国公私立・医学部、薬学部、看護学部の攻略法 (さくら教育研究所)(SKREDU)

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順天堂大学・医学部の入試問題の出題傾向と分析

2023-10-29 | 日記

英語

大問4題中、読解3題と自由英作文1題の形式に変化はない。大問1の語数はやや増加したが、全体の読解量は21年度並み。英文内容も専門的なものが少なく、選択肢も易しいので全体の難度は標準となった。同意語選択と内容一致が全ての大問で出題されているので、文法・語法・熟語よりも文脈重視の読解演習が必要。また細部の内容までは問われないので速読を重視し、700語程度の読解問題を15分程度で演習する。唯一の記述問題である自由英作文は15分で200語程度の英文を書く練習をするとよい。

数学

現在の出題形式になった10年度以降、13・15年度を除いて大問3で出題されていた証明問題が22年度は出題されなかった。また、数学Ⅲからの出題が少なかった。例年に比べれば計算量も減っていたが、それでも時間的には厳しめだ。確実に解き切れる問題から取り組んでいく必要がある。年度によって、また問題によっても難度の開きが大きいので、解くべき問題の見極めも重要な要素になる。計算量が多い年度もあるので典型問題は見てすぐ解き始められるようにしておく必要がある。難関大の過去問でハイレベルなテーマに触れておくとよいだろう。

化学

大問2題。大問1はマーク(第1~3問)、大問2は記述。大問1の第1問は易しい知識問題と解を選択できる計算問題。第2問の炭酸水素ナトリウムの溶解度には高度な計算力と思考力が必要とされた。大問2の油脂の計算や論述(40字)は得点源にしやすかった。この大問2の記述は、例年、出題分野が固定されていない。合格に必要となるハイレベルな解答力は、東大などの上位校の過去問や模試(メディカルラボ実力判定テストも有効)などをフル活用して身につけていこう。

生物

21年度と同様に、大問2題構成のうち1題は中問3題からなるマーク式、もう1題は記述式。大問1は、22年度のように考察問題が含まれている場合があるものの、解きやすい問題が多いのでここをなるべく早く片付けたい。記述式の大問2は論述問題や計算問題(22年度は出題なし)が含まれたり、22年度のように内容理解に時間を要する問題が出題されたりするので、ここでじっくり時間をかけて考えたい。

物理

大問1はマーク式の中問3題で、そのうち1題は小問集合。大問2は1つの分野からの出題で、記述式。問題構成が独特なので、過去問で慣れておきたい。22年度の大問1は、第2問が計算量も多く誘導に乗りづらいが、それ以外は完答を目指したい。大問2は相互誘導について深く理解している必要があった。また、設問数が多いため時間的な余裕はなく、問題を解くスピードがそのまま得点差につながる。解けそうな問題から解くことが大切だ。


産業医科大学の入試問題の出題傾向と分析

2023-10-21 | 日記

英語

大問1は空所補充のみの長文問題、大問2・3は記述式の英文和訳と内容説明に加え、全ての選択肢に○×を付ける内容真偽が出題される長文問題、大問4は100語程度の自由英作文という21年度までの傾向に全く変化はない。難度も21年度と同等で、内容理解に
重点が置かれているため直接文法を問う問題はない。そのため、対策には同傾向の国公立大2次用の問題集を利用できる。大問1は語句の空所補充だが、全くヒントがないため慣れておく必要がある。本学の過去問はもちろん、熊本大医学部の過去問も利用できる。

数学

大問1~3が空所補充、大問4が記述となった。大問1の空所補充は、2年連続で医学的な内容を基にして問題文が作られており、戸惑った受験生もいたかもしれないが、理科のような単位変換をするだけにすぎない。大問2~4については、21年度は新型コロナウイルスの拡大による学習進度への影響に配慮したと思われる易化があったが、22年度は難化したように見える。過去には離心率やオイラー線などの出題もあったので、解ける問題から確実に解く姿勢も大切。数学Ⅲは誘導なしでは難しい問題や計算が煩雑な問題も含まれていることも多い。定積分の計算はこれまでもよく出題されている。問題演習に取り組む際には、計算を工夫したり別解を考えるなどして計算力・思考力を養っておくとよいだろう。

化学

大問3題。20年度以降、構成に変化はない。答えやすい設問が多いが、2科目100分の中で知識問題を迅速に解答した上で計算問題に取り組むことが大切。化学反応式、有機化合物の構造決定や計算問題の出題が多い。構造式の記載例や問題ごとにある有効数字の指定に注意しておこう。工業的製法、日常で関連する物質、高分子に関する出題が多い傾向にある。そのため、接触法、ソルベー法、ヘキスト-ワッカー法、合成樹脂などを対策しておくとよい。過去問も良問が多いので取り組んでおこう。

生物

21年度と同じ大問3題。仕組みを説明させる記述などしっかりとした知識がないと解答できない問題が多いので中途半端な知識だと正答できない。また、データの読み取り問題は生物基礎・生物の知識を基に考察していくので、知識の使い方をあらかじめ練習しておく必要がある。記述や考察は一人での学習は難しいと思われるので、できれば学習を定期的に見てもらい、書き方や考え方の修正を行っておくこと。

