国公私立・医学部、薬学部、看護学部の攻略法 (さくら教育研究所)(SKREDU)

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帝京大学医学部

2020-02-14 | 日記

英語

文法1題と読解3題だが、3題中1題は内容真偽のみの出題で、他の2題も読みやすい内容となっているため制限時間内で十分に解答できる。読解は医療に関係した内容が中心。19年度は内容に関する問いが多かったが、例年長文中でも語彙や文法の知識を問われる設問が多いため注意しておきたい。対策としてはまず医療系の英語長文に慣れること。次に標準から発展レベルまでの文法問題を演習する。さらに整序作文と正誤問題の出題率が高いので、特化した問題集の演習は必須。

数学

16年度まで選択問題があったが、17年度以降は全問必須問題となった。出題範囲は数Ⅰ・A・Ⅱ・Bでデータの分析以外の幅広い分野から出題されている。基本的な問題が中心だが、過去には思考力が必要な問題が出題されたこともある。結果のみを記入する方式なので、計算ミスは致命的。典型的な問題の解法は瞬時に浮かぶように練習しておくとともに、迅速かつ正確に計算する訓練も必要だ。他教科との時間配分も重要なカギになるだろう。

化学

大問4題。19年度は大問4の問題量が多かったため、時間配分を気にする必要があった。計算問題では問題によって有効数字の指数表記が異なる。選択問題の解答では、五十音順で答えたり、該当しない場合に×を記入したりする。ネルンストの式など細かい知識を問われることもある。対策として、計算力の強化と化学的現象の把握が重要。科学者名、高分子の出題に気をつけておこう。過去の問題に良問が多いので、しっかり取り組んで形式にも慣れておくとよい。

生物

18年度同様、4題全問必須。免疫に関する分野は例年頻出。電気泳動と他のバイオテクノロジーの実験の融合問題が19年度も出題。教科書の内容の完全理解と定着後、標準レベルの問題集で演習する。また16年度以降の過去問や他の大学の過去問からの電気泳動の類題演習(DNAのみならずタンパク質の電気泳動も)、兵庫医科大や金沢医科大の過去問で正誤問題対策、数十字の記述問題の演習を要する。生態系や進化・分類の分野も油断せずに。

物理

以前は大問5題中4題を選択して解答する形式が続いていたが、ここ数年は大問4題必須となった。16年度以降は、力学と原子からの出題が多い。解答を書かせるだけの問題が中心で、論述や描図問題の出題は見られない。基本~標準レベルの問題が多いが、年度によっては、やや難度が高い問題も見られる。また、出題内容が重なることが少ない傾向にあるため、初日、2日目、3日目と進むにつれ、出題内容の予想が立てやすい。


昭和大学医学部

2020-02-14 | 日記

英語

18年度は大問5題だったが、英単語の空所補充が語句整序と誤り指摘へ変更され大問6題になった。しかし大問すべてが標準レベルで長文問題が1題しかないため、50~60分あれば解答できる。大問1~5は標準的ではあるが、入試レベルの発音・文法・語法・熟語・慣用句が正確に理解できていないと高得点は取れない。長文対策としては700語程度の科学医療系の長文を精読し、内容把握に重点を置く。特に内容説明は字数も多いので事前に練習しておく必要がある。

数学

すべて結果のみを答える問題。問題量も計算量も少なめなので高得点が求められる。小問は基本的な問題が中心だが、幅広い分野から出題されているので、全範囲にわたって穴のない学習が必要となる。難問を解くよりも、典型問題を迅速かつ確実に得点することが要求されている。英語との時間配分も重要な要素。例年、期待値が出題されているので注意したい。

化学

大問4題。19年度は、馴染みのない生体内代謝物質に関する出題があったが、内容を把握することで解答できた。また多段階の電離平衡や結晶格子に関する問題も出題されており、ともに本学の頻出分野。理論の計算問題で構成される小問集合も18年度から続いている。対策としては計算問題に素早く対処できるように演習を重ねていこう。また日頃から生命化学系の物質についても強く関心を持ち、詳しい参考書などで深い知識を得ておくとよいだろう。

