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愛知医科大学の入試問題の出題傾向と分析

2023-07-30 | 日記

英語

21年度からの変化は、大問5~7の読解問題が600語程度増加したことだ。しかし読解内容が易化したため全体の難度は変わらない。出題傾向は読解内容についての問いより単語に関する問いが多い。とは言え、内容理解を怠っていいわけではない。内容真偽が大問5~7で出題されている上、大問4の語・句補充では文脈判断が必要になるからだ。対策としてはまず語彙力を高め、文構造を意識して精読する必要がある。仕上げに過去問で本学特有の出題傾向に慣れる。

数学

大問1は答えのみを記入する小問集合、大問2、3は過程も書かせる大問。確率、数列、極限、積分法の出題頻度が高い。定番の問題が中心で、近年は易しめだ。以前は言い回しを変えてあったり、小問による誘導がなかったりすることも多く、年度によって難度にかなりの差があった。公式や解法の丸暗記では解けないものも出題されることもあるので考える力が必要と言える。典型問題の解法を習得した上で標準的な国公立大用の問題集などで演習するとよい。

化学

大問2題。従来の3題から減少した。22年度の大問1は混合気体、大問2は銅に関する総合問題。有機は還元性と再生繊維の空所補充のみだった。大問1の計算結果を選択する形式が目新しかったが、その数値が細かく、高い精度を要求された。例年、頻出の計算問題では、有効数字に注意して検算で計算精度を高めておこう。設問数が多いため、空所補充から解くのも有効だ。近年、出題内容のバランスが変化しやすくなってきているので、柔軟な対応力を身につけておこう。

生物

21年度と同様に大問3題構成の記述式。例年、論述問題が5~10題程度出題されることが多く、22年度は8題出題された。普段から用語の定義や現象を正しく表現できるように練習しておく必要がある。21年度は出題されなかった計算問題と描図問題が、22年度は出題された。これまでも計算問題の出題頻度が高かったので、典型的なものは解けるように演習しておく。描図問題も出題頻度が高いので、日頃から教科書の図を意識して見る習慣をつけておく。

物理

例年通り大問3題。問題文が比較的長いものが多く、理科2科目で100分という時間を考えると、時間的余裕はあまりない。難度は年度によってばらつきがあるが、基本~標準レベルの問題が多く含まれるため、それらを確実に解いて得点することが合格へのカギとなる。また、20年度の大問3のように、SI基本単位の改定という受験生にはあまり馴染みのないテーマの問題が出題されることもあるため注意が必要。


兵庫医科大学の入試問題の出題傾向と分析

2023-07-05 | 日記

英語

英文和訳が大問1から大問3へ移動した以外、大きな変化はない。21年度と同様、読解問題に内容一致や内容真偽はなく、選択形式の空所補充や記述形式の語句整序、下線部和訳が出題される。英文和訳の出題率が高く、22年度は内容説明も出題されたため英文解釈の練習は欠かせない。その他に語句の空所補充や語句整序も出題されるため文法・語法の学習も必須。英作文は国公立大2次レベルのため、発展レベルまでの演習が必要となる。

数学

大問1は小問集合で幅広い範囲から出題されている。過去には大問以上に難しい問題が出題されていたが、17年度以降は基本的な問題が中心となり問題数も減っている。大問2・3は誘導形式で難度にかなりの差があり、知識・経験の有無が左右する問題が多い。典型解法を習得した上で過去問を解いて本学の問題に慣れておくとよい。難度の高い問題の対策としては、難関大や国公立大の問題で思考力を養うことが効果的だろう。

化学

大問3題。理論主体の2題、有機1題。大問2のサリドマイドの構造決定はやや難しかったが、それ以外は標準的。身の周りの物質に関する項目が多い傾向で、パーマ液の薬剤の性質が扱われた。実験問題では、操作や結果の解釈などでリアルなイメージを持てるようにしておこう。計算の導出過程や簡潔な論述を大きめの解答欄に記載する形式が続いているため、本学Webサイトで公開されている過去問・解答や、メディカルラボの実力判定テストを通して慣れておくとよい。

生物

21年度と同様に大問5題構成の記述式。論述問題は近年は毎年10問程度出題され、字数を指定されるものや解答欄に収まるように答えるものがみられる。大問1は小問集合形式で、小問数は15~20問程度が多く、22年度は19問だった。近年は解きやすい小問が多くなってきているが、問題数が多いので、ここで時間をかけすぎないように気を付けること。考察問題や計算問題もほぼ毎年出題されている。

物理

21年度は原子の出題がみられなかったが、22年度は例年通り全分野から出題された。標準的で見慣れた問題が幅広く出題されているが、思考力を要する問題も含まれている。また、試験時間に対して問題量が多く、導出過程まで要求されるため、解答時間に余裕はない。手際よく解き進めることが求められる。原子分野は細かい知識も含めて問われる。描図問題が頻出なので、教科書などの図を自力で描けるように練習しておきたい。