(仮)日本共産党 松戸市議会議員 うつの史行のブログ

日本共産党松戸市議団 電話:047-366-7403 メール:utuno@wine.plala.or.jp

市立病院の「構想案」が出されました

2011-06-30 23:24:03 | 議会報告
「松戸の未来を取り戻す会」(通称:MMT)のブログはこちらです。署名のご協力ありがとうございました。(30日締め切り)

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松戸市の放射線レベルのライブ配信はこちらです。

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測定結果地図へのリンクを変更しました。こちらをご覧下さい。
これはgooglemapに各自治体が公表した測定値をプロットしたもののようです。(私が作成したものではありませんが、ご参考まで・・・いままでの私の地図よりカッコイイですね)

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さて、今日は市立病院建設検討特別委員会が開催され、懸案であった新市立病院の「構想案」が市長から示されました。

構想案は8本です。(詳細は上のリンク先で構想案をダウンロードしてください)

ここで全て紹介することはできませんが、候補地としては・・・

市立病院:病床数600 東松戸病院:病床数200
構想1:運動公園の一部
構想2:千駄堀(2案)
構想3:紙敷
構想4:東松戸病院敷地
構想5:市立病院と東松戸病院の入れ替え

市立病院:病床数450 東松戸病院:病床数250
構想6:現地建替と東松戸病院の増床

市立病院:病床数450 東松戸病院:病床数200
構想7:現地建替
構想8:市立病院を減床し東松戸病院と入れ替え

・・・あらかじめ複数案とは聞いていたのですが、8本とは驚きました。
しかももっと驚いたのは、「8本の中でどれかを選べということなのか」という質問に対して、ナント「構想6と構想7が市としての案である」という見解が示されたのです・・・そんな提案の仕方があるのでしょうか?
8本も出しておいて、構想6と7以外は選ばれては困るようなことを言うなんてムチャクチャです。

3時間半に及ぶ質疑がおこなわれましたが、私が気になったポイントだけをご報告します。

まず、構想1や構想2についてですが、運動公園や千駄堀の土地が候補地となっています。これは10年以上続いた移転候補地探しの中で、検討がされていた場所です。あらためて検討することは悪いことではないのですが、用地の取得について運動公園であれば、病院を建てる面積の分、別の場所に代替の公園用地を確保しなければなりません。・・・それができるなら、そこに病院を建てられるのでは?という指摘があるのは当然です。また千駄堀についても土地所有者が数十人おられますが、仮に病院を建てるとなれば協議はこれからです。
つまり、土地が確保できる目処がまったく立っていない段階で、具体的に提案することはできない状態であり、それが8本のうち2本もあるというのは異様なことです。言い換えれば、食材が手に入るかどうか分からない料理をメニューに載せるようなものです。

もう一つは構想6、7、8についてです。
現在の市立病院の病床数は613床です。そのうちの150床で、日本でトップクラスの小児周産期医療が提供されています。
残りの450床で、第3次救急を支える急性期総合医療を実施しています。(千葉西病院や新東京病院は第2次救急までで、手に負えない患者は市立病院に運ばれます)
この第3次救急を実施するためには、あらゆる診療科目を置くことが必要になるため、最低限400~450床のベッド数は必要と言われています。
ところが構想6、7、8については新病院の病床数は450床、仮に小児周産期医療で150床を確保すれば、残りの300床で第3次救急を実施することは難しいと考えられます。
この点については実際に医療にあたる医師・看護師などの医療スタッフの理解・合意が大前提になります。450床のベッドを300床に減らして、はたしてこれまでの医療水準を各診療科で確保できるのか・・・その確認が必要です。
しかし、現状では各診療科の部長に話をしているものの、合意には至っていないというのが実態のようです。現場の医療スタッフが合意していない段階で、議会が勝手に病床数を減らして「これでやるように」と押しつけることは絶対にできません。その段階で議会に提案すること自体、まったくおかしな話です。
言い換えれば、シェフが調理できるかどうか分からない料理がメニューに載っているようなものです。

