国公私立・医学部、薬学部、看護学部の攻略法 (さくら教育研究所)(SKREDU)

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埼玉医科大学

2020-03-29 | 日記

英語

長文読解が中心で、英文のテーマは医療に関するものだけでなく、人文系や社会系など多岐にわたっている。大問1の文法問題は標準レベルであり、短時間で解答して残り時間を読解に充てる方がよい。長文6題で総語数が3,500語もあるため速読力が必要。まずセンター試験対策の問題集から始め、語数が500語、そして700語と指定された問題集をそれぞれ15分と20分で演習する。直前期には1,000語程度の英文を読み、過去問で時間配分を練習する必要がある。

数学

標準的な問題が多く難問はない。ただし60分で高得点を取るためには要領よく解くことが必要である。大問1は基本レベルの小問集合であり、4題から3題に問題数が減った。大問3では初めて複素数平面が出題された。大問4は毎年、確率が出題されるので重点的に学習しておくべき。18年度には大問1、3で出題された数Ⅲの微積分は、19年度には出題されなかったが、計算練習は十分にしておくこと。過去問の演習も大いに役立つだろう。係数に0や1を入れる問題もあるので解答上の注意はよく読んでおくこと。

化学

大問3題。問題のレベルは標準的だが、試験時間に対して問題数が多かった。解答スピードが重要。大問1と2は特定の物質に関する様々な問題、大問3は様々な脂肪族の小問形式だった。例年、理論では計算量が多く、無機は幅広い知識が必要となる。有機は脂肪族や芳香族だけでなく、高分子からの出題が多い。対策としては、解法スピードを意識して問題演習をしておこう。前期日程の過去問だけでなく、同形式の後期日程の問題も活用しておくとよい。

生物

18年度と比較し計算問題が増え、また19年度は最後の大問の小問集合とは異なる小問集合が大問2にあるため、これまでの傾向に反して難化。教科書の内容の完全理解と定着を基本に、標準的なレベルの問題集で演習するが、その際に、問われる知識を素早く取り出すための引き出しを意識すること。過去問演習ではまず最後の大問の小問集合(類題演習は金沢医科大の過去問がよい)から解き、各大問の知識問題は落とさないようにする。

物理

例年通り大問3題構成である。ここ数年は、力学・電磁気と熱もしくは波動の出題が続いている。標準レベルの問題が多く、それほど問題の難易度は高くはない。しかし、19年度の大問2の熱サイクルの問題、18年度の大問3の電磁誘導の問題など、計算量の多い問題が散見されるため、素早く、正確に解く計算力が必要となる。日頃から典型問題を速く解くことを意識しながら進めておくとよい。典型問題が中心であるため、十分高得点が狙える。


大阪医科大学

2020-03-21 | 日記

英語

大問3題で記述形式は例年通り。17年度に出題された内容説明が復活した。大問1、2とも理解しやすい内容で、設問箇所の文構造や語彙も18年度より易化した。大問3の英作文も標準的で、基本がしっかり理解できていれば問題なく解答できる。まず英単語や文法などの基本事項を確実に習得する。次に英文解釈や英作文の問題集を演習し、短時間で記述問題を解答できるようにする。最後に和訳と英訳が頻出の国公立大の過去問演習をするとよい。

数学

17年度から易化したが、論述力の差がつきそうな問題が多い。微積分、確率、ベクトルが頻出で証明問題も毎年多数出題されている。公式を適用するだけで解けるような問題ではなく、計算量が多い年もある。国公立大の2次試験でよく見られるような融合問題や誘導問題が多い。標準的な国公立大の誘導形式の問題を十分に練習しておくとよいだろう。簡潔で要領を得た答案を作成する練習もしておくべきだろう。

化学

大問4題で、理論(無機含む)2題、有機2題。理論はグラフの作図以外、基本的な内容だった。有機は芳香族と油脂からの出題で、化学反応式、計算問題の正確性で差がついた。例年に比べて易化しており、大学のレベルから考えると高得点が求められる。論述問題も出題されるので、化学的現象を文章にする習慣をつけよう。前期日程の受験でも、同形式の後期日程の問題を活用して、この4題構成の出題の内容とレベルに慣れておくことが望ましい。

