町の中からタクシーで20分くらい。
目的地である「Ristrante Vitturin 1860」に到着しました!!
そう、店名の通り・・・1860年から営業されている老舗です。
相変わらず時間が早かったのか・・お客はまだ一組。
30分くらいしてようやく賑わってきました。
人懐っこい感じのオーナーがお出迎え、予約をつたえるとニコニコしながらテーブルへ案内してくれました。
ストラッキーノチーズ(クレシェンツァ・チーズの仲間)がこれでもかと入ったフォカッチャ!!
これまた、前回の「Panificio Moltedo」とはまた違った味わい。
ちょっと重め?なチーズのコク。
同じようなチーズだけど随分違うのは、ただ単に量の問題でもなさそう。
「Stracchino(ストラッキーノ)」の意味を調べてみたら・・「Stracco(ストラッコ)・・・疲れきった」という意味の俗語とのこと。
放牧牛がヘトヘトになるほど、山で動き回ってその牛から採れた乳が原料。
酸味があるのは、疲れた牛から出た乳から作ったチーズだからだそうです。
フレッシュなので、なかなか手に入りにくいのですが、
日本でもちらほら通販しているので、機会があれば生のまま食べてみたいですね。
なんにせよ、どっぷりと胃におさまり・・・のこりはテイクアウト。
そんなこんなで次の料理を待っていると、オーナー&オーナーの娘さん(スザンナさん)が登場。
日本の記者がきて記事になったことを嬉しそうに話される。
そしてこれからもどんどん、日本の人にこのお店のことを知ってほしいと仰る。
そのために、何が出来るか模索中とのこと。
私に出来るのはこのブログを書くことくらいだが・・とても親しみのある素敵なオーナーさんの気持ち、よーく伝わりました。
フォカッチャをたんまり食べた後のリゾット・・・。
正直・・・無理・・・と思ったが、これがなんと・・・ペロリ!!
米に飢えていたのか?・・・・
いや、このたくさんの魚介のスープで作られたリゾはとても美味しかった。
主人は「トロフィエのジェノヴァソース」・・・・(笑)。
食えるか??という疑問もなんのその・・なんとか完食。
ジェノヴァソースのシーズンからは外れていたけど充分美味しかった!
お腹がはちきれんばかりの私たち・・・当たり前のように、タクシーを頼むと・・・なかなか来ない!
待っても待っても来ない!!
すると
なんと、スザンナさんとウンベルトさん(スザンナさんの旦那様(フォカッチャを作る人:イケメン))が駅まで送ってくれるとの事!
なんて優しい!!
お言葉に甘え・・・絶対にまた来ますね!と約束をし お別れをしました。
レッコはとてもこぢんまりとして、美しい町でした。
美味しいフォカッチャでお腹は満たされ、人々の優しさにも触れることができました。
また訪れることがあったら・・この「Vitturin」を訪れたいなと思います。
今度はもっとお腹を空かせて・・・・
「2013年北イタリア美食旅16」へ続く・・・・