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東北医科薬科大学の入試問題の出題傾向と分析

2023-04-06 | 日記

英語

21年度までの大問5題から4題に変更された。新たに出題された誤り指摘は小問(1)~(10)に分かれているが、一続きの英文から成っている。文法的な誤りだけではなく、文脈から判断しなくてはならない問いもあり、やや難しい。読解は21年度と同程度の量と難度のため取り組みやすかった。読解対策としては500~700語の英文を、語法や熟語を意識して読み、復習で段落要約をする。誤り指摘や語句整序の対策は、基本の英文法・語法を学んでからそれらに特化した問題集に取り組む。

数学

21年度以降、出題単元が大きく変わっている。22年度は二重接線、cos36°といった有名問題が出題された。過去の出題範囲にとらわれず、多くの大学で頻出の内容を学習しておくべきだ。例年は計算量が多い問題が出題されるので、典型問題の解法がすぐに頭に浮かぶようにしておくとともに、正確かつ迅速な計算を行えるよう練習しておくことが重要。基本的な解法を習得した後、同じ誘導形式の他大学の過去問で練習するとよい。

化学

大問4題。例年同様、空所補充や正文選択が多く、主に標準レベルの問題で構成されていた。問24まで設問があり、計算問題も多い。概算での計算精度を上げたり、大問4の合成高分子の計算で使えるように分子量を覚えたりしておくと速く解答できるだろう。教科書や図説で幅広く性質を押さえて、正文選択の対策をしておこう。変化量や割合を求める計算や化学反応式も大切である。これまで有機のウエイトが高くない傾向にあり、近年は天然高分子の出題がない。ただし、もし出題されても対応できるようにしておこう。

生物

21年度までは大問3題構成だったが、22年度は大問4題構成に変更された。大問1題が残りの大問と比較して極端に難しくなっているという傾向は変わらず、20・21年度と同様に、22年度も大問1が非常に解きにくい問題になっていた。ちなみに19年度までは大問3に解きにくい問題が配置されていた。最初に全体を見渡し、解きにくい問題を避けて、比較的解きやすい大問から手を付けるようにする。「遺伝子」に関する問題は創立以来、毎年出題されているので、しっかりとした対策をしておきたい。

物理

力学と電磁気は毎年必須で、熱と波動が隔年で出題されている。大問は3題だが設問数は多く、時間内に全てを解答するのは難しいことが多い。大問3についてはやや難度が高い出題が続いている。本問のように、見慣れない問題が出題されても、落ち着いて誘導に乗ることで解き進められる。過去問演習を通して、誘導に乗る練習をしておきたい。また設問数が非常に多く、素早い計算を要するので、標準より少し上のレベルの問題集で、数式処理に慣れておきたい。