5月26日 東京日比谷野外音楽堂
~エレファントカシマシライブ~
~ライブレポ、セットリストは他のサイトでたくさん見る事ができるので省略~
不思議な事だが、私だけではなかったようだ。
ファンのほとんどの人に共通している現象…。
みやじが声を限りに、懸命に歌っている所を見ると、涙がこぼれる、と言う。
なんだろね、まったく。嫌になるよ。
特に悲しい歌を歌っているわけでもないのにね…。
そうだなぁ、幼稚園くらいの子供が、小さな体で一生懸命走ったり、
歌ったりする姿を見て、なんだか知らないけど
泣けてくる状態と、かなり近いのがある。
その原因を探るとすれば、おおかたそういった無垢な魂を、
少なからずみやじが持ち続けているからだろう。
「それだから、走るのだ。信じられているから走るのだ。
間に合う、間に合わぬは問題ではないのだ。
人の命も問題ではないのだ。
私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいもののために走っているのだ。」
太宰治「走れメロス」より
みやじは太宰も好きらしい。
いや「自分ほど太宰を理解している奴はいない」とまで
彼が発言しているので、相当太宰に傾倒してたみたい。
かくいう私は、中学の時にあまりに影響を受けたせいで、
しばらく太宰を読む事ができなかった。
今、大人になってやっとぽつぽつ読み返しているけど、
もう精神的には大丈夫。客観的に読めます(^-^)。
それに、当たり前だけど、太宰はやっぱり文章上手すぎて
憎いくらいですねぇ。(>。<)ニク~イ
太宰の他に、私がみやじを見て思い浮かべるのが
セルバンテスの「ドン・キホーテ」。
勝てるはずのない巨大な敵と戦い、
叶わぬ事のない恋をして、見果てぬ夢を追い続ける。
まあ、みやじなら恋は叶うか…(--;)
ああ、なんという人間のぶざまで滑稽で、そして悲しくも美しき姿よ。
全身全霊をかけて命を使い尽くす姿よ。
そういった、おかしくも真剣な姿が、なぜかしら私達を感動させるのだ。
かのドストエフスキーにも
セルバンテスのドン・キホーテを
「人間の魂の最も深い、最も不思議な一面が、
人の心の洞察者である偉大な詩人によって、
ここに見事にえぐり出されている」
「人類の天才によって作られたあらゆる書物の中で、
最も偉大で最ももの悲しいこの書物」
(どちらも、ちくま学芸文庫 小沼文彦訳より引用)と言わしめたらしい。
ドン・キホーテWikipediaより↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%86
…この感覚が「わかる」ってヒト、ええ、そこの貴方、貴女…。
もし、私が言いたい事が心の底から「わかる」って言うヒトがいたとしたら…
…かなりご世間一般の世界で、生きていくのが辛いヒトでしょうね…。
…あなたも、私も、かなり痛いヒトです(笑)。
~エレファントカシマシライブ~
~ライブレポ、セットリストは他のサイトでたくさん見る事ができるので省略~
不思議な事だが、私だけではなかったようだ。
ファンのほとんどの人に共通している現象…。
みやじが声を限りに、懸命に歌っている所を見ると、涙がこぼれる、と言う。
なんだろね、まったく。嫌になるよ。
特に悲しい歌を歌っているわけでもないのにね…。
そうだなぁ、幼稚園くらいの子供が、小さな体で一生懸命走ったり、
歌ったりする姿を見て、なんだか知らないけど
泣けてくる状態と、かなり近いのがある。
その原因を探るとすれば、おおかたそういった無垢な魂を、
少なからずみやじが持ち続けているからだろう。
「それだから、走るのだ。信じられているから走るのだ。
間に合う、間に合わぬは問題ではないのだ。
人の命も問題ではないのだ。
私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいもののために走っているのだ。」
太宰治「走れメロス」より
みやじは太宰も好きらしい。
いや「自分ほど太宰を理解している奴はいない」とまで
彼が発言しているので、相当太宰に傾倒してたみたい。
かくいう私は、中学の時にあまりに影響を受けたせいで、
しばらく太宰を読む事ができなかった。
今、大人になってやっとぽつぽつ読み返しているけど、
もう精神的には大丈夫。客観的に読めます(^-^)。
それに、当たり前だけど、太宰はやっぱり文章上手すぎて
憎いくらいですねぇ。(>。<)ニク~イ
太宰の他に、私がみやじを見て思い浮かべるのが
セルバンテスの「ドン・キホーテ」。
勝てるはずのない巨大な敵と戦い、
叶わぬ事のない恋をして、見果てぬ夢を追い続ける。
まあ、みやじなら恋は叶うか…(--;)
ああ、なんという人間のぶざまで滑稽で、そして悲しくも美しき姿よ。
全身全霊をかけて命を使い尽くす姿よ。
そういった、おかしくも真剣な姿が、なぜかしら私達を感動させるのだ。
かのドストエフスキーにも
セルバンテスのドン・キホーテを
「人間の魂の最も深い、最も不思議な一面が、
人の心の洞察者である偉大な詩人によって、
ここに見事にえぐり出されている」
「人類の天才によって作られたあらゆる書物の中で、
最も偉大で最ももの悲しいこの書物」
(どちらも、ちくま学芸文庫 小沼文彦訳より引用)と言わしめたらしい。
ドン・キホーテWikipediaより↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%86
…この感覚が「わかる」ってヒト、ええ、そこの貴方、貴女…。
もし、私が言いたい事が心の底から「わかる」って言うヒトがいたとしたら…
…かなりご世間一般の世界で、生きていくのが辛いヒトでしょうね…。
…あなたも、私も、かなり痛いヒトです(笑)。