また一人、重要な歌舞伎役者を無くした。
11月28日、心不全のため、中村吉右衛門さんが亡くなられたという。
御歳七十七歳。残念極まりない。
リモートでも歌舞伎らしい歌舞伎を能楽堂で配信されていた、品位を感じさせる中村吉右衛門さん。
中村吉右衛門『須磨浦』 4,9★/5 松貫四(まつ・かんし 中村吉右衛門)作・演出・出演 2020年
多くの演目が印象に残る 吉右衛門さん。
だが、今夜の私は『双蝶々曲輪日記』(ふたつちょうちょうくるわにっき)と『籠釣瓶花街酔醒』が無性に見たくなる。
また、、、一人、
大事な歌舞伎役者が減ってしまった、、
寂しさを噛みしめる極月の朔日。
中村吉右衛門さんご逝去
(松竹株式会社 歌舞伎美人https://www.kabuki-bito.jp/news/7196より 一部抜粋)
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歌舞伎俳優の二代目中村吉右衛門<なかむら きちえもん、本名:波野 辰次郎=なみの たつじろう>さんが、11月28日(日)午後6時43分、東京都内の病院でご逝去されました。77歳。謹んでご冥福をお祈りいたします。
八代目松本幸四郎(初代松本白鸚)の次男。のちに母方の祖父、初代中村吉右衛門の養子となる。昭和23(1948)年6月、東京劇場『御存俎板長兵衛』の長松ほかで中村萬之助を名のり初舞台。昭和41(1966)年10月帝国劇場『祇園祭礼信仰記 金閣寺』の此下東吉ほかで二代目中村吉右衛門を襲名。
『熊谷陣屋』熊谷直実
『仮名手本忠臣蔵』大星由良之助
『菅原伝授手習鑑』松王丸
『梶原平三誉石切』梶原平三
『一條大蔵譚』一條大蔵長成
『盛綱陣屋』佐々木盛綱
『俊寛』俊寛僧都
『籠釣瓶花街酔醒』佐野次郎左衛門
『天衣粉上野初花』河内山宗俊
『極付幡随院長兵衛』幡随院長兵衛
『勧進帳』武蔵坊弁慶
『楼門五三桐』石川五右衛門。
TBSニュース 1日 17時29分
1948年、4歳の時に初舞台を踏んだ吉右衛門さんは、歌舞伎界を代表する立役の一人として活躍。「勧進帳」武蔵坊弁慶など数々の当たり役を持ち、1966年に二代目中村吉右衛門を襲名。2011年には人間国宝に選ばれています。
今年3月、歌舞伎座での舞台に出演したあと東京・港区にあるホテルのレストランで倒れ、心肺停止の状態で病院に救急搬送。容体が心配されていました。
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