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在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

列車に乗る寸前の 駅での盗難

2009-06-18 06:01:28 | もろもろ、つれづれ
レッチェからローマ行きの列車に乗り、バリの駅に着いた。
バリはプーリアの州都であり、大きな町である。

さて、列車がホームに入って、列車が停まった、と思った瞬間、3列前の窓側にいた男の人が突然、窓をかなりの力をこめて、どんどんと叩いた。
乗っていた人は少なかったし、大きな音が車内に響いて、みんな注目。
一瞬、何が起こったのか、と思ったが、次の瞬間には席を立ち、戸口へ向かい、「財布に気をつけろ!」と叫んでいた。
私が座っていた席は、ちょうど戸口の近くであったのだが、戸口が見えない方向を向いていた。
男の人の席からは、これから乗ろうとする人が良く見えたようだ。
戸口には、15人くらいの人がいたのだと思う。
その中に、東欧諸国の若者らしい、リュックを背負って、わざと前に両手で荷物を抱えた若者が、前方の人のバッグに手をかけた瞬間が見えたのだ。
「おれは見たぞ!」と叫び、「あいつだ、気をつけろ、みんな、財布があるか確認しろ」と、戸口で引き続き叫んでいた。

正義感の強い人である。
ローマで同じ光景を目にしたら、同じことをする人がいるかどうか、昨今では疑わしい。

それにしても、列車が入ってきて、あわてなくても良いのだが、なんとなく速く乗ろうと焦りたくなる心理をついてのこの手の泥棒は、かなり多いので、列車での旅をする人は気を付けてほしい。

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