そして最後が、病院の機能の問題です。
今後つくろうとする市立病院は「超急性期病院」、そして東松戸病院は「日常支援病院」となるとのことです。
この「超急性期病院」では、現在は平均14日くらいの入院日数を9日程度に短縮して、患者の回転をアップさせます。そして一般の外来患者はできるだけ受け付けないようにするそうです。重篤・重傷な患者のみを受け入れる専門病院。
他方の「日常支援病院」については、亜急性期や回復期リハビリが必要な患者、一般の外来患者も受け入れる総合医療の病院ということです。どちらかというと、こちらの方が「いわゆる市立病院」っぽいですね。・・・ただ、これまで東松戸病院が担ってきた長期の療養患者や入院患者はどうなるのでしょうか・・・?そういう受け皿となる病院がどんどん減っている中で、その分野で東松戸病院が果たしてきた役割は結構重要なのですが・・・。

市民の皆さんが望む「市立病院」の姿はどんな病院なのでしょうか・・・?
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さて、その他にもいろいろな議論がされたのですが、だいぶ委員会も紛糾しました。

市長は「現在の病院機能・規模を維持する」「現地建替、450床にはこだわらない」「松戸市立病院建替計画検討委員会の答申を尊重する」とこれまで繰り返し議会で発言していました。にも拘わらず、結局は「450床での現地建替」を提案し、もっとも重視すべき「病院機能の維持」をあやうくさせてしまう案を、現場の医療スタッフとの合意も確認せずに議会に提案する・・・しかも、それ以外に6つも7つも別の案を並べて・・・。この異常事態に対して、特別委員会の委員長は「議会と執行部との確認事項、答申内容、医療スタッフの意向を考えると、執行部案は受け入れるわけにはいかない」「今後、特別委員会として、修正案を執行部に提案したい」と発言し、特別委員会は終了しました。

・・・今後の議会および市長の対応如何では、結構大問題になりそうな予感も・・・。

6市が国に要望書を提出

2011-06-29 21:57:14 | 議員活動
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松戸市の放射線レベルのライブ配信はこちらです。

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測定結果地図へのリンクを変更しました。こちらをご覧下さい。
これはgooglemapに各自治体が公表した測定値をプロットしたもののようです。(私が作成したものではありませんが、ご参考まで・・・いままでの私の地図よりカッコイイですね)

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今日、東葛6市の市長が連名で国に対して要望書を提出したそうです。

「福島県以外の学校・幼稚園・保育所等における放射線量の安全基準値の早期設定を求める緊急要望」

 東京電力福島第一原子力発電所において発生した事故により、千葉県東葛地区においても大気等から放射性物質が検出されています。
 東葛6市では、東葛地区放射線量対策協議会を設立し、広域的に空間放射線量の測定を実施し、結果を公表していますが、放射線量の安全基準が明確でないため、児童・生徒の保護者等からは、放射能の影響を懸念する声が数多く寄せられている状況です。
 国は、福島県内の学校・幼稚園・保育所等の校庭・園庭等の利用判断における暫定的考え方や児童・生徒等が学校・幼稚園・保育所等において受ける線量低減に向けた当面の対応を示すにとどまっており、いまだに福島県外の学校・幼稚園・保育所等における放射線量の安全基準については示していないため、自治体においては対応に大変苦慮しています。
 つきましては、次代を担う子どもたちが安心して学校等での生活を送ることができるよう、下記について強く要望します。


1.学校・幼稚園・保育所等における放射線量の安全基準値を早急に策定し、公表すること。

2.安全基準値を超えた場合の対応策を示すとともに、その対応策に要した費用については、国が全額負担すること。

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以前からお話ししていましたとおり、今日は6市の担当者レベルでのワーキンググループ会議がおこなわれました。松戸市からは、環境保全課の職員が出席したようです。(測定を実施した担当課)