生物

例年通り大問4題構成。知識問題は基本的、標準的な問題が多く、正確で深い理解が問われている。論述問題は毎年出題され、知識論述の問題が多いので、普段から用語の定義や現象の内容を言葉で表現できるように練習しておく必要がある。計算問題は典型的な問題が出題されることが多い。19年度は出題されていないが、描図問題も出題されるので、教科書や資料集などで図を確認する習慣をつけておくこと。12年度から問題の傾向が大きく変わったので、過去問演習に取りくむ際には、それ以降の問題で演習するとよい。

物理

大問4題構成。例年最後の1題は小問集合で、19年度は基本的な問題が出題された。小問集合では電力輸送の問題が頻出なので、必ず過去問を解いておきたい。力学は毎年、他は電磁気・波動・熱のうち1~2分野が出題される。誘導は丁寧だが、難しい問題も含まれる上に問題量がやや多い。そのため過去問を解く際には、時間配分や解答順序に注意する必要がある。19年度は原子の出題はなかったが、16~18年度は原子の問題が出題されている。


順天堂大学医学部

2020-03-07 | 日記

英語

例年通りの出題形式だったが、長文の総語数が大幅に減少し、解答しやすい設問が増えたため易化した。それでも長文4題と自由英作文1題を80分で解答しなくてはならないため、時間的余裕はない。設問は段落を要約する力が求められ、内容に関するものが中心で、同意語選択の出題も多い。対策としてセンター試験の論説文から始め、マーク式の医療・科学系長文を20分以内で読む練習をする。自由英作文に指定語数はないが、10分程度で100語の英文を書けるようにしておきたい。

数学

易化した18年度と問題数は変わらないが、マークの空欄の箇所は増えている。大問3は整数の証明問題。年度や問題によって難易度の開きが大きいので、解くべき問題の見極めも重要な要素になる。計算量が多い年度もあるので、典型問題は見てすぐ解き始めることができるようにしておく必要がある。難関大の過去問題でハイレベルなテーマに触れておくとよいだろう。

化学

大問2題。マーク式1題、記述方式1題。大問1の多くは標準レベルの問題で構成され、25設問中12設問に計算問題があり、計算量の多さが目立った。18年度の問題と比べ、やや解きやすい問題が多かった。大問2は、18年度に出題の有機分野ではなく、理論分野からであり、論述問題(70字)も出題された。選択問題、記述問題ともに、問題文の意図を素早く理解する必要がある。計算を速くするための工夫を重ね、スピードを意識しながら演習を重ねていこう。

生物

例年通り、マーク式3題、記述1題。18年度にあった文章の記述問題は見られず、記述式の計算問題が見られた。教科書の内容の完全理解と定着を全分野について行うこと。今後出題されないとは言えないので、油断せずに、記述対策として標準的な問題集で数十字程度の記述問題の演習に取り組むこと。

物理

例年通り大問2題構成だった。大問1は中問3題で、そのうち1題がマーク式の小問集合で構成されていた。大問2は1つの分野からの出題で、記述形式。問題構成が独特のため、過去問で慣れておきたい。18年度と比較して、中問2の電気振動の問題のように見慣れない設定の問題があった。また、設問数が多いため、時間的な余裕はなく、問題を解くスピードがそのまま得点差につながる。解けそうな問題から解くことが大切だ。

 

久留米大学医学部

2020-03-07 | 日記

英語

18年度の大問7にあった発音問題がなくなり、大問5の誤り指摘が適文選択になった以外、形式には大きな変更点はない。難易度に関しては大問2の長文中の語句整序と、大問6の空所補充が以前より易化した。本学の特徴だった選択肢の語彙レベルの高さが、19年度はかなり標準的なレベルになり解答しやすくなった。対策としては標準的な文法問題集と正誤問題集を終わらせ、単語帳を最後まで覚える。マーク式の内容一致と内容真偽のみの長文問題集と、大問3に備え本学の過去問や東海大の和訳と英作文を演習するとよい。

数学

19年度は典型問題ほぼそのままの問題が並んだ。例年、試験時間の割に問題数が少なく難易度も高くないので高得点が求められる。定積分の計算、場合の数、確率、図形と方程式が頻出。積分や場合の数、確率を中心に参考書の例題を素早く確実に解けるように繰り返し練習するとよい。答のみを記入する形式で、解きやすい問題が多いので計算ミスは致命傷となる。解法がわかっているものは何度も見直し確実に得点すること。

