37: 『近松全集 第十一巻』から「紙屋治兵衛 きいの国や小はる 心中天の網島」
『近松全集 第十一巻』から
「心中天の網島」 699 ー759
「心中天の網島」‘紙屋治兵衛 きいの国や小はる’ ‘中の巻’ ‘下の巻’ ‘名こりの橋づくし’を読む。
今回 気持ちの上で登場していただいた役者さんは
藤十郎さん
我當さん(少しだけ 家六さん)
翫雀さんと秀太郎さん
芝翫 さん(少しだけ 田之助さん)
芝居『河庄』部分は、‘紙屋治兵衛 きいの国や小はる’
出だしのことばあそびが面白く、おどけて何度も口に出す。
【さん上ばつからふんごろのつころちよつころふんごろで。………。………。】
上の調子でつづく面白いことばは、色町の遊び歌だったと岩波赤の註釈に書かれていた。
芝居『河庄』ではここに覚えが無いが、次回芝居『河庄』で出だしの義太夫に注意したい。
原作の「心中天の網島」は芝居に比べことばあそびが面白く、展開も早い。
そして芝居の『河庄』では別れて帰る前の紙屋治兵衛の心情や動きや表情などが原作よりも広がりを見せ、面白い。
原作は熟れており 近松門左衛門の素晴らしさを感じ、芝居は芝居のおかしみを感じ、両方良い。
それにしても女房も小はるも、せつない…。
最後の ‘名こりの橋づくし’ の最後
恐ろしくリアルな死
近松門左衛門は 心中を美化せず、死に際のえげつなさをも かききっている。
駄戯れ御失礼 御免あそばせ~
今回も簡単な記録だけで失礼いたします。
誰かが落語でもやっていた記憶が。^±^
上方の方でしたがね。^±^ノ
近松の曽根崎心中☆落語でですか…
上方の噺家さん…
落語はあまり知りませんが、曽根崎心中なら、その方がむいているのかもしれませんね^^
聞いてみたいです^^
落語って米朝さんも好きですし、江戸言葉に近い噺家さんも好きです。
笑天って好きですが、ここのところご無沙汰です
てくっぺさんにコメントをいただいて、落語をふたつ聞きました。
いっぱいユーチューブにあがっているのですね