ただ、私が17:00頃に電話したときにはまだ会議が終わっておらず、終了しても市役所には戻ってこずに「直帰」ということで、会議内容を伺うことはできませんでした。

さて、上記の要望書ですが・・・何とも複雑な気分です。

まず2について、国に対して全額費用負担を求めていますが、東電の損害賠償責任についてはどう考えているのでしょうか。
・・・放射性物質については国が処理することが基本となっていることから、自治体から国に費用負担を求め、その負担分を国から東電に損害賠償として求める・・・という流れを内包しているのかな?(だったら3番目にそう書いた方が分かりやすいと個人的には思いますが)

また1については、そもそも原発事故前から被曝量上限は1mSvとされているワケですから、新たな安全基準の設定を国に求める必要はありませんね。ここで言う基準値は「国が全額費用負担する基準値」という理解が正しいかも知れません。
つまり、国が仮に年間1mSvより高い数値を定めてきたとしても、「それ以下は安心」ではなく「それ以下は国は金を出さない」という基準であり、その基準設定をもって自治体として「年間1mSv以下」を貫くことへの妨げにはならないと理解すべきです。(もちろん、国が1mSvを打ち出してくれることが一番ですが)

7月8日にはワーキンググループ会議ではなく、6市協議会の全体会(?)が開催予定とのことですから、その前にまた松戸市の放射能問題対策協議会が開かれると思われます。結構ペースがはやいです。
「除染」については学校などはとくに「夏休み」という絶好のチャンスがありますので、それを逃す手はありません。
毎週でも会議をしてもらい、8月中には学校・保育所・幼稚園などは「除染完了!」といきたいものですね。

2011年6月定例会が終わりました

2011-06-28 22:12:22 | 議会報告
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昨日、2011年6月定例会が終わりました。

今議会は、災害対策が中心の一般会計補正予算の他、市立病院の使用料手数料条例の改正などの議案3本が可決。
「容器包装リサイクル法の見直しを求める陳情」は否決、「松戸市立病院建替に関する答申等についての陳情」が全会一致で可決となりました。

その他、今回は原発問題についての意見書および決議が提出され採決されました。

●議員提出議案第1号(否決)
「原発からの撤退を決断し、原発をゼロにする期限を切ったプログラムの作成を求める意見書」



賛成:日本共産党5名 民主・社民クラブ3名 無所属1名
反対:公明党10名 市民クラブ8名 松政クラブ8名 絆5名 市民力4名
この期に及んでなお「原発を撤廃せよ」とは言えないのですね。

●議員提出議案第2号(全会一致で可決)
「原子力発電所の安全対策の強化等を求める意見書」

●議員提出議案第3号(全会一致で可決)
「公立学校施設における防災機能の整備の推進を求める意見書」

●議員提出議案第4号(全会一致で可決)
「福島第一原発事故への責任ある対応を求める決議」


市議会から、東京電力の責任に言及したことは画期的な決議と言えると思います。

以上です。

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この間に会派の結成と合流がありましたので整理します。

会派名「絆」

幹事長
杉浦 誠一

副幹事長
大橋 博

こひら 由紀(みんなの党)

川井 清晶(みんなの党)

鈴木 大介


また、市民クラブ(5名)に、まつど未来(3名)が合流しました。

市長への緊急申し入れをおこないました

2011-06-27 20:35:39 | 議員活動
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今日は、議会最終日でした・・・が、最終日の様子は明日、報告します。

議会終了後、日本共産党松戸市議団は、本郷谷市長に対して緊急の申し入れを実施しました。
・・・アポなしでしたが、幸いにも市長がいらっしゃったので、申入書を直接お渡しできました。



申入書は以下の通りです。



具体的な要望項目は2点です。

一、福島県を対象とした放射線量についての国の暫定基準に倣うのではなく、松戸市においてはあくまでも国際基準である年間1mSvを被曝量上限(医療・自然放射線を除く)とすること。