化学

大問4題。19年度の大問1は理論の小問形式だった。基本~標準レベルの問題なので、どの問題でも正確な解答を求められていた。また論述問題の出題も続いていた。例年、高分子分野が出題されることが多かったが、19年度では出題がなかったため、今後注意をしておこう。対策として、化学の理論分野、無機分野を広く攻略した上で、これまで出題の少なかった中和滴定や熱化学方程式の計算問題などにも注意しておこう。

生物

大問4題構成。18年度に比べて難易度はやや易化しており、複雑な計算もない。基本をしっかり勉強した受験生にとっては解きやすい問題だった。大問4は雄と雌で組換え価が異なる遺伝の問題だが、誘導もわかりやすく、初見の受験生でもすぐに解ける内容ではないか。本学は文字の入った遺伝の計算問題が過去にも多く出題されているため、過去問を解いて文字計算に慣れること。また基本的な用語や典型的な知識問題が出題されるので、教科書などでしっかり理解し、正確にアウトプットできることが必要となる。

物理

例年、力学と電磁気は必ず出題され、残り1題は熱か波動のどちらか。典型解法で解ける問題が多いので、丁寧に解いて高得点を目指したい。過去にはグラフを描かせる問題や、理由を含めて解答させる問題も出題されている。さらにはSI国際単位系による単位の記述を要求する設問が多く、過去問で慣れておく必要がある。18年度は原子が出題範囲外だった。


福岡大学医学部

2020-03-06 | 日記

英語

大問3が不適切なものを選択する形式から適切なものを選ぶ形式に戻り易化した。それ以外は例年通りで、全体的な難易度に大きな変化はなかった。差がつきやすい大問1は標準的な英文解釈問題集と久留米大医学部や東海大医学部の過去問などを利用して十分練習しておきたい。大問2の読解は700語程度の英文を内容理解に重点を置き演習する。残りはオールインワン問題集の演習で十分対応できるが、語句整序は難問が出題されることもあるので注意。

数学

大問1、2の小問集合は幅広い分野から出題され、データの分析は頻出。難問というほどのものはないが、典型解法にあてはめるだけというものでもない。きちんと学習していないと得点しづらい問題が多い。大問3の記述問題は例年、数Ⅲの微積分の問題で基本的な問題が多い。これを丁寧に計算して完答できるかどうかが合否を左右する。19年度の問題は計算量がかなり減っていた。標準的な問題を確実に素早く解く練習をするとよいだろう。

化学

大問4題。選択形式の設問が多く、基本~標準レベルで出題されていた。大問2のコバルト(Ⅲ)錯塩に慣れていない受験生が多かっただろうが、各設問に丁寧に取り組めば難しい問題ではなかった。例年、理論分野では電気化学、溶液の性質、化学平衡のいずれかから出題されている。計算問題では単位に気をつけよう。年度により人名や高い知識力が必要となることがあるため、参考書や図説を活用して化学物質の構造や機能、科学者名などの細かい知識を身につけておくとよい。

生物

大問5題構成。18年度に比べて難易度は変化していない。基本的な問題から幅広く知識を問う問題で構成されている。大問4の免疫ではやや詳しい用語を聞かれているが、医学部入試では頻出の用語であるため解けた生徒も多かっただろう。本学は例年、必ず恒常性や効果器・神経・受容器関連から出題されている。しかし、植物や進化系統など広い範囲からも出題されるため、すべての分野において基本的な生物用語を書ける力を養うことが必要である。

物理

大問3題構成。例年大問1、2は空所補充式の選択、大問3は記述形式。例年、力学と電磁気は出題され、残り1題は熱か波動のいずれか。大問1、2の空所補充は誘導に乗ることが求められるため、過去問で慣れておいた方がよい。標準レベルの設問が多いが、全体的にみると17年以降は難化傾向にある。過去問を解く際には、時間配分の他に解答順序を考えておく必要がある。


川崎医科大学

2020-03-05 | 日記

英語

大問3で18年度に出題された段落補充が消え、大問4の語数が大幅に増えた。大問1、3は標準的。大問2は一見普通の問題に見えるが、かなりの難問だ。大問4も読解量が多く内容も容易ではない。そのため基本をしっかり理解して、それを土台にした応用力がないと高得点は狙えない。文法語法と語句整序は標準的な問題集で土台を作り、発展レベルまで演習する。読解もセンター試験レベルから始め、本学の過去問を徹底演習すること。

