国公私立・医学部、薬学部、看護学部の攻略法 (さくら教育研究所)(SKREDU)

無料体験授業をスカイプで実施中! 
メールでお気軽にお問い合わせ下さい。( info@skredu.mods.jp )

日本医科大学の入試問題の出題傾向と分析

2023-06-29 | 日記

英語

21年度と同様、大問3題であった。大問1では21年度には出題されていなかった誤り指摘が追加された。大問2が21年度よりやや読みにくくなったため全体的にはやや難化した。読解問題だけでなく、発音・語彙・文法・自由英作文も出題されるため、分野の偏りがない学習を心掛けたい。22年度は要約文に関する設問があったので、読解演習の際は段落要約をするとよい。例年、選択肢を選んだ理由を説明する問題があるので、選択問題であってもただ選ぶだけでなく理由を考え論理的に解答する習慣をつけたい。

数学

例年、数学Ⅲからの出題が多く計算量も多い。大問1と大問4の問1の一部が空所補充となり、大問2の問1、大問3の問1・2・3、大問4の問1の一部が答えのみで、他が論述形式である。問題間の難度差が大きいので標準的な問題を確実に得点することが重要となる。思考力を要するものや見慣れない題材も出題されているので暗記に頼った学習では太刀打ちできない。すべての範囲の頻出問題を習得した上で複数の問題を融合させた総合的な問題を解く練習を積む必要がある。また、文字を含んだ複雑な計算をこなす計算力も不可欠だ。

化学

大問4題。大問1は実在気体の特徴とピロリ菌検査のメカニズム、大問2は蒸気圧(気液平衡や蒸気圧降下)、大問3は錠剤の薬物成分の構造、大問4は染料(インジゴ)の構造で、全体的に日常にかかわっている化学物質を題材にした出題だった。また各大問に論述問題があり、丁寧な記述が求められていた。計算では小数第1位や2位を四捨五入する問題があるが、例年、計算力を必要とする設問が多い。過去問演習を通して難度の高い問題に対する計算力や論述力をつけていこう。

生物

例年同様、大問3題構成。本学は例年、大問3の問題が充分な考察を必要とする問題となっている。そのため、できるだけ速く大問1・2を解き、大問3の考察に時間を割けるように時間配分するのが高得点を狙うカギとなる。大問3は遺伝子発現や膜タンパク質に関連する問題が多く出題される傾向がある。解いてみて解きにくいと感じる場合は類題演習に取り組み、大問3の対策を万全にしておこう。

物理

例年、大問4題で、大問1題あたり設問5問の合計20問だったが、22年度は1題減って大問3題となった。しかし、設問数は計20問のまま。力学、電磁気、波動が出題されたが、以前は原子の出題が多かった。全体的に標準レベルの問題で構成され、時間に対する問題量も適量。そのため、ケアレスミスには十分に気を付けたい。また、例年、煩雑な数値計算も出題されるので対策が必要となる。