国公私立・医学部、薬学部、看護学部の攻略法 (さくら教育研究所)(SKREDU)

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藤田医科大学の入試問題の出題傾向と分析

2023-02-10 | 日記

英語

21年度までの大問5題から6題に増えたが、すべての問題が易化したため解きやすくなり、時間内の解答も可能となった。例年難問が数問あった大問2もすべて標準レベルで、特に大問5は難解な内容の英文が出題されていたが、読みやすい英文となった。マーク対策として文法・語法・語句整序の問題集を1冊仕上げ、500語程度の論説文を内容一致中心に演習する。記述対策は700語程度の英文を読み内容説明を中心に、入試標準レベルの英作文問題集を演習する。

数学

21年度に比べれば大問3は難化したが、21年度は新型コロナウイルスの影響で易化したと考えられる。大問1のマーク式の小問集合は21年度と大差はなく、基本的な問題が多く出題された。これまでに大問1ではデータの分析、循環小数、正多面体なども出題されている。例年の大問2・3は難度の高い問題が多い。かなりの知識と思考力が必要な問題も多く、難関大や国公立大の問題をどれだけ数多く経験しているかが左右する。小問集合の出来が合否を分けていると考えられる。

化学

大問6題。大問1はHIの平衡で基本的な問題だった。大問2の小問集合は項目の複数選択に注意しよう。大問3は金属塩から気体発生させる塩酸の性質を扱う良問。大問4は本学に特徴的な文字式計算だった。大問5は芳香族エステル、大問6は高分子で計算メインだった。前期は論述問題がない(後期10字以内)が、問題量が多く迅速な解答力が必要だった。大学Webサイトにある過去問で後期もチェックしておこう。またメディカルラボ実力判定テストも活用してみよう。

生物

21年度と同様に大問4題構成の記述式。20年度に問題量の増加に伴って難度が上がって以降、やや高い難度を維持している。単純な知識問題ではなく、リード文から考えさせる問題が増加している。論述問題、計算問題は例年通り出題されている。21年度にはなかった描図問題が、22年度は出題された。本学では過去に何度も出題されているので、日頃から教科書の図を意識して見る習慣をつけておく。見慣れない問題や内容が分かりにくくて解きにくい問題が出題されることがあるので、過去問で感覚をつかんでおくとよい。

物理

近年は力学・電磁気で大問4題中3題を占め、残りの1題は熱もしくは波動が多い。例年、基本解法を用いる問題が多いが、22年度は例年よりやや難化した。特に大問1は、漸化式を作れたかどうかがポイントとなる。 大問4は内容としてはそれほど難しくはないが、設定が複雑なため情報が多く、把握に時間がかかった受験生もいただろう。また、年度によっては出題形式が記述、選択、描図と多岐にわたり、さらに解答に用いる文字の指定が細かいことがある。これに加え、問題量が多いため、過去問を解く際には時間配分にも注意すること。また、17年度には原子の知識を問う問題も出題された。


東海大学・医学部の入試問題の出題傾向と分析

2023-02-07 | 日記

英語

例年通りの出題傾向で難度も変化はない。大問2は21年度と同様に文法問題が出題され、特に仮定法が頻出だ。その他の問題は標準的なため、特別な学習は不要。まずは大問2・3の対策としてオールインワン系の問題集を1冊仕上げる。次に大問1の対策として段落要約を意識して700語程度の英文の読解演習に取り組む。差のつきやすい記述対策は英文解釈と英作文の標準問題集を仕上げる。最後に過去問を使って会話文・文整序・グラフ付き読解問題に慣れよう。

数学

大問1は基本的なレベルの小問集で確実に得点したいところだが時間を使い過ぎないことも重要。大問2・3は誘導に従って解いていく標準的な問題だ。21年度から易化傾向にあるが、誘導に乗りづらい年もあるので時間内に解き切るには、各分野の典型解法が瞬時に浮かぶように練習しておきたい。特に、微積分、確率、数列、ベクトルは重点的に練習しておくべきだろう。