一、被曝量上限である年間1mSvを超える可能性がある場合には、除染を実施するなど適切な処置を講じ、市民の被曝を最小限に抑えること。

明日、松戸市の放射能問題対策部会が開かれ、翌29日には6市でのワーキンググループ会議が開催される予定となっています。
すでにご紹介したとおり、6市の協議会メンバーである野田市が積極的な放射線量基準を設定しましたが、それを受けてその他の5つの市がどのような判断を下すのか・・・。今後のポイントとなる2点に絞った申入書にしました。

市長自身の放射能汚染問題に取り組む姿勢は総じて前向きでしたが、この独自基準を設定するかどうかについては・・・協議次第・・・という感じも受けました。
ただ、野田市も6市での協議会前に独自基準の設定に踏み切ったわけですから、松戸市がやってできないことはないハズです。他がどうであれ、松戸市は年間1mSv以下を堅持し、市民を被曝から守る姿勢を貫いてもらいたいものですね。(もちろん、6市が統一して年間1mSvを被曝量上限とすることが1番です)

原発撤退の宣伝をやりました

2011-06-26 22:16:01 | 議員活動
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今日は新八柱前で、原発の撤退を求める署名活動と宣伝をおこないました。

かなりの人が立ち止まって署名に協力してくださいましたが、全体的な国民的議論はまだこれから、という感じです。

7月2日には明治公園で「原発ゼロをめざす緊急行動」が11:00からおこなわれるようですし、7月7日には以前に三郷市で講演を聴いた野口邦和先生をお呼びして放射能問題の学習会がおこなわれます。(松戸市民劇場18:00~)

いろいろなところで原発問題、放射能問題について動きが強まっていますね。
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お昼過ぎ、市川の金子貞作議員とともに、市川市内の公園を測定しました。

公園のベンチ、土や砂場などは松戸市の南部で市が測定した数値と大差ない結果(それでも平常時より高い)でしたが、公園の脇に積んであった「落ち葉を集めたゴミ袋」はやはり高めの数値が測定されました。

このゴミはどのように処理されるのでしょうか?普通に焼却されれば、処理場の煙突から放射性物質が飛散する恐れも・・・。
金子議員、追跡調査をお願いします。

日本共産党 原発からの撤退を提言

2011-06-25 22:06:53 | お知らせ
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放射能汚染問題を引き起こした原発事故・・・そもそもこの原発を巡る問題とは?どう考えていけばよいのか?

こうした疑問にお答えできる2つの文章をご紹介します。

1つ目は、「科学の目」で原発災害を考えるです。
歴史的に、この問題が国会でどのように議論されてきたのか・・・大変分かりやすくまとめられています。

毎日新聞客員編集委員の岩見隆夫氏のコラム「近聞遠見:トイレなきマンション」でも「14日付の共産党機関紙「しんぶん赤旗」に3ページにわたって掲載された不破哲三社会科学研究所長(81)の<原発災害講義>は出色だった。日本の原発について歴史的、体系的に振り返り、なにしろわかりやすい。」と紹介されています。
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2つ目は、6月13日に日本共産党が発表した提言「原発からのすみやかな撤退、自然エネルギーの本格的導入を 国民的討論と合意をよびかけます」です。



提言の項目は以下の通りです。(全文はこちら

1,福島原発事故が明らかにしたものは何か
(1)原発事故には、他の事故にはみられない「異質の危険」がある
(2)いまの原発技術は、本質的に未完成で危険なもの
(3)世界有数の地震国・津波国に集中立地することの危険
(4)「安全神話」への固執の深刻な結果が明瞭に
(5)安全な原発などありえない――これを許容していいのか

