整い次第、測定と公表をする予定。

松戸市でも、教育委員会への申し入れの直後におこなわれた臨時校長会で、「やご獲り」の中止と、「初回のプール清掃は教職員がおこなう」と決定されたようです。

これも一歩前進です・・・が、早く学校の測定を実施して、より具体的な除染の取り組みを打ち出して欲しいですね。
また、若い先生方も増えています。教職員の被曝を防ぐような手だても同時に必要になると思います。

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26日も測定が実施されています。
市内の公園3カ所です。

常盤平公園
5cm 0.214μSv/h 100cm 0.322μSv/h

六実中央公園
5cm 0.435μSv/h 100cm 0.304μSv/h

浅間公園
5cm 0.404μSv/h 100cm 0.384μSv/h

以上です。

5cmより100cmの方が高い、という結果がちらほら出ていますね、どういうことなのでしょうか。

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明日はオープニングスタッフの第1回目会合を予定しています。今後について、話し合いたいと思います。

測定結果を地図に落としてみました

2011-05-27 21:12:15 | 測定結果map
市が公表した測定結果を地図に落としてみました。
今後も随時、更新していきたいと思います。(凡例の色分けは、今後の測定結果によっては変更する可能性があります)



2011/06/16時点

5月27日朝、文部科学省が学校での被曝量上限について「年間1mSv以下を目指す」という方針を発表しましたね。(全体では相変わらず20mSvのようですが)
小さな1歩ですが、前進です。
松戸市でも「1mSv以下を目指す」という立場で、「除染」に積極的に取り組みたいたいですね。

教育委員会への申し入れをおこないました

2011-05-26 21:12:39 | 議員活動
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昨日の松戸市の測定値公表を受け、今日の午後、教育委員会への申し入れを行いました。
教育長が出張中のため、学校教育担当部長と学務課長に応対いただきました。



申入書は以下の通りです。



要望項目は具体的には以下の9項目です。

一、速やかに学校をはじめとした市内教育施設(学校・幼稚園・学童など)の放射線量測定と公表を実施するとともに、周知の徹底と対応策の検討・実施に積極的に取り組むこと。

一、測定にあたっては、校庭、砂場、プール、側溝など複数箇所を対象としてきめ細やかに実施すること。また保護者など、市民の立ち会いを認めること。

一、給食食材および水道水は安全性を最優先すること。弁当持参について全校一律に認めること。

一、松戸市教育委員会として、一般人の被曝量上限は年間1mSv(自然放射能や治療による被曝をのぞく)が国際基準であるという認識に立つこと。

一、子どもの年間20mSv基準を即時撤回するよう国に求めること。

一、市内の放射能汚染の状況と被曝の予防方法についてとりまとめ、各学校および保護者に「通知」を出すこと。

一、学校での放射能汚染への共通理解を深めるとともに、児童・生徒、保護者、先生による自衛措置を認めること。

一、プールでの「児童によるやご獲り」および「児童による初回の清掃」について、今年は中止すること。(測定をしない段階での実施は絶対にしないこと)

一、保護者・市民と協力して、放射線量が高い校庭や園庭などの地表を除去し、土壌の除染をはかること。

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教育長が不在ということもあり、この申し入れのやりとりの中で、それぞれの要望項目についての回答をいただくことはできませんでしたが、後日回答する旨のお約束をいただきました。
問題が問題だけに、教育委員会としてもかなり慎重(決して消極的な意味ではなく)に事に当たっている、という印象を受けました・・・私見ですが。

私が申し入れの最後にとくに強調したのは、自己防衛についてです。
国の基準3.8μSv/hを上回る数値は、松戸では観測されていません。しかし0.5μSv/hを超えるような場所が存在していることも事実です。ましてまだ測定のおこなわれていない学校で、保護者・子どもから「被曝を防ぐ自己防衛をしたい」という声が上がることは無理のないことです。
ここで焦点となるのは、「原則」と「例外」です。学校での自衛措置について「原則的には必要ない」が、「例外的に認める」という認識になってはいないでしょうか。それが自己防衛の萎縮を招き、子どもたちを被曝に晒す危険性を高める結果となってはいないでしょうか。
私は「これまで否定され続けてきた市内の放射能汚染が明らかになった以上、自己防衛をするか否かについて「原則」「例外」という認識を見直し、「等価値のもの」として学校現場で取り扱って欲しい」と強く求めました。
このブログにも実に多くのそうした声をお寄せいただきました、市教委に、学校現場にその声がちゃんと届くことを願うばかりです。