数学

大幅に易化した18年度と同様に、19年度も標準的な問題が並んだ。典型問題そのままの問題が多い年もあれば、誘導に従い典型問題の考え方を組み合わせて解く総合的な問題が出題される年もあり、年度によって難易度の差が大きい。難問ではないが、誘導に乗りにくいものもあり、高い順応性も要求されている。大問2のように相当量の計算が必要な問題もあり、正確な計算力も求められている。なお、マークの形式が独特なので注意が必要。

化学

大問3題。大問1、2は基本レベルで構成されていたが、大問3のリボヌクレオチドの構造に関する問題がやや解きにくかった。例年、取り組みやすい小問が多く出題されるため、ケアレスミスに気をつけて得点を重ねていく必要がある。単位換算やグラフ問題にも強くなっておこう。長文問題ではキーワードを把握して、問われている内容を正確に把握できるようにする。小問数が多いため、解答時間を意識しながら本学過去問やセンター試験の過去問などで演習をしておくとよい。

生物

16年度から大問3題構成が続いている。18年度は大問2が小問集合的な問題で、残りの大問2題はテーマ別の問題だったが、19年度は17年度と同じく大問3題とも小問集合的な問題になった。難しくはないが、データ処理が必要な考察問題も出題されている。また、18年度は出題されていなかった計算問題が復活した。毎年小問集合的な問題があり、幅広い範囲から出題されるので、苦手な分野を作らないようにすること。各分野の標準的な問題を素早く確実に解けるようにする必要がある。

物理

出題形式は変わらないが、大問数が6から4へ減少した。標準的な問題が多いため、取りこぼしをしないことが重要となってくる。よってどの分野が出題されても初歩的なミスをしないように対策をしておきたい。19年度は原子の出題はなかったが、17、18年度には出題されているため知識分野も含めて対策をしておきたい。18年度は数年ぶりに、数列の考え方を用いて解く問題が出題された。


聖マリアンナ医科大学

2020-03-04 | 日記

英語

大問が5題から4題へ減少したが、大問1の記述解答量が18年度より増加したため時間的余裕はなくなった。本学の特徴である内容説明は19年度は制限字数がなかったため、国公立2次対策問題集を使い、制限字数を考慮せず該当箇所をまとめ模範解答例に近づける練習をする。大問3、4対策としては、文法問題集を1冊完成させよう。過去には熟語が多く出題されたこともあったので熟語帳も1冊仕上げておく。毎年出題内容が変わるため過去に出題された形式には十分慣れておくこと。

数学

16年度から大問4は証明問題となっており、整数に関する難度の高い問題が多いため、大問1から3までを確実に得点することが重要。大問2に他大学ではあまり見かけない形式や範囲の問題も出題されることがあるが、決して難問ではない。解ける問題から確実に解いていくとよいだろう。過去には数値計算などで計算が煩雑な問題が出題されたこともあるので、十分な計算力も養う必要がある。なお、データの分析は頻出で大問として出題されたこともある。

化学

大問3題。19年度は1~3行の論述が5つの設問で出題され、18年度より論述量がやや増加した。大問1は、計算やグラフ記載を含む問題だったが平易。大問2、3はともに有機からの出題だった。日頃から化学用語や現象の定義、化学反応式、物質の構造、生命科学につながる知識を学んでおこう。解答時間に余裕があるので、設問をよく読んで解答すればかなり得点できると考えられる。ただし、ケアレスミスには気をつけておこう。

生物

16年度以降、大問3題構成が続いている。他大学に比べ試験時間が長いので、考察問題や論述問題、計算問題など時間のかかる問題をじっくり考えることができる。論述問題や計算問題については、典型的なものが一通り解けるように練習し、実験考察問題もある程度解き慣れておくようにする。知識問題については、標準的な問題集を使って、基本事項の取りこぼしがないように十分演習を積んでおくこと。また、描図問題がほぼ毎年出題されている。

物理

例年通り大問5題構成。大問1は空所補充形式の小問集合で、残りの大問は力学、電磁気、波動、熱からの出題だった。また、14年度以前は解答のみを書かせるもの、解答の過程まで要求されるもの、グラフの描図、論述と様々な解答形式の問題があったが、近年は解答を簡潔に示すものと解答だけを書かせる形式が多い。難易度は標準レベルの問題が多いが、小問集合では現象名、公式名など、暗記事項が出題されたこともあるので、対策をしておきたい。