生物

18年度同様に大問4題構成。図の描写問題が目立っていた。日頃から教科書の図もしっかり読んで知識としていたかが、合格点獲得のカギになったと思われる。教科書の内容の完全理解・定着と並行した、資料集の読み込みによる細かい知識の習得も怠らず、標準的なレベルの問題集の演習、数十字の論述の問題対策と描図問題の対策が必要。

物理

思考力を要するあまり見慣れない問題と、典型標準問題が混在している。典型問題から解答していき、確実に得点を稼いでいくこと。また、大問1は近年出題が続いている微積分を用いた物理現象の解析で、標準レベルの問題集を解くだけではこの手の問題には対応できない。過去問等を用いて、しっかりと問題文を読み、誘導に乗って解答をする訓練を積んでおきたい。


自治医科大学

2020-02-14 | 日記

英語

長文3題でマークのみの出題形式は例年通り。長文内容は医療科学系に限らず、様々な分野から出題される。今年度も全体的な内容を問う問題が少なく、主に同意語選択と下線部の内容説明が中心のため解答しやすい。その他、語句整序や空所補充も頻出。対策としては、様々な分野の500語程度の長文問題を演習し、登場したやや難解な語句や表現を文脈から推測する。最後に過去問を使って出題形式に慣れ、時間配分を考えておくことが求められる。

数学

18年度までは25題すべて小問であったが、19年度は21~25が大問扱いとなった。ほぼすべての分野から出題され、問1~20は答がすべて1桁の整数となるように作られている。問21~25は選択肢から適当なものを選ぶ形式。教科書レベルの基本的な問題が中心で、わずかな時間で解答できる問題が多いので、確実に解ける問題から解いていくなど、要領よく処理する必要がある。教科書傍用問題集などで短時間に多くの問題を解く練習をするとよい。

化学

例年同様、小問集合25問構成。新形式として、共通の文章や図を用いる小問が数問出題された。理科1科目あたりの解答時間が私立大医学部で最短の40分であり、正誤問題の出題が多い。10題前後が有機・高分子分野である。対策には、解答スピードを上げるために一問一答形式の問題集を活用したり、典型的な計算練習を繰り返したりしておくとよい。出題形式に特徴があるため、本学の過去問を用いて、実際の時間配分を考えながら対策を重ねていこう。

生物

25問の小問で構成。生物基礎・生物の全分野から出題されている。19年度から、小問5題からなる実験問題の大問1題が出題された。教科書の内容を理解、定着させた上で、標準レベルの問題演習を行う。過去問演習では、問題形式の慣れと時間配分を考慮した演習をする。間違えたら教科書に戻り正確な知識の定着を図る。川崎医科大、金沢医科大の過去問や、兵庫医科大の正誤問題、埼玉医科大の最後の知識問題で知識の定着を図るのもよい。

物理

例年通り小問25題構成である。センター試験レベルの問題が多くを占めるが、試験時間に対して問題量が多いため、時間的余裕はない。16年度以降は、原子分野を含めた物理基礎と物理の全分野から出題されている。基本的な問題が多いが、中には時間のかかる数値計算など、手間取る問題も見られる。センター試験(本試・追試)の過去問などを用いて、手際よく計算を処理する練習を行い、満点近い点数を獲得する訓練を積んでおいてほしい。


国際医療福祉大学医学部

2020-02-14 | 日記

英語

18年度からの変更点はない。文法と英作文は標準的ではあるが、難しいものも数題ある。長文中の誤り指摘は文法語法の誤りだけではなく、文意に合わないものも選択しなくてはならないため難しい。読解は分量は多いが、設問が易しいため難しい印象はない。文法、整序作文、誤り指摘はそれぞれ特化した問題集に取り組み、細部までしっかり理解すること。読解は語彙力を高め、機能語を意識して論理的に読む習慣をつけ、800語程度の英文を20~25分程度で解答するよう心がける。

数学

大幅に難化した18年度に比べ、19年度は易化した。数A(場合の数・確率)、数B(ベクトル、数列)、数Ⅲ(微積分)を中心に出題される。大問では基本事項の問題から始まり、後半は難しくなり計算量も多い。典型解法で対応できるものばかりなので、解法は瞬時に出てくるようにしておき、計算時間を確保する必要がある。日頃から面倒がらずに計算に取り組んでおこう。難関国公立大レベルの問題で練習しておくこと。