部長さん、課長さん、お忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。
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さて、昨日のブログ記事の最後で「25日も測定したのかな・・・?」などと申し上げましたが、測定をしたようですね、ホームページに測定値が公表されています。今回も公園で、6カ所です。

もえぎの風公園
5cm 0.342μSv/h 100cm 0.293μSv/h

北谷台第3公園
5cm 0.248μSv/h 100cm 0.222μSv/h

東台公園
5cm 0.349μSv/h 100cm 0.309μSv/h

あじさい公園
5cm 0.578μSv/h 100cm 0.426μSv/h

しらかば公園
5cm 0.422μSv/h 100cm 0.284μSv/h

南花島公園
5cm 0.415μSv/h 100cm 0.361μSv/h

以上です。

あじさい公園は、21世紀の森と広場の数値を上回りましたね。年間5mSvを超える数値です。う~む・・・。

松戸市の測定結果が公表されました

2011-05-25 23:26:26 | お知らせ
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23日におこなわれた放射線量の測定結果がようやく公表されました。

各6分間測定、2分・3分・4分・5分・6分の5つの数値の平均値

松戸中央公園
5cm 0.462μSv/h 100cm 0.400μSv/h

21世紀の森と広場
5cm 0.524μSv/h 100cm 0.400μSv/h

古ヶ崎保育所
5cm 0.230μSv/h  50cm 0.257μSv/h

小金原北保育所
5cm 0.362μSv/h  50cm 0.303μSv/h

小金原保育所
5cm 0.189μSv/h  50cm 0.195μSv/h 100cm 0.200μSv/h

八柱保育所
5cm 0.333μSv/h  50cm 0.275μSv/h 100cm 0.259μSv/h

牧ノ原保育所
5cm 0.197μSv/h  50cm 0.185μSv/h 100cm 0.192μSv/h

六実保育所
5cm 0.272μSv/h  50cm 0.222μSv/h

以上です。
私は、松戸中央公園と21世紀の森と広場の測定に立ち会いましたが、そのときの測定数値がきちんと公表されていると判断しました。

以前から指摘されてはいたのですが、高い数値が出ましたね。
とくに21世紀の森と広場は放射線管理区域(0.6μSv/h)の一歩手前、国際的な年間被曝上限(1mSv)の4.5倍にものぼる数値です。いろいろな方から指摘をいただいているとおり、測定場所によってはこの数値がさらに上下すると思います。

福島県の安積黎明高校では、独自に学校敷地内を測定していますが、数m離れた場所で測定するだけで、数値が倍以上変化しています。(学校のHPに公開されています)
今回の測定は、松戸中央公園も21世紀の森と広場も、1カ所ずつしか測定していません。今後の測定については、一つの施設で複数の箇所を測定するなどの工夫も必要になってくると思います。

いずれにせよ、大変残念な結果ですが、いわゆる「市原市や新宿の数値」とはかけ離れた約4~12倍という数値が公式測定でも観測されてしまいました。そして多くの個人や専門家による測定が多少の誤差はありつつも、放射能汚染の危険性を指摘するに耐える精度を有していることも明らかになりました。
この間、ホットスポットの問題を「デマ」とか「スパム」などという報道も一部ありましたが、そうした情報の発信者はこの現実を厳粛に受け止めて欲しいと思います。

・・・この結果を受けてなお、今のところ松戸市は文部科学省の3.8μSv/hを超えない段階では具体的な「除染」を行うつもりはなさそうです。
しかし、当初は「測定はしない」としていた松戸市が「測定・公表」にまで踏み切りました。そして年間20mSvというとんでもない暫定上限を設定した文部科学省も、国会答弁で「年間1mSvに近づくよう努力する」と答弁しています。
松戸市も「年間20mSv以下だから安心・安全」ではなく、「年間1mSvに近づける努力」を尽くすべきです。

地表を除去するなどの「除染活動」には、市が呼びかければ多くの保護者、市民が応えてくれると思います。いまこそ市民と行政が、松戸市から放射能汚染を取り除くために連携すべき時だと思います。
私たち、日本共産党も皆さんとともに引き続き、この問題の解決に正面から取り組んでいきたいと思います。

・・・気になることが1点。市のホームページに掲載されている文書の中に、「25日も測定する・・・云々」という記述があります。今日、どこかを測定したのかな?

