国公私立・医学部、薬学部、看護学部の攻略法 (さくら教育研究所)(SKREDU)

無料体験授業をスカイプで実施中! 
メールでお気軽にお問い合わせ下さい。( info@skredu.mods.jp )

産業医科大学の入試問題の出題傾向と分析

2021-02-06 | 日記

英語

読解3題と自由英作文1題という形式に変化はない。出題内容も19年度と同じだ。英文内容は比較的読みやすいが、100語程度の内容説明や英文和訳が出題されるため簡単ではない。理解した内容を日本語で表現する力が求められているため国公立大の2次試験に近い。そのため過去問や英文解釈問題集を利用して、記述解答の作成を十分練習しておくこと。100語程度の自由英作文対策として、自分が書きやすい形式を確立させ過去問等で練習しておくとよい。

数学

19年度は記述式の大問を含む大問3題だったが、20年度は大問1が小問集合、大問2が空所補充の大問の2題に変わった。小問集合は、数学Ⅲが約4割を占め、離心率や微分方程式までが出題されている。解ける問題から確実に解く姿勢も大切。以前の形式では、数学Ⅲは誘導なしでは難しい問題や計算が煩雑な問題が含まれていることも多かった。定積分の計算は頻出。演習の際に計算を工夫したり、別解を考えたりするなどして計算力・思考力を養っておくこと。

化学

大問3題。大問1題減少した。そのため、余裕を持って計算問題や構造決定問題に取り組むことが可能だった。大問1は頻出の電離平衡の計算、大問2、3の空所補充や構造式は易しいが、どちらも最後にある問3の出来が合否を左右しただろう。普段から化合物の構造式を書いたり、効率よい計算方法を工夫したりしながら学習を進めよう。また化学用語の定義をチェックして、理解を深めておくとよい。基本的な問題が多いので、基礎を確実に固めておくこと。

生物

19年度と比べて1問減少し、大問3題構成。しかし、論述形式の設問が多く、典型問題でないものが増加したため、時間内に解ききるのが難しいのは従来通り。本学は1つの題材から様々な生命現象を考察させるものが多い。日頃から図説のコラムに目を通し、東京医科歯科大や滋賀医科大などの国公立大学で近年取り上げられた、人体に関する新しい題材に関する問題を演習すると本番でも取り組みやすい。また短時間で文章をまとめる力が必要なので、問題集などを用いて自ら文章を書き、添削を受けるとよい。

物理

17年度以降は大問3題が続いていたが、20年度は大問4題だった。出題内容は19年度よりやや難化し、例年通り問題量が多く、2科目100分の試験時間内に完答することは難しい。また、受験生には物理の理解はもちろんのこと、問題文の読解力、計算力が要求される。過去問を解く際には時間配分を意識しながら、確実に解ける問題から先に解く練習をしておきたい。20年度は原子の出題はなかったが、19・17年度と出題されている。


最新の画像もっと見る