化学

大問5題。各大問は小問4~5問で構成されている。1枚の解答用紙にマーク形式と記述形式の解答を記載する。電気分解、化学平衡、熱化学などの計算問題も多かった。記述では科学者名、法則名、化学反応式、構造式が出題された。22年度はどの大問もほぼ同レベルの構成だったが、大問5のラクチドの立体異性体やアセタール化で差がついた。また結晶格子で1辺の3乗が必要な問題も要領よく計算する必要があった。安定した出題形式で良問が多いので過去問にチャレンジして実力をつけておこう。

生物

例年通り、大問5題構成。知識問題に関しては標準的な問題が多い。一方で実験・考察問題が多く、時間がかかるので時間との勝負となる。特に「人体」「遺伝子」「発生」に関する問題は考察力を必要とする問題が多いので、しっかりと学習をしておこう。また、メンデル遺伝の問題も出題される傾向にあるので、遺伝の法則の学習もしておくと他の受験生と差をつけることができる。

物理

例年通り大問4題で、2題が記述式、残りの2題がマーク式。標準レベルの問題が中心だが、大問間の難度にばらつきがあるため、解きにくい問題で手こずると試験時間がなくなるおそれがある。どの問題にどこまで時間をかけるか、慎重に見極めて解答する必要がある。マーク式の解答群も参考にして、できる限り多くの設問に答えていきたい。また、複雑な文字計算を要求されることもあるため、計算の処理でミスしないよう、日頃から素早く処理する練習をしておくとよい。


岩手医科大学の入試問題の出題傾向と分析

2023-02-04 | 日記

英語

ここ3年間、出題形式と難度に大きな変化はない。大問1の読解は空所補充のみの出題であるため、医療系の長文を文構造や品詞まで意識して1語1語丁寧に読む。大問7の読解は内容把握中心の出題であるため、素早く内容を読み取り速読する練習が必要。発音、文法、語句整序、会話文対策としてオールインワン系の問題集を1冊終えると効率がよい。分量が多いため過去問での時間配分の練習が必須となる。

数学

例年、全体的に記述式で出題するのがふさわしいような問題で、難度の高いものや計算量の多いものも出題されている。国公立大の記述式の問題で練習しておいた方がよい。短時間で効率よく得点するためには、典型的な解法が瞬時に浮かぶことと正確かつ迅速な計算力が必要。日頃から面倒がらずにきちんと計算することも大切だ。また、試験時間が英語と合わせて120分のため、時間の使い方にも注意したい。

化学

大問3題。理論6問、無機8問、有機9問で、正誤問題は11問。解きやすい設問の中で、大問1「物質量の新定義」や「安全ピペッター」が目新しかった。どの分野も基本事項から出題されているが、特に無機では族や周期の理解が重要だった(21年度も同様)。入試本番では自信のある問題から取り組もう。教科書や図説を通して用語の定義や物質の性質を理解した上で、正誤の判定力をつけていく。また過去問を使っての設問パターンの把握も効果的だ。

生物

21年度と同様に大問5題構成のマーク式。21年度で減少した考察問題の割合が、以前のように増加していたため、全体的に解きにくくなった。また、21・22年度は計算問題があまり出題されていないが、19・20年度は多く出題されていたので注意しておきたい。典型的な計算問題の解き方を身につけておく必要がある。「動物の反応と行動」「発生」「体内環境」「遺伝子」の4分野は頻出なのでこの分野をまずは仕上げていく。

物理

大問3題は全てマーク式で、25問程度。力学と電磁気が必須で、もう1題が熱、波動、原子のいずれかから出題される。例年よりも全体的にやや易化した。特に大問2は確実に得点したい。過去の難度からすると、ここ数年は相対的に難度は上がっている。どの問題も典型問題の組み合わせであるため、標準的な問題集を用いて、確実に仕上げておけば高得点が狙える。