♪ 卯月の非日常 ♪

旅ブログです。主に海外と沖縄をご紹介。

シチリア・イタリア二週間の旅(その9)

2023年11月22日 21時29分00秒 |  @ラグーザ


移動と歩き疲れで爆睡した翌朝。
※普段どれだけ怠けてるかわかりますね。
しかしながら私の両膝は負傷により本調子でないことも確か……云々かんぬん⇐言い訳
鳥の囀りを聴き、バルコニーに出てみれば、まさしく夢にまで見た絶景が広がっていました。

神秘的な朝焼けの美しさと
日が昇った後の眩く爽やかな空。

部屋に居ながらにしてこんな景色が楽しめるなんて……本当にこの宿にしてよかったと実感します。

ちなみに早朝は降雨が多い地域なんですが、心配ご無用。
直ぐに止んでくれます。
その後、晴れ渡る空へと変貌するので、観光客にとっては非常にありがたいんですよね。
太陽がしっかり昇りきると、何気ない建物が神々しく輝きます。
※二階は私達の部屋

隣の建物では多くの鳩や小鳥が住み着いていて、忙しなく飛び回っていました。

さあそろそろ朝食の時間です。

※実は八時からなのに、七時からだと勘違いしていたお馬鹿な客。彼は特別に用意してくれた。感謝🙌
眺めの良い席に陣取り……
ウーノの撮影大会を始める。
映えるねぇ、君。
ずらりと並んだフルーツと甘そうなパン。
ジャムやクラッカーまで。


ヨーグルトはありがたい!
クロワッサンは三種類あって、ノーマル、ピスタチオ、クリーム。
Schiacciata(スキャッチャータ)
こちらはカポナータが包まれていて、めちゃウマ。
Pane Condito(パーネ・コンディート)
シンプルにチーズとトマト。
これもうまい。
淹れたてエスプレッソが揃えば完璧なイタリアンブレックファーストです。(たぶん)

私はカプチーノにクロワッサン突っ込んで食べるスタイルを試す。
別々に食べたほうが美味しいかもだけど、これはこれでイケる。

どう考えても甘すぎる朝食ですが、歩くための活力になります。
ごちそうさまでした!



シチリア・イタリア二週間の旅(その8)

2023年11月22日 15時54分00秒 |  @ラグーザ


道すがら設置されている看板の案内通りに進むと、だいたいが急な階段です。笑

旧市街(Ragusa Ibla)はイブレイ山地の麓標高500㍍にあり、朝夕は冷え込みますが、日中は比較的暖かく、過ごしやすい感じでした。
※あくまで11月初旬の感想
ちなみに谷を挟んだ向こうにある新市街はスペリオーレ(Ragusa Superiore)といい、更に標高は高め。イブラとはまた違った景観を楽しめます。
雨が降ったら滑りそうな階段を慎重に降りていくと……
ツーリスト向けのインフォメーションがあります。

…………がしかし、
シーズンオフだからか、はたまた臨時休業なのか、とにかくオープンしてませんでした。
隣接するジェラート屋さんは常に営業されていて、何かあればここのおじさんに聞けばいいと思います。⇐英語はあまり通じないけど親切(^^)

ジェラートを食べたくなるような気温でもなかったので、取り敢えず記念撮影のみ。

このあたりはイブラ地区の玄関ともいえる場所なので、バス停もあります。
道路の交差点に構えるサンテ・アニメ・デル・プルガトリオ教会はある意味シンボルともいえるでしょう。

ラグーザは1693年に非常に大きな地震に見舞われ、5000人もの住民が亡くなり、その時多くの建物も失われました。
この教会はそれ以降に建ったバロック様式の建築物の一つ。
残念ながら中には入れませんでしたが、いつも良い目印になってくれました。
※土曜日の朝しかミサが行われないらしい

辺り一帯、絵になる町並み。
Palazzo Cosentini
此処は貴族であるコンセンティーニ家の邸宅で、見どころはバルコニーの下にあるバロック彫刻とのこと。
その横にはまたしても長い階段があり、美しい教会Chiesa di Santa Maria dell’Itriaの青い屋根が見えます。
旧市街の中心部へ続く坂道をえっちらおっちら上っていくと、Antico Mercatoという場所があります。
建物の中にはレストランやお土産屋さんもあり、興味深かったんですが、このときは素通りすることにしました。疲れてたしね😅

ふと山谷を覗き込むと、かなりの高低差。
歴史のある土地とはいえ、いまだにここで生活することは厳しいだろうな。車もすれ違うのが難しい道が多いので。
観光地としては充分成功しているんでしょうが………。
日本で言うところの白川郷的な。

足が疲れたので取り敢えず宿へ戻ります。


さて

夕飯の時間になりました。
イタリアの夕飯は遅めなので、夜八時から九時くらいに入店出来たらOK。
それまでの時間はアペリティーボを楽しむ🇮🇹国民。
✨素敵ですね✨

ラグーザ到着後初めてのレストランは旧市街地の真ん中近辺にあるこちらのお店へ。


ちっとも予約していませんでしたが
とても気さくなお出迎えを
してもらえました!
可愛らしいテーブルクロスですね。さすがに夜は少し肌寒いけれどここは観光客らしくテラス席を選びます。⇚雰囲気重視
店内は確かに暖かそう……地元民はそちらを選んでます笑。
けれども今回ばかりはテラス席が大正解でした。
何故なら………
スリスリ……

ん?