2,原発からの撤退の決断、5~10年以内に原発ゼロのプログラムを
(1)原発からの撤退の政治的決断をおこなう
(2)5~10年以内を目標に原発から撤退する計画を策定する
(3)「原発ゼロ」にむけ、原発縮小にただちに踏み出す
(4)危険を最小限にする原子力の規制機関をつくる

3,自然エネルギーの本格的導入と、低エネルギー社会に、国をあげたとりくみを
(1)自然エネルギーの大きな可能性に挑戦する
(2)新しい仕事と雇用を創出する本格的なとりくみを
(3)低エネルギーの社会へ――エネルギー浪費型社会からの転換を

“原発からの撤退”の一点での共同をひろげよう

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日曜のひととき・・・少しお時間をいただき、原発問題についての日本共産党の見解に耳を傾けていただければと思います。

野田市に問い合わせてみました

2011-06-24 22:28:18 | 議員活動
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昨日のブログ記事で、野田市が独自基準を設定したとお知らせをいたしましたが、野田市の担当者に問い合わせをしてみました。

野田市でも、松戸同様に多くの市民から不安の声が寄せられ、議会でも質問が相次いだそうです。
野田市長は、野田市独自で文部科学省に対して放射線量の基準について質問状(年間1mSv以上で問題はないか、軽減策はどうすればよいか、文科省が学校にいる時間を8時間と設定していることの是非など・・・)を出しており、文部科学省からは「年間1mSv目標とは、学校にいる間だけでなく、生活全ての中での1mSvである」という回答があったそうです。

野田市の放射線量基準の算出は以下の通りです。

(0.19μSv×8h+0.19μSv×0.4×16h)×365=998.64μSv=0.99846mSv
(時間線量×室外8時間+時間線量×室内係数0.4×室内16時間)×365日

今後は0.19μSv/hを目安として、対象の施設の詳細な測定(砂場や遊具の回りなど)を実施。
さらにその施設の職員には線量計バッジを持たせて、累計被曝量の測定もするそうです・・・結構徹底していますね。

やはり、政治的な決断が大きかったようです。
野田市はこの間に「公契約条例」を制定するなど、画期的なことをすすめていましたが、ここでも思い切った決断をしてくれました。

今日も松戸市の担当者と話をしました。やはり野田の動きは刺激になっているようです。
「野田が0.19μSv/hなのに、まさか松戸や柏は0.3とか0.5でいいなんて言えないですよねぇ・・・(ニッコリ)」とお話しさせていただきました。

野田市も放射線量の独自基準を設定

2011-06-23 20:57:08 | 議員活動
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すでに何人かの方から情報をお寄せいただいておりますが、野田市も放射線量の独自基準を発表したようです。
放射線の被ばく限度は年間1mSvで、時間あたりの線量を0.19μSvに設定し、この基準を超えた市内の幼稚園や小中学校などで対策を実施するとのことです。
基準を超えた施設では、施設内で詳細な測定を実施し、0.3μSv/h以上の場所は立ち入り禁止、手洗いやうがいなどの徹底、累積線量のデータ収集などもおこなうようです。

これは先日ご紹介した川口市よりさらに低い基準を設けたもので、しかも東葛6市での協議会を月末に控えておりますが、その議論を待たずに踏み切った判断ですから、思い切った決断であると評価できます。
また私が、自然・宇宙放射線を年間0.64mSvとするなら「生活全体を通しての放射線量をみるなら『0.187μSv/h』が年間1mSvを上限とした場合の空間線量の目安といえるのかも知れません」と書いた数値と近いものになっています。(計算方法は違うみたいですが)
おそらく月末の会議では、野田市の基準についての取り扱いが話し合われることになると思いますが、「除染」を求める私たち市民にとっては、野田市の決断は「よい材料」と言えると思います。

前にも書きましたが、「松戸市が打ち上げた『のろし』が、市民や他の自治体をも動かしています。そしてその動きが、まわりまわって今度は松戸市を『さらに』つき動かすことになります」・・・まさに、その流れですね。

