国公私立・医学部、薬学部、看護学部の攻略法 (さくら教育研究所)(SKREDU)

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産業医科大学医学部

2020-02-13 | 日記

英語

18年度と比べて設問形式・難易度ともに大きな変化はない。3題ある読解問題は、1題が単語の空所補充のみの出題で、残りの2題は内容中心の出題。英文自体は比較的読みやすいが、100語程度の内容説明や英文和訳が出題されるので、国公立大の過去問や英文解釈の問題集を利用して、記述解答の作成を十分練習しておくこと。100語程度の自由英作文も出題されるので、自分が書きやすい形式を確立させ、過去問等で定期的に練習しておくとよい。

数学

大問1、2は小問集合で幅広い範囲から基本的な問題が出題されている。数Ⅲでは誘導なしでは難しい問題や計算が面倒な問題も含まれていることが多い。定積分の計算はこれまでもよく出題されている。問題演習に取り組む際に計算を工夫したり、別解を考えたりするなどして計算力・思考力を養っておくとよいだろう。分量が多めなので全ての問題を解こうとせず、解ける問題から確実に解く姿勢も必要だ。

化学

大問4題。19年度は、溶解度積の出題があり、小問集合が出題されなかった点で、18年度と同様だった。基本~標準レベルの解きやすい問題が多く、計算問題も重視されていた。例年、計算問題、化学反応式、簡潔な理由説明の論述問題が出題されている。問題数とレベルを考えると時間にやや余裕があるため、正確な解答を心がけよう。標準的な問題集を通して弱点分野をしっかり押さえた上で、本学の過去問を解いて、出題形式を把握しておくとよい。

生物

大問4題。18年度に比べて典型問題が増加したため、若干ではあるが取り組みやすくなっている。しかし、2教科で100分という短い時間内にすべてを解ききるのは難しい。日頃から図説のコラムなどにも目を通し、東京医科歯科大・滋賀医科大などの国公立大で過去数年に扱われた人体に関する新しい題材を演習すると、本番でも取り組みやすいだろう。また短時間で文章をまとめる力が必要なので、問題集などを用いて自ら文章を書き、添削を受けるとよい。

物理

ここ数年出題されていない熱分野では、気体のエントロピーを扱うなど意欲的で難しい設問があった。さらに力学・電磁気ともに事例・設問に高度なものが多く、2科目100分の試験時間内に完答することは難しい。基本解法で解ける問題を見極めて解答し、合格点を確保したい。出題分野は年度によって偏りがあり、事前の予測は難しいので、波動・原子も対策を怠らないこと。


金沢医科大学

2020-02-13 | 日記

英語

18年度まで大問1で出題されていた文法問題がなくなり、すべて読解問題になった。その他は例年通り。60分で長文4題を解答するにはスピードが求められる。長文中の設問は文法事項や発音・アクセントを問う問題が多いので、読解問題集だけではなく、オールインワン系の文法問題集をしっかり仕上げること。例年医療・科学系の長文が多く、その分野の内容の英文に慣れておく必要がある。その際には指示語の内容確認と語句や文法語法を意識する。

数学

大問1に4年連続で出題されている確率は、数え上げる問題が多い。大問4も3年連続で数Ⅲの微積分(接線、法線、極値、変曲点、面積)が出題されている。問題の難度は高くなく計算量も多くないが、ゆっくり解法を考えている時間はない。易しめの問題集で解法が瞬時に浮かぶようになるまで、反復練習をするとよいだろう。図形が絡んだ問題も多く出題されているため苦手な人は初等幾何、三角比、座標、ベクトル、複素数平面などの分野を超えた総合的な練習が必要。高得点が求められる。

化学

小問集合13問。19年度は解きやすい問題が増加したが、問題数が多かったため、解答スピードは必要だった。有効数字、探求課題の出題が目新しい。例年同様、答えを「すべて」選ぶ問題、正誤の組み合わせ問題があった。理論・無機では、物質の性質、溶液の調製、実験操作に関する問題、有機では構造決定の出題が多い。平均点は高めと考えられるので、ケアレスミスを防いで解答できるように正確な知識と計算力をつけて、過去問で形式と時間配分に慣れておこう。

生物

大問3題構成。例年通り小問集合が多くを占める。基本的な知識を問うものばかりだが、出題範囲に偏りが全くないため、苦手分野を作らないことが重要。毎年、数問は計算問題やグラフ読解問題が出題されるが、典型問題ばかりだ。19年度は大問3でライオニゼーションが出題されていたが、本文を読めば知識がなくとも解けるものだった。合格のためには、全分野の基本事項を抜けなくしっかり理解すること、本学や川崎医科大などの過去問を演習して知識の定着を図ってほしい。

物理

19年度も大問4題構成だったが、毎年のように出題されていた電磁気からの出題がなかった。例年、基本~標準レベルの問題が多いが、19年度は、受験生に馴染みのない放射線の測定単位や素粒子が出題され、戸惑った受験生もいたかもしれない。また、年度によっては解答の方針が立てづらい問題も出題されている。そのような際には、マーク式の特徴を生かして、解答欄の形から逆算して解答の方針を立てるなど工夫するとよい。