『恋の隠し方 兼好と「徒然草」』
「道」を説く徒然草にまじっていた朱い糸くず。知ってた?兼好が、愛の思い出を隠していたなんて!「徒然草」が大嫌いなあなたもハマリます。
光田和伸 著
青草書房
1600円
『現代語訳 徒然草』 嵐山 光三郎 (著) 岩波現代文庫の次に読んだのが、本書、『恋の隠し方 兼好と「徒然草」』
この本時代設定や背景がしっかると説明されており、徒然草知らずの私にイメージをもたせてくださいました。
特に印象深かったことを簡単に記録しておこうと思います。
☆ わざと章がバラバラに織り込まれている。
105-37-31-36-32-104-105-104-30-29 (恋に関する部分 最後が始めに来る)
1 (ここは最後に来る)
2(1)~30(10年ほど前に書かれている、文体が変化)
1は31以降の文体に類似
☆ 兼好は次に来る新しい時代を知らず亡くなった。(能楽など)
☆ 兼好は何不自由なく、大邸宅に暮らしていた。 (願望や志の徒然)
さぁ!これで、岩波を片手に、正徹筆の『徒然草』を楽しむことができそうだ^^v
今回も簡単な記録にて失礼いたします^^