国公私立・医学部、薬学部、看護学部の攻略法 (さくら教育研究所)(SKREDU)

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関西医科大学

2020-04-10 | 日記

英語

長文読解問題2題以外、毎年出題内容が変わるのは例年通り。19年度は新たに発音と同意文作成が加わった。長文の語数は18年度より減少したが、大問が1題増えたため全体の分量に変化はない。すべての設問の難易度は標準的だが、記述解答が多いため綴りをしっかり書けないと苦労する。語彙に関する問いが多いので、文章全体の内容を把握するだけでなく、単語も意識して学習をする。語句整序と空所補充が頻出するため対策をたてる必要がある。

数学

全問が論述形式となった。17年度まで難化傾向だったが18年度から易しくなった。論述形式ではあるが、基本的な問題だったり、誘導形式になっていたりする。過去には難度の高いものも出題されているので、複数の解法を使い分ける力と迅速かつ正確な計算力は必要。典型解法を一通り学習した後、標準レベルの問題集で解答作成の練習をしておくとよい。なお、16~18年度には領域を図示する問題が出題されていた。

化学

大問4題。19年度は例年同様、化学用語を問う空所補充、化学反応式が多く出題された。計算問題は難しい方ではないが、実力差が出やすい問題だった。大問1で水銀に関する総合問題が出題されて苦戦したかもしれない。有機ではアセテートやレーヨンに関してきちんと押さえていれば解答しやすかったはず。例年、生命科学や人間の生活環境の化学的側面に焦点を当てた内容が出題されている。日頃からこの分野にも関心を持つ姿勢が大切。

生物

例年通り大問5問構成。近年難化しつつあったが、19年度は少し易化した。今までになかった1行で答える論述問題が5題も出題された。16年度以降、大問1は似たような形式で、小問10問の小問集合になっていたが、19年度は小問8問に減少した。「すべて選べ」という形式で問われる問題や、順に並べて指定の順番にくるものを複数答える問題があるので、正確な知識が要求される。恒常性、代謝、遺伝子の出題頻度が高くなっており、特にこれらの分野に関しては資料集なども使いながら、より細かく正確な知識をつける必要がある。

物理

18年度に比べて比較的解きやすい問題が増えた。力学のネジの問題、電磁気のイオンチャンネルの問題など、状況把握に手間取りそうなテーマも出題されたが、誘導が丁寧なので問題文をよく読めば解きやすい。例年、グラフの描図や論述が多く出題されるため、教科書のグラフや記述について、よく理解しておく必要がある。

 

獨協医科大学

2020-04-07 | 日記

英語

大きな変更点はないが、長文で18年度のように医療科学系だけではなく、人文社会系の英文も出題された。大問が7題で、そのうち長文読解問題が3題なので、制限時間内に解答するのは簡単ではない。まず難度の低い大問3・4を確実に解答してから、残りの問題に取りかかるとよい。対策は比較的難易度の低い文法と語句整序から始める。次に500語から700語程度の様々な題材を扱った長文を演習する。大問2のような本学特有の問題は過去問を使うとよい。

数学

幅広い分野から出題されており、複数の分野にまたがった融合問題も多い。過去にはマーク式ではあまり出題されない数学的帰納法や平均値の定理も出題されたことがある。標準的な問題ばかりで難問はないが、誘導された問題が多いので出題者の意図を的確に捉えることが重要になる。標準的な問題集で基本的な解法を習得した上で総合的な問題の練習をするとよい。時間的に余裕があるわけではないので、ケアレスミスをなくすことも合否のカギになるだろう。

化学

大問5題。大問1は小問集合でバランスよく出題されていた。標準レベルであるが問題数が多いため、解答スピードを強く求められていた。有機は、医薬品オルサラジンの出題だったが、サリチル酸由来の物質に関する標準レベルの問題。小問集合の対策としては、参考書や図説を活用して、やや深めの知識をつけておくと、解答時間の短縮につながる。さらに標準レベルの計算力も養っておこう。本学の各年度の過去問を解きながら、レベルと時間の把握をしておこう。

生物

18年度同様に大問5題構成のマーク式。問題数が多く、考察問題も含まれるので、時間配分に気をつけること。教科書の内容の完全理解と定着の上で、標準レベルの問題集で演習すること。過去問演習時は、知識問題は素早く確実に得点し、考察問題や計算問題に時間を割く時間配分を考慮した演習を心がけること。遺伝情報と形質発現の単元は18年度も出題されているので注意。

物理

大問5題構成。小問集合内の波動を含めると全分野から出題されていた。事例は標準的だが、設問がよく工夫されており、高い思考力が必要とされる。19年度の入試では、断熱変化におけるポアソンの関係式の利用(大問2)、コンデンサーの極板間引力(大問4)、直方体が回転する条件(大問5)のように、入試問題としては定番だが受験生の盲点となりやすい題材が出題された。入試標準レベルの問題集を1冊仕上げ、これらの問題に対応できる力をつけておきたい。時間に対して設問数が多いため、過去問演習を通じて手際よく解答する訓練も積んでおくこと。