乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

竜田川の紅葉 (2021、11/24  寂しい竜田川の晩秋)  千早ぶる 神代もきかず龍田川 からくれなゐに 水くくるとは

2021-11-25 | お出かけ

竜田川の紅葉 2021 11/24

 

 

 今年も見て参りました。

 竜田川の紅葉です。

 

 今年は、赤が薄かったり、茶色がかっていたり、緑が斑らであったりと云う具合の竜田川紅葉でした。

 また、竜田川の河川敷の工事が行われ、大幅に迂回しなければならず、原付バイクでは見所も半減。

 紅葉を楽しむ人々の姿は、ほとんどなし。

 寂しい竜田川の晩秋でした。

 

 

 

 

   千早ぶる 神代もきかず龍田川

   からくれなゐに 水くくるとは

 

『伊勢物語』が好きで業平様好きの私は、竜田川は好きな川の一つです。

 ただ、上の歌も、屏風を見て読んだことをご存知でない方も多くいらっしゃると聞きます。

 また、私のように業平様に酔いしれてイメージを膨らまして、観光地として実在する「業平道」に思いをはせる方々も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 日本の歌(短歌)は大変美しい文学の一つと感じています。

    千早ぶる 神代もきかず龍田川

    からくれなゐに 水くくるとは

 

 この歌の 「水くくる」と云う言葉がとても好きです。

 高校の古典の授業で、情景が広がる授業を展開していただきました。

  紅葉が川に落ちつなぎ合わされて流され、帯のように云々

だけではなく

  「水くくる

  川に浮かび流された紅葉の葉が、水面でくるくると舞ながら帯のように赤く続く

といったイメージを力説されていました。

 水面でくるくると舞ながら帯のように赤く続く情景は、リアルで、私の心にも染み入ります。

 

 上のようなことをうもいながら、竜田川の秋を楽しんでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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