化学

大問4題。19年度はマーク数が61もあり問題量が多いため、時間の余裕がない。小問集合では、5問が正答、3問が誤答を選択させる問題だった。狭心症薬、抗凝固薬など薬理的な物質の出題が目立った。本学の過去問でしっかり出題形式と時間配分を把握した上で、知識問題対策として、図説や参考書などを活用して幅広く習得しておく。また計算問題の対策には難関国公立大レベルの問題に取り組んで、粘り強い計算力を身につけておくとよい。

生物

18年度とは異なり、植物の環境応答という医学部では出題頻度が高くない分野から出題された。対策として教科書の内容(発展や参考、コラムの内容も含む)の完全理解と定着を最優先に行うことが肝心。その後に標準的な問題集で演習を行うこと。その際、問題のリード文を丁寧に読み、理解することが考察問題の対策になる。また、医学部頻出の分野以外に生態系の内容なども手を抜かず勉強すること。

物理

各分野とも基礎~応用レベルの問題で構成されている。大問2~大問5までは各分野から1題ずつ出題されている。よく見かける事例のようでありながら、設問に工夫がなされており、最適な解法を見抜き手際よく計算しないと時間内に解き切れない。過去問を利用して、解きやすい問題から取りかかるなど、時間配分を意識した演習をしておきたい。また、難関国公立大レベルの問題集によって、誘導に乗って解答する訓練をし、多くの事例問題の処理に慣れておくこと。


東北医科薬科大学

2020-02-14 | 日記

英語

大問4が誤り指摘から同意語選択へ変更され、熟語や慣用句が多く出題された。その他は18年度と大きな変化はないが、全体的にはやや易化した。それでもこれだけの分量を70分で解答するのは容易ではない。長文対策としては医療科学系の長文を読み、内容真偽中心の設問を演習する。長文中には空所補充や同意語選択など知識系の問題も出題され、大問3以降は文法と英作文があるため、単語・熟語・文法などの標準的な問題集を演習しておく必要がある。その際は熟語・動詞の語法に重点を置く。

数学

空間、場合の数・確率、数Ⅲと大きく括ると出題範囲は18年度と同じだが、内容は大きく異なる。18年度は数Ⅲの微積分が多く出題されていたが、19年度は1問だけ。過去の出題範囲にとらわれず多くの大学で頻出の内容を学習しておくべきである。大問3は計算量も多いので、典型問題の解法がすぐに頭に浮かぶようにしておくとともに、正確かつ迅速な計算ができるよう練習しておくことも重要。過去問も4年分とまだ少ないので、基本的な解法を習得した後、同じ誘導形式の他大学の過去問で練習するとよい。

化学

大問4題。19年度も各大問に長めの問題文があり、空所補充、正文選択、計算問題が多かった。科学者名、物質名がやや易化し、標準問題から構成されていたが、短時間で内容を把握する必要があった。対策としては、教科書や基礎的な参考書で化学現象の文章読解力をつけて、標準レベルの問題集をこなしておくとよい。無機、有機では物質の性質や反応経路をマスターした上で、計算問題にも対応しておこう。正文選択問題には私立大医学部の過去問を活用して、しっかり対策を進めておこう。

生物

18年度同様の大問3題のマーク式の出題。第1問、第2問に比べ第3問の占める割合が大きいのも同様。知識問題は素早く解き、第3問にありがちな実験考察問題に時間をかけたい。ゲノム編集という最近の話題が出題されたので、教科書の内容の完全理解と定着(コラムや参考までの内容)の上で、標準的な問題集で演習し、遺伝の計算問題や遺伝子に関連した実験の問題は、一層念入りに演習する必要がある。

物理

入試4年目であり力学と電磁気は必須。熱と波動が隔年。大問は3題だが設問数は多い。大問3は、高校物理の範囲を超えた内容だったが、丁寧に誘導に乗ればそれほど難しくはない。この大問のように、見慣れない問題が出題されても慌てることなく、落ち着いて誘導に乗ることを心がけたい。また、解法は標準的でも問題数が多く素早い計算を要するので、標準より少し上のレベルの問題集を解いて数式処理に慣れておきたい。