・・・ただ、野田市がこうした決断に踏み切れた背景には、「汚染が市内の一部の地域に限定されている」という事情も影響していると思いますので、6市の協議会・・・油断は禁物です。

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学校の測定が終わりました。

金ヶ作中学校
5cm 0.305μSv/h 50cm 0.256μSv/h 100cm 0.246μSv/h

常盤平第三小学校
5cm 0.293μSv/h 50cm 0.271μSv/h 100cm 0.240μSv/h

六実第三小学校
5cm 0.252μSv/h 50cm 0.238μSv/h 100cm 0.229μSv/h

松飛台第二小学校
5cm 0.231μSv/h 50cm 0.207μSv/h 100cm 0.199μSv/h

高木小学校
5cm 0.300μSv/h 50cm 0.237μSv/h 100cm 0.254μSv/h

八ヶ崎第二小学校
5cm 0.194μSv/h 50cm 0.203μSv/h 100cm 0.202μSv/h

横須賀小学校
5cm 0.313μSv/h 50cm 0.325μSv/h 100cm 0.328μSv/h

貝ノ花小学校
5cm 0.322μSv/h 50cm 0.318μSv/h 100cm 0.304μSv/h

根木内中学校
5cm 0.346μSv/h 50cm 0.297μSv/h 100cm 0.299μSv/h

旭町中学校
5cm 0.283μSv/h 50cm 0.268μSv/h 100cm 0.262μSv/h

小金北中学校
5cm 0.297μSv/h 50cm 0.299μSv/h 100cm 0.286μSv/h

相模台小学校
5cm 0.259μSv/h 50cm 0.232μSv/h 100cm 0.252μSv/h

北部小学校
5cm 0.331μSv/h 50cm 0.284μSv/h 100cm 0.288μSv/h

和名ヶ谷中学校
5cm 0.373μSv/h 50cm 0.278μSv/h 100cm 0.280μSv/h

大橋小学校
5cm 0.269μSv/h 50cm 0.221μSv/h 100cm 0.204μSv/h

市立松戸高校
5cm 0.209μSv/h 50cm 0.177μSv/h 100cm 0.188μSv/h

現在は、民間保育所や幼稚園の測定も実施しているようですが、学校の測定も終わり、市としては次の動きをしていかなければいけない段階になりました。・・・次の段階ではどのような動きになるか、何となく予想はつきますが。

議会報告を書きました

2011-06-22 22:52:49 | 議会報告
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6月議会の一般質問について、議会報告を書きました。



盛りだくさんの質問内容だったため、とても詳細まで触れることはできませんでした。
駅で配ったりする予定です。

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今日も、幹部職員と話をしました。

一部の幼稚園で除染の動きがあることなどから、早晩松戸市としても除染方法などについて一定の取り決めをして実施に踏み切らざるを得なくなるでしょうね、と指摘をさせていただきました。やはり市としては、たとえ民間施設であっても「あそこは除染したのに、ここはしていない」というようなことは好ましくないと考えているようです。
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それから、今日で学校の測定が全て終了したとか。

私の地図落としが追いついていないです。すみません。

市立病院建設検討特別委員会

2011-06-21 21:24:07 | 議会報告
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今日13:30から、市立病院建設検討特別委員会が開催されました。

議題は「『松戸市立病院建替えに関する答申書』を尊重し、早期に建設用地を確定し、市民参加で5年を目途に完成させることを求める陳情」の審査です。

陳情の主旨は、以下の2項目について求めてたものです。

1,「松戸市立病院建替えに関する答申書」を尊重し、早期に用地問題への検討を開始し、5年を目途に完成させるように行政に働きかけてください。

2,市民参加の病院づくりのために、早期に市民からの意見・提案を聞く場を多様な方法で作り出せるように行政に働きかけてください。

質疑では次のようなやりとりがされました。

Q:「答申の受け止め」について
A:答申の通り、早く建設したい、緊急性については同じ思いである

Q:「経営的には600床のベッド数が必要だ」という指摘をどう考えるか
A:規模については現在調整中、詳しくは6月中に構想案で確認して欲しい。規模については「現在の機能を維持できる規模」ということである