え……猫!?
こっちからも……
なんなら仲良し?
常に何か貰えることを
狙っている。
可愛すぎでしょ!!

これはたまらん!
最高のレストラン!
★5つ確定。
計六匹の猫たちがテラス席のあちこちを移動する様を見ながら、二人して悶えていました。
まずは水🥛
そしてMENU。
吟味しつつも、猫が気になる。
😼😸😺
イタリアと言えばまずはパン。
その後、オリーブオイルとバルサミコ酢が登場。
健康的にインサラータ(サラダ)
を頼んだのでまずはたっぷりのオリーブオイルとビネガーで頂きます。
思ったよりボリュームがあり、結構お腹が膨れてきました。
あと猫の可愛さが満足度を高めます。

フレッシュなトマトソースに焼いたリコッタチーズを乗せて
これは私が選んだのですが、美味しかった!トマトとチーズに間違いがあるはずもなく……パンが進みましたね。
Sugo di maiale con la sua pasta

その土地の料理を食べたい主人は、豚肉のスネ肉が煮込まれたソースのパスタを選びます。
硬めに茹でられたパスタ(カヴァテッリ=小さな空洞、窪みという意味)と酸味のあるソース。
たっぷりパルメザンチーズを乗せて、まろやかな風味に変化させます。
確実に美味しいのですが、そこまでの感動はありません。
ただ足下をうろつく猫たちが可愛くて……笑笑

最後はエスプレッソでシメ。
二人で30€ほどのお手軽(?)ディナーでした。



美味しい食事の後、気分良く散歩しながら宿へと戻ります。

ラグーザ旧市街で一番の教会
”Duomo di San Giorgio“
を横目に観光列車の始発点を確認していると、
またしても新たな猫登場。
噂通り、ここは猫街だ!と歓喜します。


夜のラグーザ・イブラは雰囲気があって比較的安全で、とても素敵な街並みでした。

この陶器屋さんは明日訪れよう。

宿まで30分ほどかけてゆっくり歩きました。
いい運動ですね。



シチリア・イタリア二週間の旅(その7)

2023年11月22日 04時51分00秒 |  @ラグーザ


B&B Terra del sole Ibla
ラグーザで二泊する最初の宿泊施設


旅で利用する宿泊施設のほとんどをBooking.comで予約しました。
色々問題も多い予約サイトですが、今のところ何も起こっていません。

Ragusaという土地には「新市街」と「旧市街」があります。
説明は少し長くなるので
興味のある方はWikipediaへ。

全四泊するんですが、前半は旧市街を望めるこのB&Bへ。
後半は新市街を散策するため、別のアパートメントへ移動します。

旧市街を眺めながらのんびりと朝を迎えたい🥰

私の要望を叶えてくれるB&Bは2つありましたが、吟味に吟味を重ねた結果、こちらを選んだわけです。

タクシーを降り立つと、若いお兄さんが出迎えてくれました。
とても愛想が良くて、テキパキ行動出来る人です。
チェックインの為、パスポートを提示。
その後は鍵を渡され、簡単にホテルの説明を受けておしまい。
自由です。

今回選んだお部屋は
トリプルルーム(バルコニー付)
日本円で32000円ほどになりました。(二泊分)
クイーンベッドとダブルベッド
ライティングデスクがあり
クローゼットも広々してます。
その他、大きめのかわいい冷蔵庫。

※ポップな色が好き
水は無料で、その他のドリンクは有料でした。

洗面台は広々!
タオルも二泊分しっかりと備え付けられています。
シャワーは独立ブースがあり、お湯もちゃんと出ました。
アメニティはこんな感じ。
日本から持ち込んだものが大量にあったため、あまり使いませんでしたが。

そして私が望んでいたバルコニーからの景色。
こんな感じで、旧市街を一望出来るんです!

朝昼問わず、教会の鐘の音が鳴り響き、多くの鳥たちが囀る夢のような日常。
太陽の当たり方で、その景色は毎回違うものとなります。
部屋のバルコニーはそこまで広くはありませんが、階下にある朝食会場はゆったりとしたリゾートテイストな空間。
最高すぎます……(^o^)
ここに二泊も出来る幸せ。
贅沢以外のなにものでもありません。




一通り荷解きをした後、早速散策へ出かけます。
※旅先での行動力はほんと謎
玄関は預かった鍵でしっかり施錠して………
まずは近辺の状況を把握。
とにかく坂が多い街なので、
スニーカーは必須でした。
私達が利用しているB&Bの近くにも多くのアパートメント宿泊施設や、ホテルがあります。
それはもちろん景色を堪能できる立地だからですが、宿によってはかなり変わってくるので、よーーく調べる必要があります。
※屋根が邪魔だったりする時もある
少し歩くとIblaの街がまた違った角度から望めます。
😌はぁ……ため息もの。
こちらのヘアピンカーブは間違いなくビュースポット。


目印はこちらのマリア様です。

車通りは比較的多く、皆さん狭い路地をスピード出して走り抜けるので要注意。
テクニックはあるんでしょうね……


最初の内はどこもかもが絶景に感じ、写真を撮りまくっていました。二日目にはやたらとこだわり始めましたけどね。

さあ、次はいよいよ旧市街の散策です。
※とはいえ坂道の洗礼を受けるため、
そこまで頑張れない


B&Bの方に教えてもらった「宿泊者専用の近道」を使わず、まずは普通に歩きます。