物理

例年通り難度が高い上に問題量も多く、2科目100分の試験時間内に完答することは難しい。大問3のように、見かけの複雑な設定の問題がみられるが、このような問題のほとんどは、基本的な考え方の組み合わせになっていることが多い。誘導に乗れるかが重要。物理の本質的理解はもちろんのこと、問題文の読解力、計算力が要求される。過去問を解く際には時間配分を意識しながら、確実に解ける問題から先に解く練習をしておきたい。22年度も原子の出題はなかったが、過去には出題されている。


昭和大学・医学部の入試問題の出題傾向と分析

2023-10-17 | 日記

英語

出題形式に変化はないが、設問が21年度よりかなり難化した。大問1の英文法は標準的な問題が中心ではあるが、難解なものが数題あった。読解問題は内容自体はそれほど難しくはないが、選択肢が紛らわしいものもあった。さらに大問3では要旨をまとめるなど時間がかかる問題があり、時間内に解答することが難しくなった。まず文法の標準レベルの問いを正解できるように基礎を確立する。読解は空所補充のある英文を読み、段落ごとの要約文や全体の要約文を書くように心掛ける。仕上げに過去問で時間配分を考慮する。

数学

全問が結果のみを答える問題。問題量も計算量も少なめなので高得点が必要となる。基本的な問題が中心で、幅広い分野から出題されているため、全範囲にわたって穴のない学習が不可欠。難問を解けることよりも、典型問題を迅速かつ確実に得点することが要求されている。英語との時間配分も重要。過去には期待値も出題されているので注意したい。また、数学Ⅲからの出題が多い年もあるので、微積分の計算などはしっかりと押さえておきたい。なお、国語との選択となっている。

化学

大問4題。21年度までは生体に関連する題材が続いていたが、22年度の有機はアミノ酸・タンパク質、フェノール類、合成繊維だった。21年度の糖類、エステル、油脂と重ならない内容だが、難度はキープされている。小問集合の理論分野の計算も、I・II期ともに22年度は5問となり、21年度の6問よりさらに1問減少した。出題トピックとしては、減圧症(北里大学で類題)、ビニロンの計算が目立った。早めにI・II期の過去問を解いておくことが望ましい。

生物

21年度から1題減って大問4題構成の記述式。知識問題の割合が高くなっている。描図問題が21年度に続いて22年度も出題され、21年度には出題されなかった計算問題が22年度は出題された。また、知識論述問題が毎年のように出題されるが、多くの問題で制限字数が短めとなっている。普段から短めの字数で必要な内容をコンパクトに要約して論述する訓練をしておくとよい。

物理

21年度に比べ、大きく易化した。例年は典型標準問題と思考力を要する見慣れない問題が混在し、難度がやや高い問題が出題された。まず、典型問題から解答し、確実に得点を稼ぐことが大切。また、19年度まで出題が続いていた微積分を用いた物理現象の解析も、念のため過去問で慣れておきたい。標準レベルの問題集だけでなく過去問などを用いて、しっかりと問題文を読み、誘導に乗って解答する訓練をしておく必要がある。


私立大学 医学部予想偏差値ランキング*(さくら教育研究所)

2023-10-13 | 日記
順位 私立医学部 1次試験予想偏差値 2次試験難易度 総合
1 慶應義塾大医 医 77.5 S S
2 東京慈恵会医科大医 医 76 S S
3 日本医科大医 後期 75.5 S S
4 昭和大学 医 2期  75 A A
5 大阪医科大医 医 後期 75 C A
6 順天堂大医 医 74 A A
7 昭和大医 医 1期 74 B A
8 日本医科大医 医 73.5 S A
9 自治医科大医 医 72.5 A A
10 大阪医科大医 医 前期 72 C A
11 日本大学医 医 N方式 71 C A
12 東京医科大医 医 71 C B
13 国際医療福祉大学 医 71 B A
14 産業医科大学 医 70.5 A A
15 東北医科薬科大学医 医 A方式 70 B A
16 近畿大医 医 後期 69.5 C B
17 東北医科薬科大学医 医 B方式 69.5 A A
18 日本大医 医 69 C B
19 関西医科大医 医 後期 69 C A
20 関西医科大医 医 前期 69 C B
21 杏林大医 医 69 C B
22 近畿大医 医 前期 69 C B
23 東邦大医 医 69 S B
24 東海大医 医 68.5 A C
25 北里大医 医 68.5 S B
26 埼玉医科大医 医 後期 68 A B
27 聖マリアンナ医科大医 医 68 S B
28 埼玉医科大医 医 前期 67 A C
29 東北医科薬科大学医 医 一般枠 67 B B
30 東京女子医科大医 医 67 A B
31 獨協医科大医 医 67 A C
32 愛知医科大医 医 66 A C
33 岩手医科大医 医 66 B C
34 帝京大医 医 66   C
35 久留米大医 医 65 B C
36 金沢医科大医 医 65 B C
37 川崎医科大医 医 65 B C
38 藤田保健衛生大医 医 前期 65 B C
39 福岡大医 医 65 C C
40 兵庫医科大医 医 65 B C