Q:病院が高層化した場合の地震対策は
A:免震についても構想案で検討中である

Q:市民への周知という点で、広報まつどに『答申』内容を載せるべきでは
A:「答申」は行政サービスセンターや各支所に置いて閲覧できるようにしてある。ホームページでも見られる。広報での特集などは考えていない。構想案の周知は、議会での審議をふまえて検討する

Q:構想案は6月議会中(27日まで)に提案すべきと思うが
A:6月30日まで待って欲しい

・・・などなど

結局、詳細に質疑が及ぶと「構想案でお示ししたい」という本会議同様の答弁が繰り返されることとなり、「構想案が出なければ議論できない」という5月12日の特別委員会と同じような結論になりました。

引き続き、議員間のフリートーキングに移りました。

陳情の主旨はもっともである。市民も現場スタッフも業を煮やしている。出前講座だけでなく、森のホールなどでも大規模に説明会を開催してはどうか。5年を目処に病院をつくるとなると、それほど時間を掛けていられないのでは。市民にアンケートをとってみては。陳情者の意見はよく分かる、議会と市民の思いは一体である・・・などの意見交換が行われました。

討論・採決では、全会一致で採択・・・全議員が陳情に賛成する・・・という珍しい(?)結果となりました。

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陳情審査が終わった後、協議会のような話し合いがおこなわれました。

その中では委員長から、「10年以上にわたる議論の結果、移転立て替えという結論に至っていたが、市長が現地建替を訴え当選した。その後に現地建替の検討委員会が出した結論は『現地建替は非常に困難』であった」「市長は、現地建替が無理なら、2008年の12月議会の付帯決議に戻り、議会と同じスタートラインに着く、という答弁をしたはず」「議会と市長が一致結束して病院建設にあたるべきと考えるがどうか」という、涙ながらの発言がありました。

市長はそれに対し、「長い間、執行部の混乱、迷走があったことは申し訳ない」「何度も候補地が変更になるなど、心よりお詫びする」「現地建て替えに固執することなく、質の高い病院をできるだけ早期に建てたい」などという答弁をしました。

この話し合いで私が感じたポイントは、「構想案」(複数)の扱いについてです。

これについては、2人の議員から同じような指摘がされました。
「構想案は、複数提案されるとのことだが、その全てが市長の提案であり、どれに決まっても最終的に市長も責任を負うべきだと思うがどうか」・・・簡単にまとめると、こうした指摘です。
それに対して、市長はこう答えました。
「それまでの議論をふまえた複数案を出し、市としては『これが一番よい』と考えているものにも言及したい」ということです。

・・・???

ということは、構想案の中で「市長がやりたい、一番よい案」以外はどんな扱いになるのでしょうか?
いずれも市長から提案のあった構想案であり、本来なら、議論の結果どれに決まっても市長はその案に責任を負うべきだと思うのですが・・・?
これ、結構重要なことです。
きちんと整理しておかないと・・・「私のすばらしい案に、議会が賛成してくれない!」と言って議会リコールに踏み切ったどこかの市のようになりかねません。

・・・いずれにせよ6月30日以降、この市立病院問題は大きく動きそうですね。要チェックです!

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今日は、委員会傍聴のあとに市の幹部職員と少しお話しをさせていただきました。

市の「放射能部会」と「6市のワーキンググループの会議」が今月末に予定されているそうです。各市からの要望の取りまとめや、測定結果の対応策などを検討するようで、結構大事な会議っぽいです。

この間に多く声の寄せられた、プールサイドの測定と、清掃後の再測定を実施し、清掃効果の検証するようにと求めました。