お目当ての店ではなかったにしろ、美味しいランチにありつけた我々は、そろそろ帰ろうか……という気分になってきました。
基本、歩き疲れたらそんな気持ちになる。
魅力溢れる街🤸モーディカに宿泊しなかった理由の一つは、やはりオフシーズンだから。
行きたいリストランテが休みだったらディナー難民になってしまう
という心配を、日本であらかじめ予想していました。
※実際その通りだし……
ともあれ、短い時間でたくさんの素晴らしい景色を堪能できたからヨシとしましょう。
ともあれ、短い時間でたくさんの素晴らしい景色を堪能できたからヨシとしましょう。
サラッと本屋にも立ち寄ってみた。お目当てのガンベロ本は無かったけど、とても親切な店員さんでした。
Statua di Carlo Papa
どなたか存じませんが、有名な人なんでしょうね。
中心地から徒歩で向かう先は街の外れにある「モーディカ鉄道駅」。
帰路の選択肢として、
「タクシー」
「バス」
「鉄道」
……があるわけですが、
タクシーはやはり高価なので、バスと鉄道から選ぶことになったわけです。
主人が「鉄道に乗ってみたい(下調べも含めて)」と言ったからね。
テクテクテクテク……🚶🚶
駅を目指すこと30分。
これがまた上りの坂道なんだわ。
腹立つことに😡😡
それでも駅の周りには店の一つくらいあるだろう。
そこで飲み物を買おう!
なんなら土産でも……
僅かな期待を胸に、そう考えていた私は愚かでした。
駅舎の手前には廃墟チックな大きい倉庫。
歩道には犬の糞だらけ。
車はビュンビュン通るが歩く人は疎ら。
”んーーーこれは失敗したかな“
そんな考えが頭を過ぎります。
ようやく到着したモーディカ駅。
駅舎そのものはきれいだが、タクシーは愚か、バスすら見当たらない。
目ぼしい店は………
もちろんない
まったくない
駅前の崖を見上げると大きなマンションがそびえ立っていた。
前もってネットで調べてはいたけど、本当に本当にやばいくらい殺風景な駅周辺。
平日とか休日とか関係ないんだわ。
たまに駅員さんが出入りするくらいで、あとは乗客が車で送迎されるだけ。
くっそ……こんなことならタクシーかバスにすれば!!
到着一分で後悔しました。
とりあえず2時間半後のラグーザ行きチケットを購入。
え?なぜ2時間半後なのかって?
だってその時間しかないんだもん。
この辺りの電車、土曜は滅多に来ないよって前もって聞いてたし、そこは驚かない😅
この辺りの電車、土曜は滅多に来ないよって前もって聞いてたし、そこは驚かない😅
チケットも無事買えたからそれでいい。
⌛一時間経過……
途中シラクーザ行きの列車がやってきて、十人くらい乗り込んでいったっけ………。
そーいや、ベンチに座ってたおじさん……親切だったなぁ。←トイレがあるか聞いたり、本当にラグーザ行きが来るかどうか尋ねる私へ、イタリア語で一生懸命何かを説明してくれた
そーいや、ベンチに座ってたおじさん……親切だったなぁ。←トイレがあるか聞いたり、本当にラグーザ行きが来るかどうか尋ねる私へ、イタリア語で一生懸命何かを説明してくれた
最後までわからなかった……笑
トイレはナイと言ってた
二時間半
二時間半
途方もない時間が流れる中、思ったこと……それは、
何故イタリア人はこんなにも早く駅で待つんだ?
私達だけじゃなく、あと五人くらいは二時間近く待ってた。
なんで??
もっと直近に来てもよくないか?
私達が言うのもなんだが、暇なのか?
とうとう喉が渇き、自販機を求めて近くのホテルまで歩くも(本当は一歩も歩きたくない)、スタッフのお姉さんに“何も無いのよ”と言われる始末。
我々はこの駅で遭難してるんじゃ?という錯覚に陥る。
駅に戻り、花壇のフチに腰掛ける。
ああ……
タクシーで帰ればよかったなぁ
(×30回)
そこへ駅員の人が、一つの扉を開け、その中で事務作業を始めた。
私がなんの気なしに覗き込むと……
/ジャーーーーン\
0.005秒で尋ねたよね。
買ってもいいかって。
→👌OKといわれた。
ジャーーーーン
カッサカサの喉を潤す命の水。
立て続けに二本買って、即飲みきった。
カッサカサの喉を潤す命の水。
立て続けに二本買って、即飲みきった。
この部屋何のためにあるのか知らないけど、頼むから開けておいてよ!
コーヒーマシーンまであるなんて……超便利じゃないか。
待ち人の憩いの場にしてくれよ。
ライフゲージ5くらいだった私ですが、この水分のお陰で50まで回復。
その後、チケットを打刻し、
ほぼ時間通りにやってきた奇跡の列車に乗り込み……
無事、ラグーザ駅まで戻ることが出来ました。👏
めでたしめでたし。
めでたしめでたし。
続く………
ゾッとする…
僻地あるあるかな…
それにしても、電車ないよって言って、それでも乗ろうとする、その精神にあっぱれ。
やらかしてるでしょ?
電車に乗れただけでも良しとすべきか。