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明日は、この測定結果を受けて教育委員会への申し入れを行う予定です。
それについては、明日またご報告できると思います。

新京成本社に行きました

2011-05-24 21:55:59 | 議員活動
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昨日、市の放射線測定の前に、くぬぎ山にある新京成本社に行きました。
「駅の省力化(無人化)について、説明したい」とのことです。



ご存じの通り、新京成電鉄では各駅の省力化(無人化)計画をすすめており、07年12月1日からは松戸新田駅や前原駅が無人化されました。(全部で10駅を無人化する計画)

私たち日本共産党は「ストップ!駅の無人化」という旗を掲げて、地域の11の自治会と連携して乗降客の皆さんへの署名や、新京成本社交渉などの活動を展開、議会でも質問に取り上げ論陣をはりました。
残念ながら、松戸新田駅と前原駅は無人化されてしまいましたが、翌年以降も順次無人化される予定であった上本郷駅、みのり台駅は事実上の「凍結」状態にすることができました。
また昨年には、7:00~22:00の時間帯は改札の窓口を開放し駅員を窓口に常駐させる、という無人化の一部改善を実施させることもできました。(22:00~7:00までは完全無人)

この4月、みのり台駅は長年の悲願であったバリアフリー化が実現しました。しかしそれとあわせるように6月半ばから無人化する、というオマケが付くことになってしまったのです。(実は、松戸新田もバリアフリー化実現と同時に無人化)

新京成電鉄からは、「監視カメラや非常停止ボタンなどを増設し、安全対策をはかる」「サービスを落とさないように万全を期する」といった説明をいただきました。

しかし、無人化はやはり課題も多いと感じます。
完全無人の時間帯は、緊急時の対応はどうしても遅れてしまいます。監視駅である松戸駅から電車やタクシーで駆けつける、とのことですが、それが果たして緊急対応といえるのかは大いに疑問です。
実際、無人となった前原駅では数年前、車内で暴力事件があり乗客が怪我、加害者は無人の前原駅で逃走するという事件が起きました。列車の遅れは約8分間、その間も周辺の踏切は遮断されたままでした。被害者は目の上を切り、出血をしていましたが、無人駅にそのままにするわけにもいかず、かといって電車を止めておくわけにもいかず、新津田沼駅まで列車に乗せて新津田沼駅で警察を手配、これにより0時3分の御茶ノ水行きと京成津田沼0時4分発の千葉中央行きの最終列車に間に合わなかった乗客も発生することとなりました。
他に前原駅では警察を呼んだケースが2件、報告されています。
また先日も、無人時間帯に車内で痴漢が発生、犯人は無人の松戸新田駅で逃走しました。運転手が電車を降りて追いかけ犯人を捕まえたそうですが、その間の約10分間は電車は動かず立ち往生・・・こうしたケースが今後増えるのではないか、という心配は尽きません。

監視カメラを増設しても、監視駅で常にモニターの前に人を配置しているわけではなく、監視駅の増員もおこなわれていません。(パソコンモニターは2台増やして計3台になるとか)
お客さんとやりとりするインターホンも、2駅同時の通話はできないシステムだそうです。

・・・なかなか困難では?というのが率直な感想です。

すでに地元の町会などへは説明をしているということで、松戸新田駅を無人化したときより丁寧な対応をしていることは認めるのですが、そもそも駅の無人化自体に「異議アリ!」と言わなければなりません。とくに松戸市が補助金を出してバリアフリー化しておいて、それが実現したら無人化・・・って、そりゃあんまりでは?

無人になるのは6月16日からだそうですが、利用者の声を集めるような取り組みをしていかなければ、と思っています。

市の測定に立ち会いました

2011-05-23 22:58:22 | 議員活動
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今日、午後から松戸市の放射線量測定がおこなわれました。
実施されたのは小金北保育所、古ヶ崎保育所、小金原保育所、牧の原保育所、六実保育所、八柱保育所、松戸中央公園、21世紀の森と広場の8カ所で、私は2つの公園の測定に立ち会いました。

【松戸中央公園】
13:30からの測定は、NHKをはじめ多くのマスコミ記者が集まる中でおこなわれました。
私はもちろん、みわ由美前県議山口正子市議も立ち会いました。
写真のように1mの高さで6分間測定し、2分・3分・4分・5分・6分と、5つの数値を記録し、平均値を求めるようです。
同じ場所で地上5cmでも同様に測定していました。



