うたのっこ     

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                                         Moutains Mama

農業のゆくえ

2010-09-08 22:22:49 | 農業園芸・野菜果物

今日は一日何をしても気分が乗らない。
昨日打合せの後は何を思ってか携帯をコンクリートの上に落とすほど注意力がゼロ。
夜を徹して仕事をするとそうなると分かっていても
目に見えない追いかけて来るものがあり,必至で逃げている。
で,来週のホテルの予約を入れるとネット格安申し込みは満室,電話予約となった。
朝食付き一泊3600円,新幹線を利用する金もなく,まあ何と申しましょうか・・・。

棚田の写真を見ると腰を曲げて鎌で裾刈をする風景などノスタルジーな思いがしてくるが
もう10日もすればくたばってもおかしくない農繁期という稲刈りが待っていて僕も同じように鎌で刈る。
台風で風が吹いて稲が倒れていたら鎌で刈る量が嫌という程増えるので,今ホッとしている。

さて,朝刊に農業人口75万人減という記事を読んだ。
高齢化が原因で平均年齢65歳超だそうだ。
大規模農業など食用自給率のUPに生産効率のUP。
草刈作業,鳥獣の被害が少ない,水利などできるだけ人件費のかからない平地に多量の農薬を使い安い商品を提供する。

直売所では良く見かけていた人がいなくなり、かといって若い人が入れ替わっていない。
かって直売所で代表する野菜は見かけは良くないが量が多くて安いということで繁盛した。
今はスーパーなど変わらない価格となっていることが多い。

僕も直売所に出荷しているが「高い!とか直売所の印象が悪くなる」など言われる。
どこかのコマーシャルにあったが「安いが一番」なのだ。

僕の田舎も中山間地。
いままでブログに書いているがもうひたすら報酬ゼロの草刈の日々なのだ。
生産効率の向上などどんなに逆立ちしてもあり得ない。
棚田も稲刈りの後は草刈だ。
補助金が支給される棚田保全区域でさえ耕作放棄となっている。

書きたいことはいっぱいあるがこれだけは書き残しておきたい。
耕作放棄での針葉樹の植林だけは,もう今以上絶対増やして欲しくない。


猛暑で昼休みをするコンバイン, どうして回らないのか水車小屋(こんな夏こそ回って欲しい), フレンドリーに寄って来てくれたコブハクチョウ 以上美咲町の風景でした。

   


コメント (2)
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