昼の麗江古城
麗江古城で歌い踊るナシ族の女性
麗江古城を入ってすぐの広場でも、ナシ族の歌舞を見た。
両手をつないで『相手のいない箪笥長持ち』のような踊りの歌舞は有名らしく、麗江の色々な場所で見ることができた。
ここ麗江古城でも踊りの輪の中に入っておどり歌うことは可能。
ただ中国北部からの観光客や諸外国のカメラマニアの方があまりにも多いため、歌舞に参加するとじゃまになりそうなの止める。『人間あきらめが肝心』と心に言い聞かせる。
古城を入って土産物屋や飲食店の付近は比較的新しい。
麗江は1996年M7.0の震災で甚大な被害を受け、再建されたようだ。
古城の中に進み登ってゆくにつれ、昔ながらの落ち着いた町並みの表情を現す。
上には糸杉のきれいな麗江獅子山公園がある。
入園料一人十五元。
中に入ってしばらく歩いたが、糸杉ばかりが続く。
時間や距離などの先が見えない、一人として人に出会わないという二つの理由で途中で断念。
夫は最後まで行きたかったようだが、今回はあきらめてもらう。
しめてて三十元のパァ。
私たちは町並みを楽しみながら、ゆっくりとしたに向かった。
しっかりとした美しい石畳と木で作られた家並み、屋根やその組方が美しい。
形が面白いのでガイドに問うてみると、屋根の形は鳥を表し、屋根から正面に垂れ下がる魚の形の木は水を表していると教えてくれた。
屋根の上には可愛らしい形の陶器の猫が的を眺めている。
街の方々の看板には可愛らしいトンパ文字。
ところどころにミロのようなトンパ独特の色付けのも文字とも絵とも考えられる額が飾られている。
可愛らしい形の陶器の猫の意味合いは定かではないが、この猫とトンパ文字はよく似合う。
麗江獅子山公園から二時間弱をかけてゆっくりと広場に着くと、写真の女性たちはまだおどり続けていた。
ご年配の女性も多く、少ししゃがれた声で歌われる平たい旋律が妙に心に残る。
とても美しい歌声(掛け声)だった・・・
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