【21世紀の森と広場】
14:30からは21世紀の森と広場での測定です。ここでの取材はNHKだけでした。(夕方以降のニュースでたびたび流されました)
ここでも同様に、5cmと1mの高さで6分間の測定がおこなわれました。



測定結果については、私はもちろんマスコミも、勝手に公表するわけにはいきませんので、その点はご容赦下さい。
「本当に測定した数値をちゃんと公表してくれるか心配」という方もおられると思いますが、それについては大丈夫だと思います。マスコミを入れて10人以上の目の前で測定したのですから。
23日に納品予定で、納品後すぐに測定を実施していただいたのはよかったのですが、公表方法についてはまだ最終的に確定していなかったのはいかがなものか、と思います。
一刻も早い公表を、私も望みます。

明日、松戸市の測定がおこなわれます

2011-05-22 21:11:10 | お知らせ
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明日、松戸市の測定がおこなわれます。(公表は明日になるかは不明ですが)
私がこの問題に取り組み始めて約3週間、皆さんから多くのメールやコメント、twitterをいただきながら皆さんとともに活動を続けてきました。その第一段階が、明日の測定です。

松戸市は、市原市や新宿の数値をもちいて「松戸市近郊モニタリングポストの数値や松戸市及び周辺都市の大気汚染状況から類推すると、放射性物質が松戸市だけ高くなることは考えにくく」という認識を示しています。

私自身も含め、この問題に関心を持ち心配される全ての皆さんが、測定の結果がこの松戸市の示す認識の通りであって欲しい、と心から願っていると思います。

しかし同時に少なくない科学者や市民が、3月21日の降雨によって松戸市を含む近隣地域に放射性物質が降下、土壌が汚染されたのではないか、という指摘をしています。これは例えば、国の機関である防衛大学校 応用物理学科 放射線計測研究室のレポートにも記されています。(←ニュース「防衛大で観測された福島第1原発事故の影響」をご覧下さい)

こうした指摘がされている以上、「市原や新宿ではなく、松戸の数値はどうなのか」という声が市民から上がるのは当然のことです。
今回、松戸市がこうした市民の声に応えて測定と公表に踏み切ったことは、とても意義のあることだと思います。

お気づきの方もおられるかも知れませんが、5月12日に市長への申し入れをおこない、市としての測定・公表を実施すると決まって以降、私はブログの中で松戸市内の地表面などの測定・公開はおこなっていません。(ライブ配信を除く)
その理由は、市が公式に測定すると決めた以上は、その結果が今後の議論の基礎となるからであり、それを尊重すべきと考えたからです。
もっと言えば、今後の議論にとって、それ以外の数値は大きな意味を持ちませんし、仮に私が市と同じ場所で測定・公開して、私の数値が大きかったらどうなるでしょうか。政府やマスコミへの不信が拡がっている現状で、「市は意図的に低く公表しているのでは」などとお考えになる方がいないとは言えないと思います。
そうした可能性があるとするなら、それは今後の放射能汚染問題の解決にとって決してプラスの作用はもたらさないであろうという考えから、5月12日以降の市内での測定・公開を控える判断をしたところです。(それがよかったか否かは現時点をもっても分かりませんが)
コメントやメールなどで具体的な場所・施設について多くの測定依頼をいただきましたが、お応えできずに申し訳ありませんでした。

さて、本当に大切なことは「これから」の第二段階です。

このブログでも何度も述べております通り、測定の結果が「異常なし」であることが一番であり、それを心から望んでいます。
しかし、仮に市原や新宿の数値はおろか、国際的な被曝量上限である年間1mSvを超えるような数値が出た場合に、松戸市は、そして私たち市民はどう判断し、行動するかという大きな課題を突きつけられることになります。文部科学省が新たに定めた3.8μSv/hという基準の上に立つか、それとも国際基準に立つか、という問題です。

この議論については松戸市の測定・公表がおこなわれてから具体的なものとなっていくと思います。
しかし松戸市の未来・・・とくに放射線の影響を受けやすいとされる子どもたちの未来は、私たちの手に、判断に、行動に委ねられています。その重みを私たち大人が正面からしっかりと受け止めていく、その覚悟を胸に刻みたいと思います。
そして願わくは、この騒動が「空騒ぎであった」という結果を皆さんと喜び合いたいものです。